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【デッキ紹介】雪花の魔神

全国の遊戯王デッキビルダーの皆様、こんにちは。
くそめがねと申します。
この度はデッキ紹介ということで、初めて記事を書かせて頂きます。
初めての記事ということで、今回は自分が最も長く愛用しているデッキについて紹介させて頂きます。
組んだ当時からの話になるので、若干思い出語りじじいになることを先にお詫び申し上げます。

それでは早速対戦お願いします。



●構築の発端

Sekka's Light‼

はいズバリこのカード。
FLAMES OF DESTRUCTIO(トポロジック・トゥリスバエナが表紙のパック)にて登場したこのカード。
2ドローからの手札を戻して1ドロー。
実質1枚で3枚ドロー
強い。気持ちい。脳汁。

ただそのリスクとして、発動後このカード以外の魔法・罠の効果の発動ができないという超ピーキーなカード。
実質フルモン構築となるわけです。
ただそこはやはり男の子。全デュエリスト誰しも1度はフルモン構築を夢見たに違いありません。

このカードでデッキを組むに当たり、
①召喚権に依存しすぎない
②フルモンの強みを生かす
③フィニッシャーの選定

ここら辺を意識してデッキを組んでいく必要がありました。


①召喚権に依存しすぎない

はいズバリ「彼岸」です。(2回目)
共通効果として、
・自分フィールドに魔法・罠がない場合に手札から特殊召喚。
・自分フィールドに彼岸モンスター以外が存在する場合破壊される。
これらの共通効果とともに、墓地に送られた際それぞれ固有の効果を持っています。

破壊効果はあるものの、特殊召喚できる展開力と墓地に送られた際の効果は強力。何より見た目がいい。英語名の「Burning Abyss」もかっこいい。
(個人的に彼岸シリーズは海外のゴールドレアが背景の紅みがかった色味とマッチして綺麗)


そして彼岸を語る上で忘れてはいけない彼。

そのまっすぐな瞳は何を見つめる…..‼(序章)

コストでデッキトップ3枚墓地送って打点2500、さらに墓地に送られた際墓地の彼岸を回収
彼の存在により継続的にリソースを維持することができます。

ここで少年は考えます。

「トップ3枚墓地に送れるなら、墓地に送られたら強いモンスターばっか入れればええやん‼」

そういうことです。


さらに彼岸構築によせることで、ダンテにベアトリーチェを重ねてさらなる墓地肥やしが期待できます。

「永遠の淑女」カテゴリーの1枚

この時点でフルモン構築ということもあり、墓地リソースで戦うことを意識していきます。

②フルモンの強みを生かす
①でも述べた感じで、基本的にモンスターは墓地で効果が発揮されるカード群から選定していきます。
そしてこのデッキを組む際に、1つやりたいコンボがありました。

いわゆる「無限リンクリボー」システム

毎ターン自分エンド時に、
ロータス蘇生⇒リリースしてリンクリ⇒ロータス蘇生⇒ディアボロス蘇生
フルモン構築を生かして、毎ターンこの盤面を維持して圧をかけていこうと考えました。

ただこれは自分エンドフェイズの出来事。
毎ターン耐え耐え盤面は作れたとしても、直接的な勝ちにはつながりません。そもそも3体のうち1体でも除外orバウンスされたらおわおわです。


③フィニッシャーの選定
このデッキのフィニッシャーを考えている時、あるカードを見つけます。

「通常召喚できない」のテキストから始まるワクワク感たるや

「雪花の光」収録弾より3つ前のブースターパック(CODE OF THE DUELIST)にて収録されたこのカード。
スペルスピード2で相手のカードを選んで破壊する効果はまさに最強(当時)。
コストでデッキトップを3枚墓地に送れるのも、フルモンからしたら墓地リソースの確保に一役買ってくれます。
このカードをメインアタッカー兼フィニッシャーに選定した段階で、デッキは自ずとフルモンハイランダ―構築となりました。
(1粒で2度おいしい)

ただハイドランダーの性質上、墓地のモンスターを除外しながら戦えればある程度の複数積みも許容できます。


この辺まで考えた時、少年はあることに気づきます。

「闇属性・悪魔族」の彼岸、「光属性・天使族」のベアトリーチェ、墓地ソで戦うデッキ……




そう、みんな大好きノーレラス

闇属性•悪魔3体と光属性•天使1体を除外して出す唯一無二の召喚条件。
1000ライフを払うことでお互いの場と手札を全て墓地に送り、自分だけ1ドローできる(←ここ重要)圧倒的な効果。

ノーレラスのデッキというと、1ターンでガン回して全ハンデスやファンカスで効果だけコピーなどよく見かけます。

ただそういう感じの運用方法はしたくありませんでした。
お互いのリソースを削りあうデュエルの終盤に出して盤面と手札をリセットした後、墓地リソースを駆使して決めきる‼

