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Sounds of Twenty

YUKIの20周年ライブに行った。東京ドームの10周年ライブからもう10年たったのか…と、時の流れの速さに驚く。

出会いは小学生、ませたクラスメイトがJudy and Maryのラッキープールを教えてくれた。小5では引越した先でプリズムのリリースの報道を見た。中学では友人が別の歌手のものと間違えて、JOYのMDを貸してくれた。思えば、あれがなければYUKIに再会することもなかったのかもしれない。高校ではYUKIが同じく好きだという親友ができ、一度ライブに行くことも試みたが、親の承諾が得られず頓挫した。いつか一緒にライブに行こうねと約束し、YUKI貯金もした。その後、大学生となり、社会人となり、今は自由にライブに行くことができるようになった。出会い以来、私の人生には彼女の歌がいつもある。

今回はホールとドームを2回ずつ。

ホールでグッときたのは、スタートに呪いを持ってきたところだと思う。渋い。赤い照明の中、ギターを持って浮かび上がるYUKIの姿がかっこいい。あとは、愛に生きて。
1回目は、一人で行った。お隣のギャルが一曲終わるごとにメモを取っていて、とても話しかけたかったけど勇気が出ず。反対隣のおじさんは、ピロピロをくれて優しかった。規制退場を待っているところ話しかけられたが、こちらは放心していたので要領の得ない返答をしてしまいちょっと気まずくなってしまったのが悔やまれる…。2回目は家族と行った。YUKIをほとんど知らずにきていた人で、ちょっと仕事で病んでいた時期だったけど、パワーもらったらしい。気に入った曲が「ふがいないや」だったらしく、それもちょっと嬉しかった。
お楽しみの衣装だが、蛍光グリーンとゴールドのがトレンドっぽくて好きだったのと、蛍光カラーのドレスで出てきた時は思わずかわいい…!と呟いてしまった。ワンダーラインぽいなと思ったら本当にその後ワンダーラインを歌ったので驚いた。

ドームは今回、初めて会う人たちと行くことになった。ホールとぜんっぜん違いますよ、と1日目の子が教えてくれた。そしてオープニングを待っている間に翌日の座席を期待せずに確認したら前から4列目だったので、4回行くことにしてよかったと心から思った。
彼女の話通り最初から全然違っていて、個人的にはホールの方がなんとなく好みだったが、ドームで1番良かったのはホーンズの演出。やはり生の楽器はかっこいい。ベンガルガールのピアノも良かった。4回行ったがメドレーでは大好きな「キスをしようよ」に巡り会えずちょっと悲しかったが、またどこかで聞けることを願う!
ホールもドームも途中それぞれ20年を振り返ろう映像がある。星屑サンセットも、HELLO! もそれぞれ2回ずつ見たのだけれど、全部涙なしでは見られなかった。YUKIの20年は、私の20年でもあると思っている。
実はしばらく心が離れていた時があった。ちょっと万人受けだなぁと思い始めて、聴かなくなった。コロナ禍、ふらりと行ったTerminalのツアーが良すぎて号泣してもう一公演、当時の恋人と行った。
曲やライブごとに思い出がある。青春時代も、もう会えないであろう人との思い出もしかり。でも、YUKIの言葉を借りるなら、この20年、いい時もそうでない時も、私にはあなたがいた。

ドームに行く前に、チケットを譲った友人からもものすごく良かったという感想が届いた。一緒に行った人も最近元気なかったけど元気になったらしい。好きな人を好きと言ってもらえるのは嬉しい。チケット買いすぎて反省もしたけど、何人かの命を救った気になってます。

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