第25話 表面張力、出番なし!
理科メンとは?
失恋した和塚さちには、なぜか[科学現象]が見えるようになった。自由落下、摩擦、恒常性、消化……。彼らは皆イケメンだが、単なる現象だから、事態を説明するだけ。24時間さまざまな[科学現象]にまとわりつかれ、さちは幸せになれるのか…!? 前代未聞の[科学現象]擬人化マンガ。
【理科メン第25話アフタートーク】
さち「花を枯れにくくする方法は理解できたんだけど…なぜ私はこんなにも花を枯らしてしまうのだろう…」
表面張力「そうだねベイベー、『花殺し』って異名はちょっと尋常じゃないよね」
さち「花に対しては、すごく愛情もって接してるんだけどなぁ…」
表面張力「おやおや。具体的にはどんな接し方をしてるんだい?」
さち「私、すっっっっごい話しかけるのよ、花に」
表面張力「おやおや。もしかして、花に良い言葉をかけると綺麗な花を咲かせるって説を、信じてる人かな?」
さち「え、違うの!?あれって科学現象なんじゃないの??」
表面張力「ノンノン、ニセ科学さ。植物は触られると、茎が太く短くたくましくなる性質があるから、それを言葉による効果と混同しているだけだろうね」
さち「そっかー!じゃあ逆に、私が話しかけすぎたせいで植物がストレスで枯れた、とかでもないんだね!」
表面張力「ハハハ、そんな心配は科学の前では不要さ!」
さち「よかったー!私、休日とか16時間ぐらい植物に話しかけたりするから、ちょっと不安だったんだよね!」
表面張力「ハハハ、キミは科学の前にいろいろ心配する必要がありそうだね!」
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