こんなふわふわした感じでデッキの根幹は決まりました。

前置きが長くなってしまい申し訳ございません。
ここからデッキレシピになります。




●デッキレシピ

個人的にニューロンのおさまり結構気に入ってる



基本的にはハイランダー構築になりますが、

・初動でアクセスしたい「彼岸」
・墓地から除外することでデッキからアナザーワンを呼び出す「ディアボリックガイ」
・「ハイドランダー」

以上のカード群は、複数積みになります。
それではこのデッキの具体的な動きについて説明していきます。


●初動


彼岸2体出してダンテ出して3枚墓地肥やす
(ドン‼)

以上です。

とりあえずダンテ出してリソースの確保しながら3枚墓地こやせりゃええやろの精神。
このデッキを組んでしばらくの間先行にてこの動きをしていましたが、肝心のダンテが相手ターンに除外orバウンスされてしまい、大事なリソース源が途切れてしまうことに頭を悩ませていました。


そんな少年のもとに、雷鳴とともに天から大いなる光が舞い降ります。

(デッデッデー、テレテレ~♪)Sky Thunder 発艦‼(マスターデュエル音源)

このカードの登場により、このデッキは自ずと後攻になりました。



つまり、


彼岸2体出してダンテ出して3枚墓地肥やして殴ってアーゼウス(ドン‼)

に変わりました。

この動きの利点として
①効果使用後のダンテを安全に墓地に送れる
②フィールドのカードを全て墓地に送る最強クラスの除去(フルモンのためバックが巻き込まれる心配がない)
③光属性の供給

以上があげられます。

①②は言わずもがなですが、このデッキにおいては③が意外と重要だったりします。
このデッキは闇属性に対して光属性の数が少ないので、エクストラからポっと出てきてくれる光属性はとても重要です。

なのでこのデッキの場合、もし後攻1ターン目にアーゼウスになれなくても、墓地から蘇生したダンテで殴ってアーゼウスに変換します。
(言わゆる1素材アーゼウス)


このプレイングをすると大体の対戦相手から

「ホンマかぁ?(笑)」

みたいなリアクションをされますが、個人的にはこのムーブも気に入ってます。

それはアーゼウスの隠された②の効果により、相手のヘイトがアーゼウスに向いてくれるからです。

シミみたいな効果だけど使えたらめちゃ気持ちいい

・除去されて墓地に送られても良し
・ターンかえったらモンスターで自爆特攻、実質おろ埋しながら素材供給するも良し。

こんな感じで、序盤はダンテをアーゼウスにして相手を牽制していく形になります。


●中盤

中盤の動きとしてとして、このデッキはガイド召喚からキュリオスを作るルートがあります。
ガイドへのアクセスとしては、初動が通ったとしてダンテの素材or3枚墓地肥やしの中でグラバースニッチスカラマリオンが墓地に送れれば、エンド時にサーチしてきます。

キュリオスのルートはこんな感じ。

よう分からん

文字に起こすと
・ガイド召喚、デッキからグラバ特殊
・ケルビー二 リンク召喚、グラバ効果でデッキからガトル特殊
・ケルビー二効果、スチームを墓地へ
・スチーム効果、ガトルリリースして特殊
・ガトル効果、墓地からグラバ特殊
・ケルビー二・グラバ・スチームでキュリオス リンク召喚
・スチーム効果、スチームトークン特殊→そのままリンクリボー
(文字にしたら尚更よう分からん)

要は最終的にキュリオス+リンクリボーの盤面に着地します。
この時、キュリオスで落としたいモンスターは明確には決まっておらず、状況に応じたモンスターを選んで墓地に送ります。

スカラマリオンのサーチから入っている場合、ガトルホッグの蘇生をスカラマリオンにすることで、さらなる後続をサーチすることができてお得です。

ここでリンク4までいけますが、キュリオスの回収効果も使いたいのでこの盤面にてターン返します。
(個人的にキュリオスの回収効果は120%使えるものと思っているので、壊獣やバウンスされたりするとすごく悲しい気持ちになります。)

またこの時点でロータスが墓地にいれば先述のロータス+リンクリの盤面となり、戦闘面で圧をかけれます。
(このデッキ、最初のリンクリボーを出すためのレベル1の出力が難しいので、展開の流れでリンクリを出せるの結構助かる。)

この辺までデュエルが進行してくると、大分墓地も肥えてる感じです。


●終盤

墓地も肥えてきた終盤は、ハイドランダ―や大型のカオスモンスターで盤面をとったり、隙あらばノーレラスで手札と場をリセットしていくような感じになります。

そこへいくまでの過程で、このデッキではソルキウスとカオスベトレイヤーでランク6を組む流れが非常に重要になってきます

これも全男子好きなカード上位ランカー
魔法罠も除外できるの器用。相手の墓地を触る時はニヤニヤした方が楽しい(メモ)


ソルキウスのコストはガトルホッグ⇔ダンテのループギミックを使うことで1枚かさ増しできます。

そしてこのデッキではベアトリーチェの他、2枚のランク6を採用しています。

墓地からモンスター回収
フィニッシャー

このデッキの場合ハイドランダ―やノーレラスなど手札から出して強いモンスターが多いので、デッキから墓地に送られたモンスターをそのままトレミスで回収できるのが非常に便利です。


