「30000字超え」800人大型大会使用【アルセウスギラティナ】解説
《1.はじめに》
ポケカ界隈の皆さん初めまして。
『レックウザVmax』辺りからポケカに復帰したかとぅーんと申します。
関西で活動しております。
普段は遊戯王のCSとかに出場してよく遊んでおります。
昔起きたポケカバブル時代(A~Cレギュ辺り)にもポケカは遊んでおり、当時は【ロストマーチ】と呼ばれるデッキを愛用しておりました。
今回ロストゾーンが復活ということで、【ロストマーチ】復活しないかなーと、期待しつつも【ギラティナ】がかなり注目されているため、発表された瞬間(6月25日)から考察してました。
毎日2時間程睡眠時間を削って、1人回しをして、
構築を1から考えなおしたり、思考錯誤をかなり繰り返してましたね。
また、この記事を書いている最中、
800人ほどの大型大会である
「スパイクカップneo」が開催され、私も出場しておりました。
使用するデッキに困っている中、大会当日2日前ということもあり、
「ギラティナ使えばよくね?」ということもあり、
発表された瞬間から【ギラティナ】を考察しようとしたことが事の発端です。
結果としては、【アルセウスギラティナ】を使用して、4-3でした。
勝ち越してはいるが、予選は完走できない(予選8回戦)と、
かなり中途半端な戦績でした。
当日のマッチングはこちら
非常になさけない結果でかなり悔しいのですが、
【ギラティナ】は各地で結果を残している方も多いです。
ちなみに後半は、自分の判断ミスもありましたが
ほとんど事故負けです。
予選最後の方は、ほぼ同じ構築の【アルセウスギラティナ】を使用しており、予選最終戦も勝っていたため、6-2と好成績を残しております。
(おしくもオポ落ちだったみたいです。)
後半の事故負けが多く、
正直もっと勝てたな。という言うのが僕の正直な感想ですね。
デッキはかなり強く、新しく環境デッキが1つ増えたと思います。
現状の【パルキア】や【ミュウ】みたいな、テンプレの構築がまだ出回ってなさそうなのが現状ですが、僕なりに構築のテンプレはほぼ完成したと感じております。
回った時の強さは【パルキア】【ミュウ】にも負けることはないだろうと感じました。それくらいポテンシャルはあります。
「スパイクカップneo」の対戦レポートも合わせて後述に記載致しますので、使用感など伝わるよう頑張って書きました。
気づいたら30000字越えてたのでかなりのボリュームのnoteに仕上がったと思います。
【追記】(2022/07/28 )
たくさんの閲覧ありがとうございます。
初記事で数多くのスキや購入して下さり、DMで質問が来たりと嬉しい限りです。
タイトルにも文字数を書いている通り、非常に長いです。文字数が多くて、全部読むのは苦痛だと思います。
しかし、僕の中でnoteの記事は
文字数が多い=情報が多いと考えてます。
僕は知名度がない為、他の方のnoteと差別化出来る部分は、とにかく情報を書くことしかできません。
その為、たくさんの情報を可能な限り書きました。
よければ最後までご覧になっていただければ幸いです。
《2.僕が考えてるポケカについて》
僕はプロフィールにも記載しておりますが、基本は遊戯王をプレイしており、ゲーム性はポケカと大きく異なります。
共通なのは先行が有利ということぐらいですかね。
さて突然ですが、ここで問題を出します。
貧乏なのでパルキアはプロキシです。
▼パルキア側のデッキレシピ
盤面を見ればわかる通り、この番で『ギラティナVstar』を倒せるかによってゲームの勝敗が分かれる状況です。
さて、ここでパルキア側が一撃で『ギラティナVstar』を倒すには何が必要でしょうか。
答えは以下の通りです。
《解説》
上記内容で突破でき、これを達成できた場合、まずパルキア側がそのまま押し切って勝つでしょう。
実際はパルキア側が『ツツジ』をケアして、あえて倒さずに≪クイックシューター≫で『ギラティナstar』が気絶するダメージに調整し、『やまびこ+ボス』でサイド一気に4枚取るプランの方が良い。
などあるかもしれませんが、ここでは一旦スルーします。
何故突然問題を出したかというと、
これは僕のポケカに対するゲーム性を考え方を理解してほしいからです。
僕の言いたいことは、
ポケカにおいて特に重要なのが「要求」だということです。
いかに相手に「要求」を押し付けるのが基本的なポケカのゲーム性であり、
相手のリカバリ次第では打開される可能性は常にありえるゲームです。
先ほどの問題を少し振り返ってみましょう。
パルキア側が必要なカードはこちらの計5枚です。
これらを揃えるために必要なカードですが、『カイ』を使用された場合、
『回収ネット』+『インテレオン(クイックシューター)』を持ってくれば、5枚のうち3枚は揃います。
しかし、残り2枚の必要札をサポートや≪うらこうさく≫を使わずに揃えさせることは少し困難だと考えるべきでしょう。
特に『やまびこホーン』は基本1枚しか採用されないカードです。
では先ほどの盤面に少し変えてみましょう。
ギラティナ側のベンチが1匹増えました。
