京都大学SF・幻想文学研究会

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京都大学SF・幻想文学研究会です。 京都SFフェスティバル(http://kyofes.kusfa.jp)をよろしくお願いします。

最近の記事

2023会員ベスト~たかp編~

 『クローバーフィールド』って最高の怪獣映画じゃないですか? 2回生のたかpです。僕としては、国内SFコミックベストを発表せずにはいられません。  何を言ってるのかわからねーと思うが、年末年始だし、何も分からなくてもいいんじゃねえか? と思う訳です。てやんでえ! 理屈は色々と、人々の想像に難くないものがつくわけですが、結論、僕としてはSFコミックベストを発表するZOYと、そういう心持なわけです。  noteを再興せよとのお達しがあり、コミケにも行かず実家でのんべんだらりと

    • 2023会員ベスト〜eXTaCy編〜

      びっくりしちゃった。 今年読んだ作品を数えてみたら、危うく両手両足の指で収まるところだった。流石にそれはちょっと盛ったけど、筆者が三面六臂の阿修羅像だったら危なかった。 どうも、最近観仏(仏像を鑑賞すること)にハマり、洛外へはみ出しはじめた3回生・eXTaCy(@21stcentury114)です。一昨年の暮れ、noteに鞭打つため始めたこの会員ベスト企画。毎年暮れの恒例企画にしていけるといいね、と言っていたのも束の間。昨年は冬コミの忙しさなどで目を逸らすうちに新年を迎え

      • 『京フェス2023』完全丸わかりガイド!

        こんにちは。京大SF研です。 2023年も残すところあとわずかとなりましたが、まだまだ大きなイベントは残っています。 これすなわち大晦日、冬コミケ、クリスマス、そして 『京フェス2023』です! とはいえ、 ・そもそも京フェスってなんなの? ・SFって怖そう などなど疑問は尽きないと思います。 そこで今回は、『京フェス2023』丸わかりガイドと題しまして、今年の京フェスをご紹介! 目次から気になる項目をチェックしてみてくださいね! ・京フェスって? 京大SF研が主催と

        • 『ゴーストキャンディカテゴリー』レビュー

          《『WORKBOOK118 京フェス特集号』に掲載しきれなかった、関連作品レビューを特別公開!!》 作品名:ゴーストキャンディカテゴリー 作者:高島雄哉 東京創元社 2019 『時を歩く』収録 ―――――――――――― 我々は交換社会に生きている。 購買を通じて成り立つこの社会構造然り、時間というものを代えて得る経験然り、生涯それ全部が交換によって成立している。それは今に始まったことではなく、太古から、あるいは我々が人間になる前から――猿であったころ、いいや時間と何か

        2023会員ベスト~たかp編~

          遅くなりました! かぐやフェスレポート(by 京フェス実行委員)

          11月18日に開催された #かぐやフェス に京フェス実行委員が潜入! その様子をリポートさせていただきます!  (私の写真が下手なのと、人の映ってる画像はあまり出せないのはご容赦くださいませ)。 13:00 からの開会。エレベーターで地下の会場に潜ると、かぐやレーベルの小説のパネルと、『新月』パネルがお出迎えしてくれました! Peetixでチケットを見せると、名札がもらえます。SNSへの写真掲載の可否で、違う色の名札が配られました。その辺りの配慮はとてもありがたい……。

          遅くなりました! かぐやフェスレポート(by 京フェス実行委員)

          【京フェス】賀東招二先生特別インタビュー

          こんにちは、京都SFフェスティバル実行委員会のろんげです。 みなさん、ラノベ読んでますか? ラノベ大好き! ラノベ大好き! ラノベ大好き!(素振り) 最近は京大SF研会員の趣味もあり、京フェスにもラノベ界隈の方を多数お呼びしています。 例えば今年は夏海公司さんと周藤蓮さんの対談企画を立てましたし、去年はラノベやアニメのフィールドで活躍するライター・太田祥暉さんのご講演がありました。 さて、毎年ラノベ枠を一つでいく……のかと思いきや、今年はなんとさらにラノベ枠があります

          【京フェス】賀東招二先生特別インタビュー

          WORK BOOK118 京フェス特集号 インタビュー内容紹介 

          note告知第二弾! この度、京大SF・幻想文学研究会『WORK BOOK118』、Boothにて販売を開始しました!  ( https://kusfa.booth.pm/items/5235855 )  既に多くのご注文をいただき、発送の準備を進めております! このページでは、『WORK BOOK118』収録のインタビュー記事を四つご紹介いたします。(ところどころ敬称略です、何卒ご了承ください)。 いいなと思った企画が一つでもありましたら、WORK BOOK118をお

          WORK BOOK118 京フェス特集号 インタビュー内容紹介 

          WORK BOOK118 京フェス特集号 発売のお知らせ

          Note告知第一弾! この度、京大SF・幻想文学研究会は『WORK BOOK118』発刊の運びとなりました! 118号は京フェス特集号と銘打ちまして、京フェス(京都SFフェスティバル)と連動した超豪華版。 さて、どのくらい豪華なのか?  下の目次を刮目して見よ!  目次 ・インタビュー   ・橋本輝幸×鯨井久志   ・久永実木彦×ホークマン×メカルーツ   ・高島雄哉   ・夏海公司×周藤蓮   ・大森望 ―京フェス誕生秘話― ・京フェス2023関連作品レビュー ・京フ

