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問題児に後遺症を負わされない人生を送りたかった

問題児にモーニングスターで殴られ、一瞬で親からもらった大切な身体を壊された。後遺症を負い、ヴァイオリンが弾けなくなった。手が不自由になり、劣等感に苛まれ続けた。後遺症由来の精神病に侵され、ずっと苦しめられてきた。後遺症の苦しみや、その後遺症を負わせた問題児への憎しみに苛まれ、何度も自殺を試みた。悪夢だ。現実は小説より悲劇だ。

私はずっと苦しめられてきたのに、親からもらった大切な身体をもう元通りにできないほど壊されたのに、問題児は賠償もせず自分の犯した大罪も忘れてのうのうと結婚出産。挙句「後遺症と精神病に因果関係はない」だの、自分の与えた後遺症なのに、それをバカにする始末。

問題行動を起こした人間が無傷で、被害者はそいつに負わされた後遺症に苦しみ続けるのはおかしい話。物理的に正しいのは分かっているけど、問題行動を起こした人間が苦しむべきである。それなのにこの国には同害復讐法がない。どうせ「残酷だから」とかそういうちんけな理由だろう。この世の残酷な現実から目を背けている。

今になって「刑事未成年だったから無問題」だの問題児がバカにしてきた。やったもん勝ちだと言いたいのだろう。いくらこの国の腐った法律があのクソを許そうが、いくらあのクソ自身が軽い気持ちでやったことだろうが、人が親からもらった大切な身体を元通りにならないほど壊し、ヴァイオリンを奪い、精神病をもたらした、あいつの罪は重い。公立でも聞いたことがない、人をモーニングスターで殴って後遺症を負わせた、世界で唯一無二のキチガイ。

私の悲しみや憎しみを知ってブロ解し、問題児のことはフォローし続ける数人の薄情者の同級生。あいつらが問題児の被害者になればよかった。そうだったら今頃あんな最低な人間と仲良くなんかできないんだから。あいつらみたいな薄情者が問題児の被害者になればよかった。以前生まれつき片目が見えない女性と話したが、「私のことを傷つけたやつら全員殺したい」と言っていた、その気持ちが分かる。自分らが問題児に後遺症を負わされた可能性があったのにも関わらず、その苦しみをシカトし、未だにそんな最低で危険な人間と仲良くする数人の同級生たち。私は問題児だけが唯一殺したいほど憎いので、そこまでは思わないが、嫌いだし傷ついたし、人間は所詮薄情で、究極孤独なんだと思い知らされた。

私にももちろん後遺症を負わされない人生を送る権利があった。ずっとあいつと他クラスだし、たまたま私の使っているバス停が、あいつの徒歩下校の道中にあっただけ。それなのに、あいつが親に買い与えられたモーニングスターを学校に持ち込み、下校時あのバス停で取り出して殴られ、一生ものの後遺症を負わされた。あの時バス停にいた別の同級生や、あいつと同じクラスだったやつや、あいつの家族やあいつと親交があったやつが被害者になった可能性もある。そうなればよかった。なんでよりによって私が、こんな酷い目に遭わされてしまったのか、悲しいし許せない。

あいつのことは全く許せない。今までかかった治療費などを含んだ慰謝料を払われるか、「あいつの家族を殺す」など実際に手を下さないと気が済まない。14年前からずっとそう本能で思いながら堪えてきた。悲しいかな、問題児にモーニングスターで殴られたなどという、忌々しい一瞬の経緯で、親からもらった大切な身体を二度と元通りにできないほど壊された苦しみが現実だからだ。その現実がずっとあるから、私は朝起きてから夜寝るまで、ずっと本能であいつへの殺意が湧き続ける。

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