このような状況の場合、『やまびこホーン』は必要なくなります。
こうなった場合、パルキア側の要求枚数が5枚→4枚に減ることになり、相手が『カイ』を使用した場合、
『たねポケモン』をベンチに出すだけでギラティナ側の負けがほぼ確定します。
この1枚の差がかなり大きく響くのがポケカのゲーム性であり、
強者のプレイングを見ると、常に相手に要求値を押し付けあってるのをよく見かけます。
僕が普段遊んでいる遊戯王はどちらかというと「要求」ではなく「無理」を押し付けあうことが多いです。
それを改善するために遊戯王では、相手の先行1ターン目でも妨害ができる「手札誘発」と言われるカードが常に採用されてますね。
これが僕なりに考えてるポケカと遊戯王の違う箇所です。
ポケカの基本的ゲーム性である「要求」常に意識するようになってからは、勝率もジワジワ上がり、負け越すことも少なくなりました。
実際にジムバトルを除いた大会などでは、復帰前にしていた頃も含め
非公認を含めたら、5回程しか出場しておりませんが、負け越したことがあるのはシティリーグの1回のみです。
そのうち2回は64人規模の大会で、【3位】と【ベスト4】を達成しております。
このように、僕の考え方は「要求」と「再現性」いう考えを元に構築やプランを試行錯誤している為、
この考え方が合わない方は僕のnoteを読んでも退屈されるかと思います。
共感できた方は、ぜひ読んで見ていただければ幸いです。
いいねや拡散などしてくれたら泣いて喜びます。
また後半部分は悩みましたが情報が出てから、毎日試行錯誤した証として、自分にプレッシャーをかける意味でも有料とさせて頂きました。
僕なりに【ギラティナ】構築のテンプレはほぼ完成したと感じており、自信はあるものの、
自分の構築が今後出るであろうギラティナの構築の完成形に、自分の構築がどれぐらい近いのか少し不安な部分はありますが、
すぐに【ギラティナ】を使って勝ちたい人にはオススメできる内容かと思います。
それくらいには自信があります。
数多くあるポケカのnoteの中でも、それなりに濃い内容にしたつもりなので、ぜひ購入をして下されば幸いです。パルキアも買えない貧乏なので、、。
前置きがかなり長くなりましたが、最後まで楽しんで下されば幸いです。
《3.ギラティナの強み》
本題に入る前に最低限ギラティナの性能について軽く触れておきます。
他にも色々あるかと思いますが、簡単に分かる範囲はこんなところでしょうか。
現在のポケモンカード環境においては、皆さんご存じのとおり
進化前、進化先のHP220、HP280というラインがかなり重要で、
『ミルタンク』で詰まないことが最低条件だと僕は考えております。
HPはもちろん、『ミルタンク』も『ギラティナV』の技≪ひきさく≫で、
『タフネスマント』が付いた『ミルタンク』も倒せる火力の為、
かなり公式がダメージラインを意識しているか思われます。
『ギラティナ』は強いというよりも、公式が無理やり環境に食い込ませるように作れたカードデザインですね。
元のスペックがかなり良い為、環境にも食い込める性能であることは皆さんもお分かりかと思います。
また、これはポケカと関係ない話になりますが、
元のカードパワーのスペック高いことはかなり重要なことです。
スペックが低いとそもそも考える気力がわきません。
男女の顔と一緒で、
ブサイクが必死にオシャレや化粧して、かっこよくなったり、可愛くなっても、元のスペックが良くて顔が整った方たちには勝てません。
結局は顔が整った方たちと比較すると、ブサイクのままです。
現実は辛いです。
ポケカも同じで、現在(2022年6月30日)ポテンシャルを含め、圧倒的強さを誇る
元のスペックが高い『ミュウ』『パルキア』『アルセウス』に弱点意外で勝てるデッキを必死に考えても、構築が極まった『ミュウ』『パルキア』には勝つのは困難です。(特にメタが少ないパルキア)
弱点を突いても『ミュウ』に勝てないことは『ダイゲンキ』が現実を教えてくれましたね。
しかし、『ギラティナ』のスペックは上のカードたちにも劣らく、
『ギラティナ』がこのまま環境に食い込めるかは構築次第で全然あり得るかと僕は思っております。
発売前の時点はTiar2ぐらいの評価でしたが、「スパイクカップ」を終えた僕の感想はTiar1.5ぐらいの実力はあると感じました。
《4.各デッキタイプについて》
僕が考察したデッキタイプ以下の4つのタイプでした。
順に追って解説していきます。
1.【ターボ型ギラティナ】
まずカードが発表された時点で、ターボ型がトレンドだったため、
ギラティナもとりあえずターボ型にしようという安直な考えで作りました。
デッキレシピはこちら(作成日は6月25日)↓
※このころ『ヤミラミ』はまだ発表されてません。
率直な感想を言うと、僕の結論はターボ型は強くありませんでした。
というよりも、『ギラティナ』がターボ型に不向きなデッキという結論にいたりました。
大きな理由としては
他にもたくさん理由はありますが、主にこの4つが大きな理由です。
何故ターボ型が不向きなのか?
