疎遠だったクズな父親が肺がんで逝った話

僕にはクズの父親がいました。

詐欺師に騙されて長年勤めていた会社の金に手を付け、クビ

ギャンブル好きで発達障害持ち(検査はしてないけどかなり怪しい)

借金は推定1000万近く抱え、町内会の金や祖母の金などもくすねる金へのだらしなさ

料理なんてロクにしたことがなく、自分の部屋もまともに掃除できないセルフネグレクト

よってクズとみなし、僕ら家族は家を出て、母は離婚する。。



ってな感じで書き出すとキリがないほど絶望的なクズ男なのです。


クズすぎて家族全員、もっというと一族全員から軽蔑され、孤立していました。

僕もそんな父とはロクに会話もせずにずっと疎遠に。



そんなクズ男である父が2022年の4月に肺がんで突然逝きました。

享年67歳。


・・・


ことのきっかけは父の弟で父の近所で暮らしていた叔父が

お兄さんが自宅で衰弱している

と通報を受け、病院に入院させたことがはじまりでした。


僕は叔父の息子である従兄弟からその話を直接聞き、急いで叔父と話に。


正直叔父には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

クズとはいえ、自分の父親を別で家庭をもってる叔父に世話をしてもらったのだから。


叔父も叔父で、僕ら子には行政から連絡がいかないように先立って動いてくれたらしく、

手際よくクソ親父を入院まで進めてくれていました。


僕は叔父と直接話をし、現状をすべて伝えられました。

近所の人が衰弱した父を見かねて行政に通報し、叔父にも繋いでくれていたこと。

末期がんステージ4であること。

かかった費用は叔父が立て替えてあること。

今後は僕にも病院へ出頭してほしいこと。


など、尻が4つに割れるんじゃねえかってくらいストレスフルな話でした。


従兄弟も従兄弟で僕の父のことが昔から嫌いだったらしく、

さらに己の父がその嫌いなおっさんのために動いてることが気に入らない様子。

そして

たとえクズとはいえど父親を失う寸前である僕に父の悪口を堂々と言ってくる。


死ねばいい」だの「自業自得」だの散々に。

画像1

ひどすぎやろ。


ってことで従兄弟は心からの味方では無い。

叔父も叔父で先立って動いてくれてはいるものの、人の話を聞けない亭主関白タイプ。

叔母の話を人前で怒鳴って遮り、黙らせる典型的な昭和男。


なので従兄弟も叔父もめんどくせえ。

そこまで頼れない。。

(まあ叔父は先立って動いてくれる気まんまんだったので結局最後まで頼ることになるのだが。。)


叔父から父の話を聞かされ、とりあえず家に帰る。

僕はこどおじ(当時31歳)だったので実家が家です。

実家は母と二人暮らし。

母にこの件を相談し、とりあえず兄(長男)と姉(2番目、妊娠中)にも報告を。


すると


兄「今コロナだから力になってやれるかわからん。どうしたらいいんだ」

姉「えー、、私は出産近いし関わりたくない、、」



こんの



役立たず共が。



一番下の弟が緊急事態に陥ってるんだぞ。

お前らの親でもあるのに、、このカスどもが。。



仕方なく、僕は一人でこのクズ親父の最期に付き合わされることになってしまうのだった。


つづく


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