上々な人生

僕のおばあちゃんは明治の終わりに北海道の福島という函館に近い街で生まれました。
訛りもどちらかというと青森に近い感じで僕も子供の頃におばあちゃんが何を言ってるかわからず聞き返したもんです。
そんな訛りの強いばあちゃんの親だから相当訛っていたのでしょう、そんな僕のひいじいちゃんは
初めての女のコである僕のおばあちゃんの誕生をとても喜んだそうで「つる」と名付けました。
さっそくひいじいちゃんは役所へと出生届を出しに行きました。当時は窓口に口頭で報告していた時代
ひいじいちゃんが訛っていたため「ツル」が「チル」に聞こえた為に名前が「ちる」になったという
僕のおばあちゃんの今日は命日。
おばあちゃんは「上々だねぇ」が口ぐせで、何回もおばあちゃんの「上々だねぇ」という魔法のことばに救われました。
上手くいかない事の方が多いのが人生、時には「上々だねぇ」って自分の事を認めてあげないと
息切れしますよね。

#日常

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