見出し画像

働き方実験 ~副業物販の可能性~

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。

実験の目的と背景

【目的】50才を超えたサラリーマンが生涯現役で働ける準備

一昔前は55才定年が主流だったと思うのですが、今は65才、というか70才まで働く機会の確保が企業の努力義務になっています。
一方、高齢サラリーマンの多くは、会社の中でだんだん肩身が狭くなっているのではないでしょうか?

前職で「楽しくなければ仕事じゃない」という言葉が社訓でしたが、この社訓は私にとって、とても共感できる言葉でした。
これは世代に関係なく、実際にこの社訓に魅力を感じた学生がたくさん入社してきました。

では、アラフィフの私がこの先、少なくとも70才まで、ずっと、明るく、イキイキと働き続けるためには、今何を準備すれば良いのか?その準備のひとつの方向性を確かめることが本実証実験の目的です。

<背景1>これまでの経験の活用

私のサラリーマン人生は30年ぐらい、システム開発の仕事をメインに、CG制作/WEB制作/プロジェクト管理/提案営業/組織管理/事業計画などなど、会社に求められる仕事をマルチにこなしてきました。

よく言えば「総合力は高い」が、悪く言えば「専門性が低い」人なのです。なので、副業をしようとしとき、どれも中途半端で、自分の何を売りにすれば良いのか?わからないことが良くあります。(ITスキル?デザインスキル?管理スキル?教育スキル?)

<仮定>商売は年をとってもできる?

マルチ性をキーワードに取り組みだしたのが「ECを利用した物販」です。
ECを利用した物販なら、今まで培ったスキルをかなり有効活用できます。
無理をせず、マイペースで商品を準備し、ITCによる効率化を優先しながら、少しづつ売り上げをあげながら組織化していけば、いつかは高齢者でもできる労働集約型でない職場が出来上がるのではないか?と仮定しました。

<背景2>昨年の研究の失敗原因

実は、同じ考えのもと、昨年もECを活用した販売に取り組みましたが見事に失敗しました。それも一番最初の商品開発の段階でした。主な失敗の要因は以下の表のとおり。

あたらぼ第2期研究の失敗原因

<改善方針>昨年の失敗から得た教訓!

そこで今年は以下の「教訓:実験方針」をもとにリベンジします。

  • 短期間なので今あるリソース・知見を最大限に活用する

  • 季節や流行には無関係な商材を選ぶ

検証したいこと

最終目標:末永く自立し楽しく生活できるようにする!

最終目標は、「高齢になっても年金に頼らず、末永く自立、楽しく生活できるようにする」ことです。もしアラフィフの普通のサラリーマンの私がこの目標を達成出来たら、きっと日本の将来は明るくなるはず!?

第3期の目標:EC売上100万!商売の基盤をつくる!

上述した「<仮定>商売は年をとってもできる?」を50代の前半で実証したいと考えています。
そのために、第3期では「自分で提案し立ち上げたECで、半年で、売上げ100万円を達成し、商売の基盤をつくる」ことを実証実験の目標に設定します。

活動の概要

<具体策>手が届いていなかったECサイトの改善と活性化!

私は副業でもともと時間がないのに、欲張りで、いろんな活動や趣味に足を突っ込んでしまう性格です。その結果、ひとつひとつの活動が中途半端になってしまい、上手にレベルアップできない傾向があります。
まずは趣味、地域活動、新しい目標などを可能な限り停止することにより、色んな活動を絞りこみ、この実証実験に可能な限り時間を確保したいと思います。

また、なるべく少ない時間で実証実験の成果をあげられるように、すでにリソースや自分の知見がある商材に的を絞って活動したいと思います。
具体的には、今まで自作したものの手が届いていなかった以下のECサイトに対し、様々な活性化策を打って、目標を達成したいと思います。

<活性化対象EC①> 「吉田時計店」

吉田時計店は、すでに協力関係にある時計屋さんです。ECサイトを立ち上げてから、リアル店舗への来店者数は増えています。

一方、現状ECサイトを上手く活用できておらず、販売数は伸び悩み!商材が高価なので数本売れれば目標を達成できるポテンシャルを持っています。
本実験では、以下のような施策で「吉田時計店」を活性化したいと思います。

