全国で3rd段位戦が開始したころの話

こちらのページの続きとなっていますので、未読の方はまずこちらをご参照ください。

2009年の秋、ストⅢ3rdの段位戦が開始されました。
バーチャの段位システムをストⅢ3rdに適用してみたら面白いのではないかという試みで始まったこのイベントは大きな話題となり、元々は1ゲームセンターのイベントだったのが全国のゲームセンターの定期イベントとして定着し、全国のプレイヤーの段位一覧を閲覧できる公式サイトも作成されるなど非常に大きな盛り上がりを見せました。

休止期間もありながら2016年まで、実に7年もの間続きました。当時のプレイヤーにとって段位戦は誰もが一度は参加してみたいイベントだったのではないでしょうか。かくいう僕もその一人です。


2011年の夏頃、当時八戸にいた僕には近くに段位戦を開催している店舗がありませんでした。参加するのであれば、県外のどこかへ遠征しなければなりません。

普通であれば仙台あたりに行くのがベターだったのでしょうが、当時の僕はあえて札幌のGAME41さんへの遠征を選択します。

選択の理由は、当時の僕のコンプレックスにありました。

僕は道東の出身なのですが、ゲームに関してだけを言えば、一口に北海道というと大抵は札幌周辺に限定して語られることが多いです。ゲームが一番盛んな北海道の地域イコール札幌。他の地方のことなどないものであるかのように、札幌民も道外の人もそれが前提で話しているような感覚がありました。

札幌周辺だけで北海道を語ってんじゃねぇよ。その思いが当時の僕の大きなモチベーションでした。それは今でも持っています。

八戸から札幌まで特急列車を乗り継いでほぼ半日かけて遠征し、月例大会と段位戦に参加し、そのあと朝5時まで野試合をして、朝6時の始発で八戸に戻る。今だったら絶対できないですね。体がぶっ壊れる。でも、それを乗り越えてでも参加したい強い気持ちが当時の僕にはありました。

結局、GAME41さんの月例大会に四回参加して無差別級優勝一回、準優勝一回。初中級者大会に一度参加して優勝。段位戦最高九段(札幌支部で三位)。

残念ながら2012年にGAME41さんは閉店されますが、その前にアケの無差別大会で優勝を経験できたのは本当によかったなと思ってます。札幌だけが北海道じゃないぞ、というのを少しはアピールできたのかなと。当時本格的に対戦を始めて2年ということも含めて考えると、結果は十分すぎますね。

余談ですが、カウンターでカップ麺を買ってそれを啜りながらワイワイ対戦していたあの空間は本当に最高でした。みなさん温かくて、二回目以降の遠征では特にアウェイ感もなく楽しんで過ごせました。

またこの遠征がきっかけで地元の友達との輪が広がりまして、GAME41さんが閉店された後もその友達のご厚意で札幌のほかのゲームセンターに連れて行ってもらったりしてました。本当に思い切って行って良かったなと今でも思います。

動画は11年前の僕。ユリアンとまことに星影使ってますが、全く活用できてないですねw でもこの頃の方がEX蟷螂の繋ぎにキレがある。年か? 年なのか?


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