夢
夢を見るには早すぎた
自分の事をわからないまま
突き進むのはあまりにも過酷だった
自分の命を投げ出してまで追う夢ではなかった
一番やらなきゃいけなかったのは
自分の中にいる
もう一人の自分の存在を認める事だった
自分を慰めるものばかり作って
そんなもので人を楽しませることなど
できるはずもなかった
自分の表面を慰めるばかりでは
何も変わらないのは当たり前だった
私は一度中に入って
もう一人の自分を表に出さなくてはいけない
そしてそれを癒せたら
いつもどこか歯に衣を着せたような
私の作品は変わるだろうか
そしたらまた、夢を見られるだろうか
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