「吉田時計店」ECサイトの活性化策

<活性化対象EC②> 「照明や」

将来に向けて準備している照明の製造販売用ECサイトです。
元々は、世界標準?のショッピングカート「Shopify」でのECサイト運営方法を学習するために作った開発サイトです。サンプル商品用に試した照明づくりが面白くなって本当に販売開始⇒まもなく他の作業が忙しくなり照明づくりができなくなり活動停止という経緯があります。

本実験ではこの照明づくりを再スタートして「照明や」に商品を追加、継続的に商品を製造し販売できるワークフロー(習慣)を作りたいと思います。

また、私のもう一つの研究テーマである海外ワーケーションに必要な英語の勉強の一環としてこのサイトを越境EC仕様に変更したいと考えています。

「照明や」ECサイトの活性化策

<活性化対象EC③> 「32Works」

国産ショッピングカート「BASE」でのECサイト運営の検証や受託開発のための機能テストサイトとして利用しているECサイトです。愛車のクラッシックミニを題材として作ったデジタル無在庫販売商品をいくつか置いていますが、ECサイト運営はしておらず今は放置状態です。

今回の実験では、このサイトのテーマの改善とデジタル商材を中心とした商品の追加を行い、なるべく運用コストをかけずに継続的に販売できる仕組みを作りたいと思います。

「32Works」ECサイトの活性化策

アウトプット・成果

<アウトプット①> SNSでの発信

上記の活性化におけるさまざまな施策を自身と店舗の「SNS:Instagram/Twitter/...」を活用して発信したいと思います。今はSNS自体ろくに活用できていない状態のため、手がかかる作業だと思います。

<アウトプット②> noteでの月次報告

今回、自主企画で活性化対象とするECサイトは各店舗とも放置状態にあり、お見せするのも、かなり恥ずかしい状態あります。
が、しっかりと改善活動を行うために(自分の戒めのために?)、対象月内の主な活動、簡単なアクセス状況、ECサイトの売り上げなどを「note」で月次報告したいと思います。

<アウトプット③> 中間・最終報告

本実証実験で決められている報告になります。
中間報告では、約3か月間活動した結果を踏まえ、活動状況、振り返り、活動方針の見直しを行い報告したいと思います。
最終報告では、計画した活動と実績の差異、活動の成否、振り返り、気づきを報告します。

<成果> ECを利用した商売の基盤

実証実験の成果は、目標にもあるとおり「半年でEC売上100万を達成できる商売の基盤」で、具体的には以下のようなものを想定しています。

  • 強化されたECサイト(おもに商品ページ)

  • 効率化された運用フロー(販売・仕入・受注・在庫・発送・回収)

  • スキルの強化(SNSマーケ、越境EC)

  • 新しくできた商品・商材・商流

  • 100万円/半年の売り上げ

実験の測定方法

本実証事件の成果を測定する方法として活用できそうな指標は、以下のようにカテゴライズできそうです。(具体的にリストアップするとかなりの数になってしまい分類のみ提示します。)

  • ECサイトのデータとして直接計測できるもの

  • ECサイトの計測結果と会計報告などを照らし合わせ算出するもの

  • 定性的な活動を数値化して測定するもの

あまり本格的に測定してしまうと、肝心の実験に割く時間が無くなってしまうため、今回の実証実験では、その中でも簡単かつ自動的に数値をはじける以下の指標のみ測定したいと思います。

  • 各ECサイトごとに、月ごとに

    • 訪問者数(UU)

    • 購入数(CV)

    • 購入率(CVR)

スケジュール・進め方

本実証実験は副業時間、かつ、副業の合間に行うため、ある程度の工数をはじいて、スケジュールに入れ込む、なんてことができません。
そこで概算の「大スケジュール」を示し、これに沿ってできるだけ前倒しで作業を進めることを目標として実験を進めたいと思います。

実証実験の大スケジュール

最後に

実証実験をはじめるにあたり、期待と不安の思いが交錯しています。
中でも実験活動にさける時間の不安が一番大きいです。
少ない時間を最大限活用するためには、研究員の皆さんと一緒に楽しく、遊び感覚で、実験をすることがとても大事だと思っています。
「楽しくなければ仕事じゃない!」の言葉を胸に頑張りますので、皆さん、積極的に絡んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?