デッキの大まかな動きとしてはこんな感じです。

次に採用カードの解説となります。
記事も半分を過ぎたので、もう少々お付き合いいただけると幸いです。



●採用カード解説

◎彼岸 

彼岸は初動にダンテをたてるため枚数多めにしてます。
魔サイは、こいつがいると彼岸が自壊しないので実質彼岸。

グラバースニッチ・ガトルホッグ・スカラマリオンは言わずもがなですが、他の面々もダンテで回収してソウルキウスのコストにすると、相手の妨害を踏んでくれて展開を通すのに一役買ってくれます。

地味ながらも頼りになるメンツ

またバルバリッチャは墓地に送られた際に墓地の彼岸を3体まで除外することができるので、複数積みしている彼岸を除外することで墓地をハイランダー状態にすることができます。

地味なバーン効果も結構えらい


◎ランク6要員

レベル6モンスター群。
ソウルキウス・ベトレイヤーのほか、ディアボリックガイ幻想の見習い魔導士が採用されています。見習い魔導士からサーチできるブラマジは、雪花の墓地効果で1ドローに変換できるので入れてますが、ランダムドロップした際相手から「ブラマジ⁉」みたいなリアクションをされます。
すみません、このデッキのブラマジは生きるコストです。


◎メルフィー + 魔轟神

このデッキは先述の通り手札から出したいモンスターが多めです。
レベル6要員+毎ターン実質任意の墓地モンスターを手札に加えれるカオスビーストはめちゃくちゃ相性がいいです。

こいつを使ってベアトを出すのは全人類の夢

デッキの都合上墓地リソースから出せるようにしたかったので、今回は魔轟神クシャノ+エッジインプシザーorディナイアルガイで出そうと考えました。
クシャノのコストとして魔轟神獣キャシー、キャシーを手札に加えるためのキャシィ+ポ二ィを採用。
ポニィは毎ターン墓地から獣を回収することで、ソルキウスのコストを担ってくれるので便利です。


◎手札にきて強いカード

主に手札誘発+カオス系の大型モンスター。
ヴェーラーと幽鬼うさぎは光属性の手札誘発要因として採用。
このデッキはオービットも採用しており、条件さえ整えば墓地のモンスターの数だけデッキからめくり、そのうち1枚を手札に加え残りは好きな順番で戻せます。

ここでノーレラスを加えられれば、ノーレラスでドローしたいカードをそのままデッキトップに仕込むことができ強力です。

◎墓地に落ちて強いカード

これらのモンスター以外にも、彼岸やソルキウス含め墓地に落ちて強いモンスターが多めです。混沌のヴァルキリアは除外時の墓地肥やし兼、メインに入る貴重な光属性・天使族枠となっています
またエッジインプシザーの効果使用後ノーレラスを起動することで、手札の任意のモンスターをノーレラスで引き込むギミックも気に入ってます。


◎エクストラ枠

バルブやデストルドーが入ってる都合上、7シンクロより全破壊のブラックローズと戦闘時選んでバウンスできるクアンタムを採用してます。
どちらも突破力が高くデュエルを決めきるカードとして活躍してます。
モンスターが横並びになるので、リンクは汎用枠からダルク•ユニコーン•クルヌギアスを採用してます。

ちなみにこのデッキのダンテは友人の那須君(@Nasu_Naru_Tsuru)から誕生日プレゼントでもらった海外25シクです。

全面ギラッギラ加工

ほんとありがとう‼
彼はいつも元気にアーゼウス搭乗してくれてますよ….。


デッキ紹介は以上になります。



●終わりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
新規のカードはあまり入ってはいませんが、相性のいいモンスターが出るたびにちょこちょこ改良できて、自分の手持ちの中で最も息の長いデッキとなっております。
気楽に回せることもあり、初めて対面する方にはこのデッキをよく使います。

私はランダム墓地肥やしが大好きでよくそういったギミックのデッキを組みます。
それら全般に言えることとして、引いて強いカードと墓地に落ちて強いカードの塩梅を調整するのが楽しく、1・2枚のカードをずっと調整しながら遊べます。
(墓地に落ちるカードで一喜一憂できるのも楽しい)

原作のこのシーン、実はめちゃくちゃ好きだったりする



今後も、ずっと調整し続けられる飽きのこないデッキを組めるよう精進していきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。






●あとがき

※ここからは完全な自分語りになります。


この約1年間を振り返って、自分の遊戯王を取り巻く環境は1周回って360度変わりました。
(戻っとる)

オフ会に一緒に行くような友人はおらず、遠征するときも1人電車に乗って会場へ。
デュエルを楽しんだ後、会場出口でガヤガヤ話をしている人たちを横目に1人その場を後にする。

それが私の日常でした。


それが今では、遊戯王を通じてたくさんの友人ができました。
周りには自分より遊戯が上手い人ばっかで、毎回文句を言いながらもそれ以上にすげぇーって思いながら楽しくデュエルできんのが本当に嬉しいです。

オフ会にいっても知り合いが増えたことで、色んな人とデュエルがしたい気持ちがより一層強くなりました。


こんな最高の時間を共有してくれる友人たちには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも口は悪いと思いますが、本心むきだしの120%のデュエルをしていくので対戦よろしくお願いします。



では‼

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