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Kutoonをはじめたきっかけ

子供靴レンタルのサブスク「Kutoon」が生まれるまで

Kutoon代表の谷口です。
本日は今まで世の中に存在しなかった「子供靴レンタルのサブスク」がどういうきっかけで誕生したのか、そして私たちがどんな想いで運営しているのかをご紹介します。
ちょっと長いですが、読んでもらえると嬉しいです!

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在宅勤務で知った現実

2021年9月末、9年半お世話になった会社を退職し、これからは社会が少しでも変わるサービスを創り貢献したいと考えています。
そのきっかけとなったのは、コロナ禍での在宅勤務の経験でした。

これまでは朝早くから出社し、夜遅く帰宅するというのが当たり前。日中に子供と触れ合う時間は皆無でした。
在宅勤務が始まり初めて日中に子供と触れ合う時間ができ、まぁ毎日なんとなく楽しく過ごしてました。
そんな時に玄関でふと気づいたことがありました。

「なんでこの子はいつも同じ靴ばっかり履いてるの?」

今まで全く気にしたことがなかったですが、本当に同じ一足を毎日履いてたんです。靴箱に大人の靴はぎっしり詰まっているのに、子供のは一足。
大人は気分や洋服に合わせて色々な靴を履くのに、なんで子供も同じことできないのかなー?当時はそんなことを考えていました。

サイズアウトという魔物

そこでママ友・パパ友に聞いてみると、多くの家庭で同じ悩みを抱えており、子供は成長が早くてすぐに靴が小さくなり履けなくなるからということがわかりました。
この現象を世間では「サイズアウト」と呼んでいることすら当時は知らなかった私ですが、この辺りから「サイズアウトの問題を解決できれば日本中、世界中の子育て世代のお役に立てるのではないか?」とうっすらと考えるようになりました。

ヒアリングを重ねる過程でサイズアウトにはもっと根深い問題があることもわかってきました。それはサイズアウト後に処分される靴が多いということです!

きっとみんなメルカリに出してるんじゃないの?と思っていたら、ヒアリング結果では約7割の家庭で処分されていることがわかりました。
しかも処分したくてしているわけでは無く、仕方なく処分していたんです!

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「なんとかなんないかなぁー」まだまだ私にとって他人事でした。。

自然と社会が変わるサービス設計

クルミドコーヒー店主の影山さんが書かれた「ゆっくり、いそげ」という本があります。私はこの本に背中を押されてサービスの立ち上げたと言っても過言ではありません。
そこには「社会を変える!」ではなく、「自然と社会が変わるにはどうしたらいいか?関心を持ちたくなる社会になるために自分にできることは何か?」を問われている気がしたのです。

そこで私は以下のサービス設計であれば自然と社会が変わるのではないか?と仮説をしてみました。
※汚い字で恐縮です・・・

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ざっくり言うと、サイズアウトには以下2点の課題があります。
①子供が靴を選べない
②キレイな状態で廃棄処分される
その問題を「寄付」と「レンタル」で解決するモデルです。
寄付を受けた靴をレンタルすれば2つの課題が同時に解決でき、自然と社会が変わるのではないか?

今までどこか他人ごとだった問題が、自分ごとに変わった瞬間でした。

おもしろきこともなき世をおもしろく

しかし当時私には2歳の息子もいて、マンションのローンもたんまり残っている状態。いやいや、会社辞められないでしょ!勤務先は巨大企業で超安定型だし、待遇もいいし、一緒に働くメンバーも最高!やらない言い訳はいくらでもできる環境でした。

もう一冊、影響を受けた本があります。司馬遼太郎さんの著書で幕末に活躍した長州藩の高杉晋作を描いた「世に棲む日日」です。高杉晋作の言葉に「おもしろきこともなき世をおもしろく」と言う痺れるワードがあります!

現状のおもしろくない子供靴の購買体験をおもしろくできないか?
誰がやるの?
オレがやるよ!気づいた人の責任。ノブレスオブリージュ。

とうとう船出の時がやってきました。

※子供靴関連の仕事をされている皆様には、大変失礼な書き方となり申し訳ありません。決して悪意はありませんのでご了承ください。

新たな仲間

実際に行動に移していく中でさまざまな壁にぶち当たりました。中でもウェブサイト構築は至難の業。
10社ぐらいに見積もりをお願いして、サイト構築に200万円という私にとっては天文学的数字が返ってきたり・・・。


今ならまだ辞めれる。。もう一度勤め人に戻ろう。
そんなことが頭によぎり始めた頃、たまたま中学校の同級生と5年ぶりぐらいに連絡をとり、「子供靴を通して社会が変わるサービスを作ってるんだ」という話をしていたら、なななんと!!!一緒にやってくれることに!
そしてウェブサイトも自分達でゼロから構築作業を開始しました。
超絶ブラック企業へのジョインおめでとう。

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現在の経営状況

「カネ儲けしたい!」ではなく「自然と社会が変わってほしい」という優しさから生まれたサービスですが、資金には限りがあります。

チャンドラーも言っています。
「強くなければ生きていけないが、優しくなければ生きてる意味がない」
現在のKutoonはどうやら生きてる意味はありそうですが、生きていけないに当てはまりそうです。

2021年9月にリリースしたばかりでまだまだユーザーさんが少なく、認知度も低いです。
Kutoonで社会が変わるお手伝いをさせていただきたいので、この記事に共感していただけましたら、ぜひKutoon(https://kutoon.net)を使ってみてください!
お子様がいない方は、お友達に紹介してもらえると嬉しいです。

ご協力よろしくお願いします。


【Kutoonについて】
Kutoonは、日本初の子供靴レンタルのサブスクリプションサービスです。東京都墨田区に実店舗があり、試し履きやサイズ計測ができます。
東京都内10区(墨田区、江東区、台東区、中央区、渋谷区、港区、新宿区、千代田区、荒川区、文京区)は自社スタッフが集配対応を行うことで送料無料を実現しています。その他のエリアは返却時のみ実費送料をいただいています。

・ナイキ、アディダス、ニューバランスなど大手メーカーの靴を1,500足以上取り揃えています。
・リユース品への抵抗感を削減するためクリーニング施設も自社で保有しています。靴クリーニングサービス「Kutoon Wash」も提供しています。
・現在履いている靴のメーカーとサイズを入力するだけで簡単にサイズ合わせができる「ピッタリサイズ」を導入することでウェブサイトからでも安心してお申し込みができます。

・URL:https://kutoon.net
・公式Twitter:https://twitter.com/Kutoon_jp
・公式Instagram:https://www.instagram.com/kutoon_jp/

【SlowFast】について
代表者:代表社員 谷口昌優
店舗所在地:東京都墨田区錦糸1-16-14菅ビル1階
設立日:2021年5月6日
事業内容:12-18㎝の靴が自由に選べる子供靴レンタルのサブスクリプションサービス「kutoon」の運営/靴専門クリーニングサービス「Kutoon Wash」の運営
会社HP:https://kutoon.net

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