クソ薬剤師の小言集(その1)
Twitterでは短すぎるし、
正しく伝えられないのでnoteに記録として残していこうと思います。
小言集の過去の記事は下書きに戻すか、有料にします(必要としない人が読まなくても済むように)のでお早めにお読みください。
noteでは記事は公開していないのに多くの方にフォローしていただきありがとうございます。
マニュアル化されてしまった薬局薬剤師の「社会」で、
・必要なのに教えてもらえないこと、
・これを先に知っておけば仕事が嫌にならずに済んだのに、、、
・できる人はなんであんなにできるのだろう?
・なんで自分は仕事が辛いのだろうか。
・なんで、あの人はトラブルばかり起こすのだろうか。
・なんで、あの人はいつも残業も出さずに帰れるのだろうか。
・なんであの人は患者さんとあんなに親しく話ができるのだろうか?
・なんで、私ばかり怒られるのだろう?
・薬剤師の仕事はなんで辛いのだろうか?
など、会社の中では相談できないような事、
悩みのスパイラルに陥らない方法など、
心理学的な面も含めて「仕事のしかた」を書いていければと思います。
本来ならば、仕事は「師匠、先輩」について盗んで覚えるものです。
しかしながら、現在の調剤薬局、ドラッグストアなどでは大部分がマニュアル化されて、「仕事生活」における「生き方」を学ぶことができません。
それを知っている人もすでに会社にはいなくなっていますので、伝承ができてこなかったのです。
本来ならば「企業の強み」として生かすべきなのですがあまりにも効率化、マニュアル化を進めた結果これらの「暗黙知」が現場から消えてしまったのです。
15年くらい前なら、大きな会社でも小さな会社でも「スーパー薬剤師」などと陰で呼ばれて、尊敬されつつ妬まれつつも活躍していた薬剤師がそれなりにいたと思います。
社内でもそれらの「スーパー薬剤師」を見て育った若手が彼らと一緒に働くことで、ノウハウを盗み成長することができました。
そんな仕組みが自然とできていたのです。
それが企業や地域での「見えない強み」を作っていたのです。
しかし、現在ではそれが「ほぼ機能していない」のです。
そのような薬剤師は実際に存在はするのですが、マニュアル化、効率化によりその人の特徴、強みが平坦化され抹殺されてしまっているのです。
その代わり、弱い人の弱い部分も相殺されているのです。ようするにできる人ができない人を背負っているのです。よく言えば助けあい、悪く言えば頑張る人が報われていないのです。
一般的に、「スーパ薬剤師」みたいな、いわゆるハイパフォーマーから刺激を受けることでその周りの人も成長するのですが、その「スーパ薬剤師」というのは特別に学歴が高いとか知能レベルが高いというのではなく、いわゆるその人の「行動特性」が優れているのです。
私が偏差値が低く勉強しない薬剤師に厳しく言うのはこの為です。
これらの「行動特性」はコンピテンシーとも言われ、その人の強みとなるもので、周りに対する感受性や、ネットワークの構築力、信頼されやすさ、環境への対応力など「数値では表れにくいもの」なのです。
だから、他者や他社に真似されにくい、お金でも買うことができない強みなのです。
しかし、昨今の数値至上主義では、数値化できないものは認めない、というような社会になっています。
このために、ハイパフォーマの能力は減衰されるが、弱いものも最低限の仕事ができる、一億総中流社会のようなものが出来上がってしまったのです。
大きく脱線しましたが、
この小言集では、その行動特性につながるように、仕事の仕方、雑学的だが役に立つ知識を提供します。
(続く)