          WORK BOOK118 京フェス特集号 発売のお知らせ

          《SAO》サービス開始マジでおめでとう ~SAO、コードギアス、ギルクラ、Charlotte~(liang)

          ※当然ネタバレに満ちています。作品の核心に素手で触っていきますので、未見の方はご注意ください。  ――これはゲームであっても遊びではない。  もはや言うまでもありません。ライトノベル『ソードアート・オンライン』(以下SAO)の一節です。  大変喜ばしいことに、今日、2022年11月6日は、作中でMMORPG《ソードアート・オンライン》のサービスが開始された日です。それに合わせて、ライブや展覧会などさまざまなイベントが企画されています。  となれば、一介のSAOオタクである筆

          《SAO》サービス開始マジでおめでとう ~SAO、コードギアス、ギルクラ、Charlotte~(liang)

          京都SFフェスティバル寄付のお願い

          京都SFフェスティバル2022実行委員会です。 本年度の京都SFフェスティバルにご参加下さり、誠にありがとうございます。また平素より本イベントに格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。 今回は、皆さまに京都SFフェスティバルへの寄付を賜りたく、本記事を公開させて頂きました。 京都SFフェスティバル、通称「京フェス」は、毎年秋に京都で開催されているローカルSFコンベンションです(公式ホームページ:http://kyofes.kusfa.jp)。 京都大学SF・幻想文

          京都SFフェスティバル寄付のお願い

          ソフト(ウェア)SF

           最近はSFも裾野が広がってきて、人に勧めるときにも「いろんなSFがありましてね~ なんでもSFって感じです いやホント」とかいってしまう。じっさい8割くらいは正しいのだが、じゃあ"本当に"なんでもSFなんスかといわれるとちょっと苦しい。たとえば、王道なろう系・純恋愛系。  自己紹介:京都で数学やっています。Nagaraです。留年の危機です。  発端は夢野久作の『人間腸詰』という作品の読書会で、わたしは「世界観スチームパンクにして、人間をソーセージにする機械をもっとSFチ

          短編「COUNT」

           この度、去年9月の文フリ大阪で頒布した会誌「WORKBOOK114」の電子版をBOOTHで販売する事となりました! 怪獣をテーマにした創作4篇に加え、文フリ大阪時には掲載しきれなかった2冊を加えた円城塔単著全レビュー、新入生レビューと盛り沢山な内容です。  それにあわせて今回、お試しとして、収録されている創作の中から一篇、茂木英世作「COUNT」を無料で公開致します。この作品を読んで気になった方はぜひ、下記リンクからお買い求めください!https://kusfa.boot

          会員が選ぶ2021年ベスト5 選者:茂木英世

           本ランキングは、選者が2021年の中で触れたコンテンツ(初見、再見問わず)の中から特に印象深かったものを5作チョイスした超個人的な代物であり、その為なぜ今更? というものも混じっているが、どうかご容赦の程を。  もし未読、未鑑賞のもので何か気になるものを見つけて頂いたり、久しぶりに名前を見た作品を読み直すきっかけになったりしていれば幸いだ。 それではまえがきはこの辺で、ランキングスタート。 5位:『巨神兵東京に現わる 劇場版』庵野秀明  本作は2012年に公開された『ヱヴ

          会員が選ぶ2021年ベスト5 選者:茂木英世

          会員が選ぶ2021年ベスト5 選者:XTC

          ※先にお断りさせていただきますが、このベストは選者が2021年に出会った作品のなかからこれは、と思ったもので構成されているため、今年の新作以外もランクインしている可能性がございます。何せ超個人的なので。だからといって、怒り狂いながらCtrl+F4(⌘+Wかもしれない)に指を添えるのはやめてください。もしかしたらまだ見ぬ新作・掘り出し作に出会えるかもしれないし、ふつうに出会えないかもしれません。超個人的なので。別に今年出たSF作品を5つも選び抜くほどSFに触れてないとか、そうい

          会員が選ぶ2021年ベスト5 選者:XTC

          会員が選ぶ2021年ベスト5 選者:nagara

           SFじゃなくてもいいらしい。あと今年じゃなくてもいいらしい。 1.『同志少女よ敵を撃て』(2021・小説) 逢坂冬馬  一つ目から非SF作品だけど、せっかくなので今年に出た作品を……。ロシアの農村に暮らしていた一人の少女が狙撃兵となり大戦を生き抜いていく様子を描いた一作だが、上官や戦友との人間関係・戦場の緊迫感・主人公の成長と変貌、そのどれをとっても濁りがなく高い水準でまとまっている。今年読んだ作品のなかでもっとも引き込まれた一作で、私の思うこの作品一番の魅力は「巨大な戦

          会員が選ぶ2021年ベスト5 選者:nagara

          会員が選ぶ2021年ベスト5 選者:昏猫

          2021年に刊行された物の中から選んだ。完全に個人的な趣味に寄っており、刺さる刺さらない等あるかとは思うが、これらが珠玉の作品達であることは間違いない。自信を持ってお勧めできる。 5.三体 iii 死神永生 劉慈欣  恥ずかしながら「三体」すら読んでいなかったのだが(「お前それでもSF研会員か!?」とハードカバーの角で殴られたりしない優しいSF研だったので助かりました)、5月の「三体iii死神永生」刊行を機に読み始めてみたら、面白くて仕方なかった。計五巻を一気読みするこ

          会員が選ぶ2021年ベスト5 選者:昏猫