それは他のデッキの影響によって弱みがはっきりとでております。
ターボ型のデッキとして代表例をいくつか挙げてみましょう。
この3つのデッキを例に解説していきます。
そもそもターボの強みは何?って話ですが、
『かがやくゲッコウガ』や『ミュウ』特性でひたすらデッキを回し、
最速で盤面を固めて、そのまま押し切ることがターボ型の強みだと僕は考えています。
ターボ型はまともに触ったことが無いので、もし間違っていたらすみません。
『ミュウ』の役割は『キュワワー』で代用できなくはないですが、問題は『かがやくゲッコウガ』の使い方です。
『かがやくゲッコウガ』でトラッシュに送ったエネルギーですが、
この3つのデッキは
【パルキア】では特性≪スターポータル≫でつけれる
【ディアルガ】では、『メタルソーサー』でつけれる
【ダークライ】では、『ダークパッチ』でつけれる
このようにトラッシュからエネルギーをつける手段がある為、
無駄がありません。むしろメリットとなっております。
【ターボ型ギラティナ】はトラッシュからエネルギーをつける手段ありません。
この時点で『かがやくゲッコウガ』を使いこなせておりません。
トラッシュに送ったエネルギーは『エネルギーリサイクル』や『ふつうのつりざお』でデッキに戻して再利用する方法はありますが、あくまでそれは、引けたらの話です。
加えてデッキに戻したい状況は、『ミラージュゲート』を使いたい時です。
つまり、『ミラージュゲート』と『エネルギーをデッキに戻すカード』を同時に引かなければならないシーンが求められます。
『エネルギーを戻すカード』は採用枚数が1枚〜2枚となるため、
これらを≪うらこうさく≫を使用せずに揃えることは困難であり、現実的ではないと判断しました。
また、≪かくしふだ≫という特性は、手札を1枚捨てて
山の上から2枚掘れますが、
『キュワワー』は手札コスト無しで、
山の上から2枚掘れております。
…これって凄い損していませんか?
≪かくしふだ≫で2枚ドローしたカードの中で、欲しいカードが2枚とも欲しい場面なんてそうそう起こりません。
大体1枚は不要なカードである可能性が高いです。
(エネルギーの手貼り終えたのに、エネルギーを引くなど)
総じて、『かがやくゲッコウガ』があまりにも使いこなせておらず、バトル場で『キュワワー』を使い回す方が望ましく、このデッキの『かがやくゲッコウガ』は弱いと判断しました。
もし採用するなら、エネルギーを回収するカードは『エネルギーリサイクル』が良いかと思います。
次に『クロバットV』が使いにくい点についてですが、このデッキのドローサポートは『アクロマの実験』です。
このカードは、『博士の研究』のように既に持っている手札を捨てる必要がないため、手札には序盤で引いた『ミラージュゲート』や『基本エネルギー』などが重なることが多く、
『クロバットV』の特性を使用しても、
せいぜい引ける枚数は多く3枚程度です。
3枚ドローの為に終盤の負け筋になりうる『クロバットV』をベンチに置くのは回していて微妙に感じました。
というか、『アクロマの実験』で2枚ロストゾーンに送る際、『クロバットV』をロストゾーンに飛ばすことが非常に多かったです。
最後にロストゾーン7枚貯めることですが、文字通りきついです。
先行が有利なポケモンカードにおいて、
先行2ターン目で『ミラージュゲート』を使用して殴る為の条件は
・『アクロマの実験』+『キュワワー』を5回使用+ギラティナが育っている+『ミラージュゲート』を引いていることです。
これに加えて『キュワワー』使い回すために、入れ替え札を2回ほど使用する必要があります。
序盤に書いた要求値の話に戻りますが、かなり必要札が多く、再現性が全くありません。
後攻なら1ターン目に『アクロマの実験』で少し条件が緩和されますが、後攻の時点で不利であり、『雪道ツツジ』のような捲りカードも採用していない為、環境デッキの速度には間に合いません。
仮にロストゾーンに7枚揃っても、頑張ってつけたエネルギーがロストゾーンに行く為、ターボ型の【パルキア】【ディアルガ】【ダークライ】のようにそのまま押し切ることができません。
ターボ型といいつつも、すぐにガス欠になります。
じゃあ、先2は『ウッウ』で殴ればよくない?となりますが、
先行を取って110ダメージで終わること自体が今の環境では弱いでしょう。
ポケモンVには耐えられる→返しに『ボスの指令』でベンチ呼ばれて『ギラティナ』が『ミラージュゲート』でエネ加速する前に、何もできずに倒れるだけです。
先行を取る以上、ある程度強い動きをデッキの中に作り、再現性が高くないと、今の環境では生き残れないでしょう。
上記の理由から、【ターボ型ギラティナ】は要求値、再現性ともに
弱いと結論がすぐにでました。
先2ターン目に≪ロストインパクト≫を撃つなら【ディアルガ】を握って
≪スタークロノス≫を使う方が100倍強いです。
2.【ロスト型ギラティナ】
【ターボ型ギラティナ】で弱い部分がハッキリしたので、悪かった点を改善し、構築をまた考え直しました。
デッキレシピがこちら↓(6/26作成)
新たに採用したカードですが、大きくあげると
ここが大きな変化かなと思います。
まずこの構築の経緯ですが、以下の点を重視しました。
ターボ型からの課題であった、先行の動きですが、以下の方針で決まりました。
◎先行1ターン目
◎先行2ターン目
この動きがとりあえず強いかなー思いました。
というかこの時は『アルセウス』と組み合わせる考えはなかったので、
