見出し画像

24

24歳になった瞬間は会社の先輩たちとの飲み会の帰りの電車内で爆睡していた。
24歳になって迎えた最初の朝は二日酔いで
とても眠くて、頭が少し痛かった。

24歳になった。サザエさんと同い年になってしまった。フグ田サザエ、24歳で既婚者で3歳の子どもがいるのえぐいな。わたしは24歳で独身で実家暮らしで子ども部屋おばさんだ。何だこの差。

昨日の飲みの目的は先週の休日出勤お疲れ様でしたの会だったんだけど、乾杯する度にお誕生日おめでとう!って言ってもらえた。
友達からもおめでとうLINEもらった。
でも毎年一番祝ってくれてた友達(プレゼントくれたりする)からは何もこなくて寂しかった。
すきなひとからも手紙(という名のメモのスクショ)もらった。なぜか誕生日前日の夜中に来たけど。

誕生日当日(今日)は恐ろしいほどに通常運転で何もない。本当に今日が自分が生まれた日なのか?と思うくらい。こんなに心躍らない誕生日は初めてかもしれない。1人でもいいからどこか出かければよかった。去年の誕生日デートを思い出して今日と比較して落ち込んだ。去年は楽しかったなあ。

10代の頃思い描いていた24歳はもっと大人だと思っていた。そんなことはなかった。学業が仕事になっただけで、学生の頃と特に変わらない。
結婚する気配もない。なんなら最近振られたし。

この手の話題ばかりじゃねえーか、と言われるかもしれないがどうか許して欲しい。
24歳を目前にわたしは大学生の頃から付き合っていた恋人と別れた。別れてからそろそろ1ヶ月経つが、なんにも立ち直れていない。今でもすきなひとはわたしの脳内に住み着いていて、すきなひとのことを考えなかった日は1日もない。
どうにもならないことはわかっているのに、
あのときこうしていれば、とかあの発言や行動で傷つけちゃったかな、とかいっぱい考えてしまって後悔や自己嫌悪で感情がぐちゃぐちゃになってぼろぼろ泣く夜もある。(昼のときもあるし朝のときもある)
どうしたら立ち直れるのか、今のわたしにはわからない。周りの人間はよく「時間が解決してくれる」というけれど、これは本当に時間が経ったら癒えるものなのだろうか。

24歳のわたしは誰とも付き合わないと決めている。別れから立ち直れずずっとその場で足踏みしているわたしなど、誰かとまた恋に落ちる資格なんてないのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?