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気づける人でいたい

いろんなことに気づける人でいたい、これも福祉を学ぶ理由のひとつなのかもしれません。
こんにちは!くつばこ+のせんです。せんのマガジンを見るとなんと今日で60本目。書き始めたときはそんな何十本も書けるかな…と思っていましたが、いつのまにかnoteを書くことが習慣になりました。自分の思いを誰かに知ってもらえる場があること、幸せなことだなと思います。読んでくださっているみなさん、ありがとうございます!

(今日のnoteは、今放送されている『ミステリと言う勿れ』の内容が出てきます。ネタバレを避けたい方はドラマを見てから読んでください。)

☆整くん(主人公)がいつも思うこと

昨日放送された7話の最後に、こんなシーンがありました。

整「僕は教師になりたい」
陸「昔いじめられていたときに教師が通ったが、一緒に遊んでいると思われて、手を振りながら通り過ぎた。翌日みんなの前で、『この子達は“カエルくん”(陸をバカにした言い方)と一緒に遊んであげて優しくていい子たちだ。拍手!』と言った。先生なんてそんなもん。なにも見えてない。」

整「その先生はみんなと一緒にあなたをカエルと呼んだ時点でダメです。
僕はいつもいろんなことに気づきたいと思っています。僕のクラスに陸さんがいたら、家や学校でなにが起きているか、必ず気づくと思います。異変に絶対に気づきます。」

そしてこのあと、「気づくためにたくさん勉強します」と口にしています。

☆SOSに気づきたい

せんも日々、いろんなことに気づける人でいたいと思っています。誰かからSOSがあったとき、そのSOSを見逃さないように。それがSOSだと気づけるように。
前に妹から、「どうして大学の専攻に福祉を選んだの?」と言われたことがあります。これを言われたのは、ちょうどオンラインで児童虐待関連の授業を受けたすぐ後で、実際にあった死亡事例のケース検討を考えているときでした。その資料を見ながら、「なんで姉はこんなに自分がしんどくなることをやっているんだろう」と思ったんだと思います。
妹にこんなことを聞かれるのは、はじめてだったので驚きましたが、「他人事でいるのが怖いからかな」と返しました。

☆気づくこと・知ること

前に「支援者になりたいわけじゃない」というnoteを出しました。

このnoteでは、「とにかく知りたいという気持ちが強い」と書いて、なんでこんなに知りたいのかを考えたとき、「きっと“当事者”に対する思いが強く関係していると思う」という言葉で締めています。(“当事者”のnoteを出していないことに今気づきました…近いうちに出します)
今日のnoteを書きながら、知りたい理由は当事者への思いとは別に、もうひとつあることに気づきました。虐待も貧困も差別も、どこか知らない遠くの国で起きていることじゃない。自分が生活する日本で、東京で、もしかしたら隣の家で起きているかもしれない。それに気づかず、“存在しないもの”として過ごすことが怖いなと思うんです。
気づくには知る必要があります。そして、知るには気づく必要があります。きっとこの2つはどちらが先かは決まっていなくて、気づいて知って、知って気づいてを繰り返していくんだと思います。

今回は、ドラマを見て思い出したせんが福祉を学ぶ理由、そして「気づきたい」という思いについて書いてみました。SOSだけじゃなく、ちょっとしたことにも気づける人になりたいです。

前にりこが、多様性を知り続けたい理由のひとつは、「傷つけずに済むように。そして最低限傷つけたことに気づけるように」と書いています。このnoteもぜひ読んでみてください。


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