学生と社会人の違い

こんにちは。何本か新卒社会人向けのビジネスマインド記事を書いてみようと思います。

決まって上司に言われること

この時期、新卒が上司によく言われることの一つに
「学生と社会人の違い何か分かるか?」
と言うのがあると思います。

答えはなんなんでしょうね。
僕も新卒の時に聞かれて答えを考えましたが、何年か働いて、新卒を毎年見てきて感じたことは、多分絶対的な答えはなく、この問いを考えることが社会人経験がまだ浅い人にとっては大事なんだろうなと思います。

ちなみに、最も多い答えは
「お金をもらっているか、否か」
だと思います。推測ですが。。
正解不正解はない世界ですが、個人的にはちょっと違うのかなと思っております。不正解ってわけではないのですが、学生でもサークル活動でお金をもらう時はあるので。

時間的制約の有無

私が新卒の時に、この問いをされて、上司に言われて残っている言葉とその解釈を紹介します。
会社に入って1ヶ月もしないうちに、お店の社員全員を集めて、「お店の方向性」みたいなディスカッションをしていまいした。
※僕の新卒はパチンコ屋なので、基本的に365日営業しているので、社員全員が集まってミーティングをすることは年に1回あるかないかです。
内容は忘れましたが、議論が1,2時間して終了した後に、喫煙所でタバコを吸ってたら、上司とこんな会話を繰り広げました。

上司:「どうだった?」
私:「面白かったです。ああ言う会話って大切だと思います。もっと最後まで議論し切りたかったですね。」
上司:「まぁね、議論しきれるといいんだけどね。でも、一つ聞くけど、学生のサークルと社会人の違いってなんか分かるか?」
私:「お金もらってるかどうかが一番かなと」

お手本みたいな回答ですねwそしたら上司から

「まぁそれもあるけど、時間に制限がある中で成果を出すかだと思うよ。学生のサークル活動だって、お金をもらっている人はいるけど、基本的に学生は時間がほぼ無制限にある。社会人はいろんな環境の人がいるから1日8時間や決められた時間でのミーティングで答えを出さなきゃいけない。君は賢いし優秀だけど、まだ時間制限のない仕事をしてる気になってると思うよ。その考えは学生だから、これからは時間制限を気にしてみてね。」

と言われました。当時も刺さりましたが、今書いてても真芯を食ってる答えな気がします。1人で働くにも8時間の制限というか社会的ルールが基本的にはありますし、仕事をするにあたって、自分以外の人と議論をしたりコンセンサスをとって働いていかなければなりませんが、他の人は仕事への熱量や優先度はまちまちなので、無制限に時間を使えることは多くはありません。

なので、時間的制約のなかでパフォーマンスを出すことが社会人というのは的を射ているなと感じます。

分給という考え方

この言葉が残って、よく私は働いた分のパフォーマンスを出せているのかと考えるようになりました。皆さんは自身の時給や分給を考えたことがありますか?

会社が1人を雇うコストとして、会社が払ってくれている社会保険料が額面の15%上乗せ、PCや椅子やモニターのレンタル代、交通費、ほか福利厚生費などがあり、月にもらっている額面の1.5−2倍のコストがかかるのが相場です。
なので、額面30万の場合は45−60万くらいですね。
仮に50万円かかっているとすると、20営業日・8時間あるので
日給は2.5万、時給は3,125円になります。
1分にすると52円ですね。

1分間で52円分会社に貢献していますか?
52円って結構きついと思うんですよね。もちろん毎分毎分コツコツと稼ぐのではなく、何十万の商談を月に何本か取ることでペイするのだとは思いますが、今の1分で52円分前に進んだか。って考えると、時間って結構大事だし、その意識がない限り時間を無駄にしてしまうことが多いだろうなと思いますので、時々そんなことを考えてみてはいかがでしょうか。

ずっとこんなこと考えてたら、疲れるし、休憩や無駄も必要なので、前に進む無駄な時間を過ごしましょう。

おしまい。

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