サイコ野郎だらけの会社で生き残れ!サバイバル会社員ゲーム🎮Yuppie Psycho(ユッピーサイコ)
寒い日はコタツにこもってゲームに限りますね。今日はホラーゲームのYuppie Psycho(ユッピーサイコ)(switch版)をご紹介です。
前作のルカノール伯爵が面白かったのでこちらも買ってみました。
ユッピーサイコあらすじ
市民が完全に階級化されたディストピア社会が舞台です。
G階級市民ブライアン・パスターナックは下層市民にも関わらず、なぜか一流企業のシントラ社から採用通知を受け取ります。
ブライアンは不思議に思いながらも新しい人生を夢見て上京し、シントラ社に向かいます。
入社一日目、ブライアンに任された仕事とは「シントラ社に巣食う魔女を退治せよ」。
サイコパスと怪物だらけのこの会社で、ブライアンは果たして生き残れるのでしょうか。
登場人物
ブライアン・パスターナック
主人公。キュートな眼鏡くん。シントラ社に入社早々に「魔女を退治しろ」というムチャな仕事をさせられます。気弱そうですが肝の強さを見せることもあります。とにかくカワイイですがよく死にます。
ケイト
ブライアンと同期入社した女性社員。ヒロインです。こちらもカワイイ。まともな良い人です。
ヒューゴ
ブライアンの部署の上司。とんでもないド変態であることがすぐにわかります。
ソーサ
ブライアンの先輩。コーヒー中毒でホラー映画愛好家。髪型はウニだし死人のような顔色の陰気な人ですが、役に立つことをいろいろ教えてくれます。妙に仲のいい同性の友達がいます(名言はされていませんがレズビアンっぽい雰囲気)。
シントラ
謎のAI。ブライアンに魔女退治を依頼します。その正体とは?
物語のはじまり
ブライアンの元に一流企業シントラ社から採用通知が送られて来ました。何かの間違いではないかと不安に思いつつ、ブライアンは田舎を出てシントラ社がある大都会にやってきます。
シントラ社のビルに到着。
なおこの世界は歴然とした階級社会です。いわゆるディストピアですね。ブライアンはG階級と、かなり下層のほう。
上の階級の人に話しかけただけでめちゃくちゃに罵倒されてしまいました。
社長室でサインしたあと、ブライアンは自分を入れて三人しかいない小さな部署で働くことになりました。
上司のヒューゴは面倒見のいい人のようです。社会人一年生のブライアンのため、親切にコピー機の使い方を教えてくれます。
ヒューゴ「コピー機だ!」
ヒューゴがこれで試しに何をコピーして見せるかというと……
自分のケツです。
初対面の部下の前で下半身を露出し、コピー機に座ってケツをコピーする上司。あなたならこの上司についていけますか?
くっきり印刷された自分のケツにご満悦のヒューゴ。
さらにヒューゴはブライアンに「キミもケツをコピーしてみなよ! ケツに自信がないなら顔でもいいよ!」と迫ってきます。入社一日目にして強烈なセクハラ&パワハラです。何というブラック企業!
ブライアンもドン引きです。でも結局言われた通りにしてしまう気弱なブライアン(そういうところがかわいくて好き)。
上司がケツを押し付けたコピー機に自分の顔を押し付けてコピーするという濃厚なコミュニケーションを経て、やっとブライアンの仕事が本格的に始まります。上司のぬくもりを感じますね(顔面に物理的に)。
初出社だけどもう帰りたいよ!!
さて、気を取り直して仕事です。まずはIDカードを手に入れに行きますが、その途中で社員がとんでもないことになってます。
このゲーム、一般社員の命はコピー用紙より軽いです。あちこち死体だらけだし、そこらへんの社員もゲームが進むにつれどんどん死にます。
苦労してIDカードを手に入れ、ヒューゴから与えられた古いパソコンに触れてみると、謎のデータが出現。
人工知能シントラにあなたの仕事はこの会社に巣食う魔女の退治だと言われ、ブライアンはわけもわからないまま従うことになります。
魔女を倒す方法は魔導書に書かれているようです。ブライアンは魔導書を探すため社内の図書館に向かいます。
地雷を踏んでバラバラになっている社員や、血の海に沈んでいる社員など、引き続き社員の死体が山盛りです。魔女に支配されたシントラ社はダンジョン化しており、こんなことが当たり前なのです。
さらに魔導書を守る番人が現れます。どうやら魔女のしもべのようですね。
地雷とカートをうまく使って倒しましょう。
このゲームは回復アイテムからセーブ回数まですべて数が限られています。初回はけっこう焦りますが、私はゲームクリア後にかなりのアイテムが余ったのでケチる必要はないようです。どんどんセーブし、アイテムを使って攻略していきましょう。
あちこちで食材が手に入ります。食堂ではそれらを使ってチーズサンド、インスタントラーメン、ピザ、コーヒーといった回復アイテムが作れます。有効活用しましょう。
さて、回復アイテムを使いつつどうにか魔導書を持ち帰ると、次は社内で行われる自己啓発セミナーに出席するよう上司のデュモン大佐に命令されます。
デュモンは社内で馬を乗り回しています。そもそも会社なのに「大佐」って何?! この会社まともな人がいない! シントラ社の入社基準はどうなっているんでしょうか。
セミナーとは要するにブラック企業によくありそうな決起集会のようです。
さらにデュモン大佐は新入りのブライアンに新しい仕事を割り振ります。ヒューゴの進言もあり、デュモンは仕事内容を……
馬に決めさせます。シントラ社では馬が人間の仕事を決めるようです。何で!?
自己啓発セミナーが終わったあとには馬のふんだけが残されているのでした。というわけでブライアンは「人事課で友達を作るべし」という、馬から与えられた仕事をこなすことになりました。
仕事が友達作りで、それを命令したのは馬(まあ実際はヒューゴの誘導なのですが)。何もかも意味がわかりません。ブライアンはことあるごとに「こんな仕事やめて田舎に帰ろう」と愚痴りますが、もっともすぎると思います。
魔女の正体とは? 人工知能シントラの目論見は? ブライアンとケイトの仲は? ヒューゴの真の目的とは? ゲームはまだまだ続きます!
というわけでユッピーサイコ、今回ご紹介するのはさわりの部分だけですが、いかがだったでしょうか。
探索、謎解き、ユーモア、そしてちょっとだけブライアンとケイトのラブコメもあったりと、プレイヤーを飽きない作りになっています。アイテムとセーブ回数が有限というのも緊張感がありました。不気味な雰囲気も大変良く、ホラーゲームとしても秀逸。
ボリュームも難易度もちょうどいい具合です(中ボスの手がいっぱい生えてるやつにはかなり苦戦しましたが……)選択次第でエンディングも分岐し、やりごたえ十分。
本当に面白いゲームです! みなさんもぜひやってみてください。
(小膳)
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