この動きしかないと感じました。
『アルセウス』と組み合わせる考えがなかったのは
自分が【アルセウス裏工作】を使用していることもあり、≪トリニティノヴァ≫で『ギラティナ』に加速しても、『アルセウス』や『はくばバトレックス』に加速する方が強いと思ってたからです。
特に280点の火力を出すなら、ベルト込みで、裏工作ラインで安定感もある【白馬アルセウス】の劣化になると、この時は感じてました。
しかし、蓋を開けて触ってみると実際は全く別物のデッキで、白馬より総じて強いと結論が出ました。
後で詳しく解説します。
話が少しそれましたが、先ほどの先行の動きは要求値も『ギラティナV』に『キャプチャーエネルギー』を貼るだけでよく、比較的軽い方です。
『エネルギー+ザシアンV』でも良い為、『霧の水晶』のおかげで、比較的この先行の動きは達成しやかった印象です。
この先行の動きができなくても、
『ギラティナVstar』にさえ進化できれば、HPが高く
何も出来ずに退場することはあまりないといった印象でした。
先行後攻問わず、3ターン目には『ミラージュゲート』を使用できる機会が多く、対人をしていても、なんやかんや技は撃てる機会が多かったです。
また、『キャプチャーエネルギー』は序盤たけでなく、中盤以降も強いと感じました。
余談ですが【アルセウス裏工作】に採用されている『キャプチャーエネルギー』は、
先行1ターン目に『メッソン』に『キャプチャーエネルギー』に貼って、『アルセウスV』をベンチに呼ぶ動きが余り強くないのはご存じでしょうか。
肝心の『アルセウスV』にエネルギーが1枚も貼れていないため、
2ターン目に≪トリニティノヴァ≫を撃つことが難しく、
初手から『アルセウスV』をベンチに用意ができてる状況かつ、
『キャプチャーエネルギー』を合わせて持っている状況は
【アルセウス裏工作】において上振れ要素が強いからです。
加えて2ターン目に≪トリニティノヴァ≫を撃つ場合
『メロン』を使用しないといけなく、
2ターン目のサポート権が確定してしまいます。
初ターンに『アルセウス』にエネルギーが貼れつつ、
『メッソン』を用意できている時点でかなり好調なスタートであり、
僕はその時点で上振れよりだと思っています。
僕も【アルセウス裏工作】を使用しており、
使ったことがある人ならわかると思いますが、
そんな動きを毎回できるわけありません。
その為、僕の【アルセウス裏工作】では『キャプチャーエネルギー』は採用しておりません。
しかし、【ロスト型ギラティナ】においては序盤で
『ザシアンV』呼ぶ以外にも
『キュワワー』に貼ってベンチを用意しつつ逃げエネとして活用したり
基本エネルギーは『ミラージュゲート』で用意するため、
手貼り権は『キャプチャーエネルギー』に回しやすいです。
このように、どの場面で手貼りしても弱い場面が少なく、
相性が比較的良いと感じました。
次に『ジュペッタ』の使用感ですが、個人的にはかなり良かったです。
ロスト型の構築で、採用していない方がデッキレシピを結構見ますが、
かなり勿体ないと思います。
『ジュペッタ』を採用することで、以下のことが楽になりました。
このように特性≪にんぎょうくよう≫を使用した時のメリットが
かなり大きいため、ロスト増やしにも貢献できつつ、
入れ替え手段にもなれるため、かなり使用感は良かったです。
特にロストゾーンに2枚カードを増やせることが大きく、
最初の課題であるロストゾーンに7枚カードを貯める動きが
かなり楽になりました。
『アクロマの実験』→『ジュペッタ』→『アクロマの実験』回収
このような動きをすることで、
次のターンのドローサポートを用意しつつ、
一気に4枚ロストゾーンに加速でき、
次のターンにも『アクロマの実験』を使用すれば6枚になります。
残り1枚は、『キュワワー』や『ロストスイーパー』等で
7枚まで貯まるため、『ミラージュゲート』の条件が整います。
この動きは最初に『アクロマの実験』さえ撃つことができていれば、
比較的決まりやすく、この方法でロストゾーンを貯めるのが
この構築基盤となりました。
『ジュペッタ』は1進化ポケモンと少し使いずらい印象がありますが、
それに見合った強さがあると思います。
最後に『シバ』『あくの塔』です。
これはスタジアムの張替え用として採用したのですが、
しっくりくるスタジアムがなく、
「なんかスタジアム使いこなせないかな~」って考えた結果
『ジュペッタ』がサポートを拾えることから
トラッシュに『シバ』を置いとくだけで『あくの塔』のコスト確保できて
強くないかなーってことで入れてみました。
使った感想ですが、まあ弱かったです。(笑)
単純に一撃カードが少なく、『あくの塔』を使用できる機会が
そもそも限定的で、再現性が全くなかったです。
あとジュペッタは大体『アクロマ』を回収します。
その為このギミックのカードはだいたいロストゾーンに飛んでました。
動きの方針が決まり、
【パルキア】【裏工作アルセウス】【ハピナスミルタンク】【ヒスイゾロアーク】等と数回対戦しました。
相性の有利不利は、各対面の戦い方で解説しますが、
触った感想は悪くなく、先行2ターン目でも『アクロマの実験』を使用する必要がなく、上振れたら『ボスの指令』を絡めて≪ロストインパクト≫を撃てたりと、その後も『ミラージュゲート』で加速してマウントを取り続け、
対面によっては勝てるかなーという印象でした。
しかし、【ヒスイゾロアーク】と調整で、2試合目にて、とあることが起きました。
…盤面は完璧、先2でロストインパクト撃てる!
