有機農業法人社員2009~出張
この頃はK社の扱う農産物はいろいろあった。
私が働き始めたころは2つの町の有機JAS認証農産物で、軟弱野菜、根菜、いも類、果菜類だったが、2009年ごろにはお米と柑橘類も扱っていた。会社は県境の町で山奥だったが、海辺から柑橘類。もっと遠くの島からタマネギなどが届いていた。
どちらの農家も決して若くはない。50代~70代。体調を崩したり、ぎっくり腰になったり、入院したり。
お米の注文があるのだが、そのお米の農家さんは手がないので、パートのおばちゃんたち全員と私で50キロくらい先まで行って、玄米と白米。当時だからクロネコヤマトも30キロまで見逃してくれて、5キロ6袋で一箱分。これを1日かけて300袋(×5キロ)つめた。50箱か。
さすがにおばちゃんたちも疲れた。
そりゃそうだ。思い出したがこの当時、最年長は80歳のMさんだもの。
別のときはタマネギを引き取りに行った。
橋では繋がっているが離島の畑。
もともとは打ちっぱなしのゴルフ練習場を畑にして有機JASをとってるとこ。お父ちゃんが腰が悪くて収穫できないから、2トンのユニックつきトラックを借りて、片道2時間弱。海にかかる橋を2度3度渡り、畑についたら、タマネギを掘り出してコンテナに詰める。そのコンテナをトラックに積んで持って帰る。帰ろうとしたら雨が降ってきたので、ホームセンターでブルーシートを買ってなんとか濡れずに持って帰る。
こんなのは滅多にないけど、Kでは栽培してない根菜類の収穫などは提携している農家さんのとこで体験した。
もっとも収穫だけなので、栽培そのものは分からない。
ゆえに今でも葉物野菜と果菜類以外はメインの野菜にはしてない。
学んでないのもあるが、根菜類を洗う機械と収容保管するスペースがないので、うちではやらないのである。
何度か里芋やジャガイモやサツマイモなどのいも類を栽培したが、きちんと保管する場所がないから、売り切ることなく腐らせてます。
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