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コロナで結婚式延期、莫大なキャンセル料、桜も自粛の春を迎えて…

皆様、こんにちは。

令和元年5月1日、日本は「令和」という名と共に明るい雰囲気に包まれていました。

そんな中、『令和婚』が流行し、この記事を書いている私自身が、本当に長年お付き合いしていた彼と入籍をすることが叶いました。周りには「長すぎた春」と言われたほど…

共働きが当たり前の今、仕事が楽しくて目標もあり、もう少し頑張ってから式を迎えたいと伝えたところ受け入れてくれた彼。来年の春は、きっと素敵な結婚式を迎えられるね。長年の交際期間に長年の遠距離恋愛、やっと幸せを感じれた毎日の中で、そんな風に幸せに語っていました。

平成のうちには、大地震や大規模な台風で、何度も平和と程遠い日々を目の当たりにし、誰もが令和に期待していたことと思います。仕事柄たくさんの結婚式を見ていました。そしてたくさんの方が、地震や台風で延期している様子も見ていました。

式の日取りは2020年3月20日。春分の日でした。長すぎる春にはぴったりすぎる日でした。

式の直前にハネムーンに行き、その後式を迎える予定でした。ハネムーン先は、『イタリア』。

クリスマスを終え、年を越し、北海道では雪まつりが始まるあたり、急に謎のウイルスが騒がれ出しました。その時は、中国で流行していたものが、日本に入ってくるのは怖いよね、札幌の雪まつり、大丈夫かな?その程度だったかと思います。

すると心配通り、感染者が雪まつりから出始め、ニュースの中でコロナウイルスが占める割合が日に日に増していったのです。

イタリアに向け旅立つ直前、帰ってきてから結婚式は、この様子だと…

泣く泣く決断をし、式場に相談したところ、半年以内の延期であれば無料で出来るということでした。よかった…それでもとても寂しい気持ちでした。

なんとか延期手続きをし、イタリアへ向かう直前、今度はイタリアの様子がおかしくなり、北海道は緊急事態宣言を出したのです。

『この時期に限って、こんなことあるのか…』絶望に近い気持ちでした。長年、こんなことはなかったのに、どうして今…

というのは、大地震や大規模な台風、それを想定しブライダル保険にも加入していました。しかし、前例のない事態。何も適応されない上、何より想定外だったのです。

ハネムーンに、行くのを辞めろと止められました。会社の上司、海外にいる知り合い、親からも。当日まで迷った末行くことを決断しました。決断の理由は、金銭的な問題です。大きすぎる額を捨てる勇気が持てませんでした。

4月現在ハネムーンからは帰国して感染もない状況です。延期後の結婚式は5月4日。同じ理由で別の決断を出来ずにいます。

莫大なキャンセル料を支払う勇気が出ず、決行予定になってしまっています。

日に日に怖さを伝えられるニュース、志村けんさんの死…

大切な人達を守るためには中止が英断です。それが出来ない金銭的な問題…

幸せになるはずの結婚式、幸せな気持ちで迎えたかっただけでした。

綺麗に咲く花が、いつもより切なく見える春です。

切ない気持ちを持つ、結婚式を控えている新郎新婦さん、金銭的に負担が大きい現実

どうしようもない現実に、緊急事態宣言が出てくれればいいのに…そんな風に考えてしまっている今日この頃です。



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