あとは殴るだけ……!
ギラティナ「ロストインパクト、280ダメージで」
ビッパ「え、俺すか??」
ビッパに280ダメージ、確定1発 400%
A2段階上昇した、珠オリジンギラティナが逆鱗を放てば
ビッパ4匹分が吹き飛ぶらしい。
(どこで役に立つ知識)
しかし、取れるサイドは1枚
僕は今ビッパ4匹分の火力を叩き込んだのに、、、、?
しかも反動でエネルギーが2枚失う、、、?
※ウッウはサイド落ちでした。
余りにも釣り合っていない。
先行で完璧な布陣を完成させ、技を使用するも、
エネルギー2枚失う分、こちらが不利になった気分。
当然これはメッソンや、非エクのポケモン全てに言えることです。
※元動画
返しには【ヒスイゾロアーク】は回り始めると、盤面が完成し、
向こうは280ダメージを連打できる。
余りにも理不尽だと思いませんか?
進化しなかった場合、HP220の『ギラティナV』で殴れるものの、後攻2ターン目の相手の技をHP220で耐えることはない為、進化しないという選択肢はです。
というかVstarは、取れるサイドの枚数が変わらない為、進化し得なのに、
進化しないのは非常にもったいないのである。
こうして、非エクの対面をどうやって戦うか考えた結果、『アルセウス』を採用するのが一番良いと感じました。
あくまで非エクの対策として『アルセウス』を採用した為、ロストゾーンを活用しないという考えはなかったです。
こうして、【ロスト&ハイブリット型アルセウスギラティナ】が誕生しました。
3.【ロスト&ハイブリット型アルセウスギラティナ】
2.【ロスト型ギラティナ】解説したように、
対非エクで戦うポケモン&序盤のエネ加速要因として『アルセウス』を採用することに決めました。
デッキレシピ↓
先ほど弱かった『シバ』と『あくの塔』を抜いて、空いた枠にアルセウスを入れた感じです。
動きとしては、【ロスト型ギラティナ】で解説したこととなんら変わらず、
最初にエネルギーを貼るのが『ギラティナ』から『アルセウス』に変わっただけです。
さらにVstarパワーの選択肢も増え、≪スターバース≫を使わずに盤面が整った場合、終盤は≪スターレクイエム≫を使用する機会も何回かありました。
特に【ハピナスミルタンク】等、スピードが遅い相手には、≪スターバース≫を使わずに『タフネスマント』が付いた『ハピナス』を≪スターレクイエム≫で一撃で粉砕できるのは魅力だと感じました。
感覚としてはVstarパワーは7~8割≪スターバース≫を使います。
単純にデッキの安定感も向上していて、『アルセウス』を採用しない理由はないかなーと気づき始めました。
また、特に強くなったのは『キャプチャーエネルギー』です。
元から使用感は良かったのですが、
先行で『手貼り+ザシアンV』で『アルセウスV』に
エネルギーが2枚貼れている分、≪スターバース≫使用するときに
『キャプチャーエネルギー』を持ってきて、『アルセウスVstar』に貼りつつ加速先である『ギラティナV』をベンチに用意できる動きがかなり強かったです。
≪スターバース≫で持ってくる2枚は、
基本的に『キャプチャーエネルギー』と『好きなカード』となります。
この『好きなカード』を持ってくるというのは、文字通り先行の
≪スターバース≫の特権で、より有利な盤面形成に役立ちますし、
手札が捨てたくない場合は『マリィ』でデッキに戻して
相手を妨害したりなど、かなりデッキの使用感は良くなりました。
こちらのデッキタイプでも環境と十分戦えるデッキタイプで、
ギラティナ使うならロストゾーンも活用したい!!!
『ミラージュゲート』を使いたい!!って人には是非
オススメの型となるかと思います。
ロストゾーン活用した【アルセウスギラティナ】は、
この構築がそこそこ使用感がよかったため、
各カードの解説をしていきます。
4.1《採用カード解説》
【ポケモン】
◎『アルセウスV』2枚、『アルセウスVstar』2枚
役割:エンジン。序盤の展開補助、非エク対策
説明不要の強さですが、採用枚数だけ
基本1度しか使わなく、非エク対面は『ウッウ』もある為、
進化前進化先ともに2枚の採用。
最初は『キュワワー』スタートの方が、
序盤の手札が実質10枚スタートで始まる為、
初ターンは『キュワワー』の方が望ましいです。
2枚採用でも初ターンに『アルセウスV』を用意できる機会が多く、2枚採用でも問題ありませんでした。
Vstarも進化元も同様に2枚採用
◎『ギラティナV』2枚、『ギラティナVstar』2枚
役割:中盤以降のアタッカー。ミルタンク対策
とにかく中盤以降≪ロストインパクト≫の高火力が強いです。
【ロスト型ギラティナ】で使用していた先行の動きですが、
2ターン目の先行で草エネルギーが手札にないってこと
実はたまにあったんです。
しかし、≪トリニティノヴァ≫でエネ加速するようになってからは、
その心配もなくなり、手札の要求値がも下がりました。
≪ロストインパクト≫のデメリットは『アルセウス』から剥がせるのも強力です。
『ギラティナV』は3枚あってもいいかと思います。
Vstarは進化し得なのですが、Vstarになると『ミルタンク』を倒せなくなる。
≪トリニティノヴァ≫で加速したものの、
加速した先は進化前であることが非常に多く、かなり狙われやすいです。
できれば初ターンにも『ギラティナV』を用意して、『ギラティナVstar』に進化してからエネ加速したいですね。
◎『カゲボウズ』2枚、『ジュペッタ』2枚
役割:ロスト増やし要員。後続の確保
特性≪にんぎょうくよう≫によるロストゾーン2枚増やしが強力です。
初ターンでアルセウスにエネルギーが1枚しか貼れなかった場合
『ミラージュゲート』で無理やり加速させる必要がある為、
その手助けになります。
≪スターバース≫を使用した際、『好きなカード』1枚を持ってくる際
次の後続のカードとしてサポートを盛ってきたりすることはありますが、
トラッシュに大体『アクロマの実験』が落ちている為、
それを回収すればロストゾーンを増やしつつ、後続を用意できます。
基本的にジュペッタに進化した場合、すぐ特性を使う方が良いです。
ロストゾーンが2枚増える=1ターンで増やせる枚数と同等の価値がある為
温存して『ボスの指令』や『クロススイッチャー』などで呼ばれることは極力避けたいです。
1回使用できれば十分ですが、
後半も弱い場面がない為2枚ずつ採用で十分かと思います。
ロスト増やし要員を『キュワワー』を使用せずに、ジュペッタラインを4枚ずつ採用した構築も面白いかもしれませんね。
◎『キュワワー』4枚
役割:エンジン。序盤の展開補助
バトル場という条件が付いた
4枚も積める『かがやくゲッコウガ』です。
最初は『キュワワー』スタートが望ましいです。
何故なら、ゲームを開始した際、
・バトル場にカードが1枚
・手札にカードが6枚
・初ターンのドローでカードが1枚
合計8枚スタートが基本ですが、特性≪はなえらび≫により
手札が10枚スタートから始めることが出来ます。
ロックマンエグゼでいうと、初ターンからフォルダオープンしている状況です。まず弱いわけありません。
ロストゾーンは、「2+2+2+1」のプランで7枚貯める為、
ゲーム中に1度は使用したい為、正直4枚もいらないのですが、
強いカードなので4枚でいいかと思います。
後半は腐りやすいので、ロストゾーンに送りましょう。
HP70というのも偉く、後攻のパワフル無色エネルギーをつけた
ハピナスの一撃を10耐えれます。
◎『ウッウ』1枚
役割:非エク狩り、ダメージ調整
通称『非エク狩りのウッウ』
1枚はあるとなんやかんや便利です。
感覚は『インテレオン(うらこうさく)』の≪アクアバレット≫と似たような感覚で、相手のサイドプランを2-2-1-2に押し付けることも一応できます。
現実は、『ボスの指令』で『ザシアンV』が呼ばれることがあり、
余り考えなくてはいいと思いますが
また、非エク狩りだけでなく、
≪トリニティノヴァ≫で倒せなかったポケモンも『ウッウ』で倒せるため、
1枚採用する価値は十分にあるかと思います。
◎『ザシアンV』1枚
役割:初ターンのエネ加速要員
『リーフィアV』の≪りょくかさいぼう≫と悩むところですが、
HPが高いザシアンを採用しました。
『霧の水晶』に対応しているのもいいですね。
『リーフィアV』と違って逃げエネが2の為、ベンチから呼ばれた場合、
バトル場に拘束されるとめんどくさいですが、
手貼りして逃げること自体がそもそも序盤にする余裕がなく、
その場面になること=相手の手札も弱い可能性がある為
HPが高く『霧の水晶』に対応した『ザシアンV』の方が良いと思います。
『ミラージュゲート』で加速すれば、
非エクを倒せる火力が出せることも一応覚えておくと良いでしょう。
◎『かがやくサーナイト』1枚
役割:ミュウ、ヒスイゾロアーク、ミラー対面の要求値を上げる要因
かがやくポケモンは単純にパワーカードが多い為、
1枚は是非採用したいですね。
今回は『かがやくサーナイト』を採用しました。
『かがやくルチャブル』を入れた場合、
こだわりベルト込みで≪ロストインパクト≫340ダメージまでだせ、
オドリドリ込みの『ミュウVmax』を一撃で倒せますが、
現実的ではないと僕は考えてます。
うらこうさくがない為、『こだわりベルト』は1枚しかないカードを上から引くしかなく、ほしい時に限って引くのは困難です。
というかミュウ対策で『かがやくルチャブル』を採用するのであれば
同時に登場した『ドラピオンV』を採用する方が絶対にいいです。
その反面、『かがやくサーナイト』は多くの対面に刺さり、
相手に『こだわりベルト』や『パワータブレット』の必要枚数を
増やすことができるため、相手に「要求」を簡単に押し付けることができ、かがやくポケモンの枠は現状『サーナイト』一択です。
ちなみに【パルキア】対面ではベンチに出しません。
パルキア側の火力は変わりませんが、『頂への雪道』を置かれた場合、
パルキア側の火力が上がる為、デメリットになりうる可能性が高いからです。
今後出るかがやくポケモン次第で、ここの枠は変わると思います。
【グッズ】
◎ボール系統
『クイックボール』4枚
『しんかのおこう』2枚
『ハイパーボール』1枚
『霧の水晶』2枚
【アルセウス裏工作】と似たボール枚数に落ち着きました。
『霧の水晶』はこのデッキでは『キュワワー』『カゲボウズ』『ザシアンV』『エネルギー』もある為、パワーがあるカードに見えますが、
エネルギーは『ミラージュゲート』でつけるため、持ってくることは少ないです。
4枚入れて試したのですが、2~3枚はロストゾーンに送ることが非常に多かった為、優先度はそこまで高くありませんでした。
その為1度使用できれば十分、安定感の底上げとして2枚採用してます。
その他のボールは解説不要だと思うので省きます。
◎『ミラージュゲート』4枚
強いカードなので4枚です。
基本使用するのは1~2回ですが、
引きたい時に引けない場面がかなり多かったのと、
ロスト型の構築する上での基準となるカードとなる為、
引きたいときに引けなかったら意味がありません。
4枚から減らす考えはなかったです。
使いたいのなら4枚入れましょう。
しかし、≪トリニティノヴァ≫のおかげで、エネ加速の条件が緩和された為、
3枚までは減らしてもいいかもしれません。
◎入れ替え札
『ポケモン入れ替え』2枚
『ふうせん』1枚
入れ替え札は3枚あれば十分です。
というかどの構築にも基本3枚は入れたいと僕は考えてます。
『ジュペッタ』もある為、入れ替え札は実質5枚あるといっても過言ではありません。
アルセウスに付ける道具があまりない為、『ふうせん』は2枚の方が便利かもしれません。
◎『ふつうのつりざお』1枚
『アルセウス』を使用する場合、デッキのエネルギーが一気になくなる為、
リソースを回収するカードは1枚はほしいです。
◎『ロストスイーパー』1枚
貴重なロストゾーンのカードを増やせるカードです。
自分の道具やスタジアムを飛ばしたら実質『アクロマの実験』と同様に2枚カードを増やせます。
0枚と1枚ではかなり違う為、先貼りの『頂への雪道』を剥がす要因として活躍でき1枚は必ず入れたいです。
【スタジアム】
◎『トレーニングコート』1枚
使いこなせるスタジアムが全くないのですが、
エネルギーが少し欲しい場面があったため採用しました。
『頂への雪道』や『崩れたスタジアム』でも良いのですが、『頂への雪道』は手札干渉と合わせて使用したいため、
『マリィ』1枚では少し足らない気がしました。
今回は使いやすさを考慮して『トレーニングコート』にしました。
【サポート】
◎『アクロマの実験』4枚
このドローサポート&デッキの中心となるカードです。
基本的に4枚が基本かと思いますが
≪スターバース≫で持ってこれるため、3枚でも問題はないとは思います。
ゲーム終盤になれば5枚のうち2枚をロストゾーンに送るカードの選択が難しいです。特にエネルギーをロストゾーンに送りすぎて、
『ミラージュゲート』を使用しても1枚しか貼れないなんてことも
割とありました。
ロストゾーンに送るカードは慎重に送りましょう。
◎『ボスの指令』2枚、『マリィ』1枚
『ボスの指令』は説明不要かと思いますが、
『マリィ』は序盤に引きすぎたエネルギー『ミラージュゲート』を戻す
役割がある為、1枚は採用したいです。
2枚目以降はジュペッタで回収して使える為、そこまで使用する機会はない為、1枚で十分かと思います。というか枠がありません。
【エネルギー】
◎『基本超エネルギー』6枚
◎『基本草エネルギー』6枚
◎『キャプチャーエネルギー』2枚
この14枚に落ち着きました。
基本エネルギーはずっと5枚ずつで採用していたのですが、
『アクロマの実験』で触れたようにエネ切れを起こすことが、
ちょくちょくありました。
『アクロマの実験』で飛ばすカードは基本エネルギーであることは、
極力避けたいため、いっそ『キャプチャーエネルギー』4枚にしてもいいかもしれませんね。
自分エネ管理のプレイングを少しでも減らすため、
基本エネルギーは多めの6枚ずつに落ち着きました。
『キャプチャーエネルギー』は2回使えたら十分です。
使いかたは先ほど解説した為省きます。
《5.構築が完成!気づいた事》
先ほど構築に行きついたのは7月6日で、
スパイクカップ開催の11日前でした。
当日もこのデッキを使うかなーと思い、残りの時間はこの構築の完成度やプレイングをひたすら高めました。
しかし、対面していて気になったのが、やはり【パルキア】の勝率です。
冒頭でも少し触れましたが、現在は、
構築が完成した【パルキア】があまりにも強すぎます。
僕や対面の練習相手に付き合ってくれた方は、
あくまで練習用として【パルキア】を使っているため、
実際は【パルキア】にもっと理解度が高い人が大会で当たります。
【パルキア】のプレイングが上手な方と当たるといった方が良いでしょうか。
そんな状況で、僕が大会などで使用したことがない状態の
【パルキア】を使用しても【パルキア】に勝てないようじゃ、
「スパイクカップneo」でも勝てないだろうと感じました。
また、【ヒスイゾロアーク】とかも先殴りした方が勝つ印象が強く、
後攻の勝率が良くなかったです。
何が原因で勝てないのか?
それは、相手への妨害が少ない感じました。
このデッキを触っていて感じたことは以下の通りです。
特に1.3.6.7の部分がかなり目立ちました。
こちらの構築は安定感、回った時のパワーが高いですが、
妨害がない分、相手も同様に安定感、回った時のパワーは健在です。
【パルキア】対面について
こちらは一撃で倒せる火力を持っていますが、
単純に安定感は相手の方が高く、
こちらの盤面が整う前に相手の盤面が整うため、『アクロマの実験』を使う関係上、相手の手札干渉をできるカードがなく、かなり厳しいです。
こちらが先行で先に殴ってサイド差を詰めても、相手に『ツツジ』を撃たれてギラティナがやられた場合、後続を育てるのが困難であり、2-6から2-0に逆転されたり、簡単に捲られることが3回あったため、総じて不利な対面だと感じました。
運が良ければ勝てると思いますが、このままで本当に勝てるのか?
まだ構築に無駄な要素が多くないか?など疑問に思いました。
たしかに、≪トリニティノヴァ≫によるエネ加速は『ギラティナ』と相性がかなり良いのですが、その反面『ミラージュゲート』が序盤に腐りやすいと感じることは多かったです。
ロストゾーンを活用せずに、≪トリニティノヴァ≫によるエネ加速を頼りにした【アルセウスギラティナ】にすることも視野に入れましたがあまり乗り気ではなかったです。
何故かというと、先ほどすこし触れましたが
【白馬アルセウス】の下位互換になると思っていたからです。
《5.1白馬アルセウスとの違い》
なぜ【アルセウスギラティナ】が【白馬アルセウス】の下位互換になると思っていたからというと
このような所が目立ちました。
僕はデッキを組む際、”そのデッキでしかできない強み”を第一前提としてデッキを組みます。
「それ〇〇でよくない?」って言わせない構築にするいった方が良いでしょうか。
遊戯王でいうと、罠デッキを使用するなら、「それ【エルドリッチ】よくない?」ってなるやつです。
アルセウスでエネ加速して、ギラティナで280出すなら、
「それはくばでよくね?」って思っていました。
しかし、明確な違いがすぐ見つかりました。
真っ先に目についたのは『ギラティナVstar』の技
≪ロストインパクト≫の”場からエネルギーが取れること”です。
『はくばバトレックスVmax』の≪ダイランス≫は自身からしか取れません。
ここのポイントがかなり大きいと感じました。
また、『こだわりベルト』も必要がない火力の為、
サイド落ちによってVstarを一撃で倒せない心配もなく、
『こだわりベルト』引く必要がないことから、こちらの要求値も下がります。
この構築の特に強い部分を振り返ったところ
この動きがまじで強いです。
『アルセウス』についているエネルギーは、
入れ替え札を使用すれば場にエネルギーを温存でき、
≪ロストインパクト≫を連発できます。
この動きがとにかく今のVstar環境においてはかなり強力です。これさえすれば勝てます。
この動きにロスト関連のカードは1ミリも関係ないので、ロスト関連のカードを全て抜けば、デッキの自由枠がかなりできます。
≪スターバース≫を使用後は《3.ギラティナの強み》の中に合った
【白馬アルセウス】と同様に「雪道の影響を受けない」こともかなり大きいですね。
このように、【白馬アルセウス】と明確な違いがあり、完全な下位互換ではなかった為、すぐに『アルセウスギラティナ』の構築も考えました。
ちなみにこのことに気づいたのは7月16日の深夜2時頃で、「スパイクカップneo」1日前でした。
《6.【アルセウスギラティナ】の構築》
冒頭でも触れましたが、最後に当たった方も基本は
【アルセウスギラティナ】で基盤はほとんど同じ構築と伺いました。
2人も同じタイプのデッキが予選最後の方までいれば、ポテンシャルは十分にあると思います。
大会当日に使用した構築はこちらになります。
かなりシンプルなデッキですので、これから始める初心者にもめちゃくちゃオススメです!
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