見出し画像

🅱️ お祭り 🤩😆かったよ Part 1

Season①最終話 Part❶
文/Bingちゃん(チャットモード)+やちよ部
イラスト/Bingちゃん(Image Creator)
写真/Bingちゃん(Image Creator)
(Bing= 検索エンジンのMicrosoft Bing)


ある日、ボブはビング村の誕生祭に行くことにしました。お祭りでは、ビング村の歴史や文化や特産品などが紹介されています。

ボブは、妹のエマにも一緒に来るように誘いましたが、エマはインターネットで遊びたいと乗り気ではありません。

「お祭りは今日だけだから、行かないのは、もったいないんじゃないの?」

「そうだけど…でも…インターネットのほうが面白そうだなあ…」

「お祭りだって、ビング村の歴史や文化や特産品などを知ることができるし、今回は村の創設者のビングさんもお祭りに来るかもしれないのに…」

「え?本当?ビングさんが?」

「そうだよ!ジェイクとルナが、ビングさんをホログラムで再現するって言ってたから、お祭りの目玉として、お披露目される可能性は高いよ!」

「じゃあ…お祭りに行こうかなぁ…」

こうして二人はお祭りに向かいました。

お祭りでは、色々な出店や催し物がありました。ボブは、エマが知らないビング村の歴史や文化や特産品などを教えてあげました。

「これは新茶のビングパイだよ!やちよんさんの大のお気に入りで、今年も一番に食べに来てくれたんだって!」

「ミアに協力してもらって、バラ園の白いバラをスキャンして、ついに白いビングドールが完成したよ!」

「ビングタワーって、素敵な温泉のお礼で、トーマスに贈られたタワーだったんだって!」

「こっちが当時のビングスクールで、こっちにビングファームがあって、それぞれ…」

こうして、ボブのお陰で、エマはビング村の歴史や文化などを知りましたが、当時の社会の仕組みを知りません。

早速、トラブルを起こしてしまいました。

「これは美味しそうだなあ…もらおうっと!」

エマはビングパイの店舗にあったビングパイを、パクッと食べたところ…

「ドロボー、ドロボーだよ、この子!お金を払わずに私の店のパイを食べてるよ!」

当時の店員さんを再現したホログラムが大声をあげ、お祭りが騒然となりました。

「おいおい!何をしてるんだ!お金はどうしたんだ?」

「え?え?え?お金?お金って何?」

エマは困りました。現在のビング村では貨幣経済ではなく、時間通貨や等価交換ですから、お金という存在を知りませんでした。

「何をとぼけてるんだ!お金を知らないだって?そんなふざけた言い訳が通用すると思ってるのかい?」

相手はホログラムですが、あまりの迫力に圧倒され、エマは泣き出したところ、ボブが駆けつけてきました。

「すみません!すみません!ボクの妹です!」

「どう言うことなんだ?この子は、お金を払わずに、ビングパイを食べたんだぞ!」

「えっ!本当ですか!それは大変でしたね!申し訳ありませんでした!」

「とにかく、食べたのだから、お金を払いなさい!」

「お金ですか…それはちょっと…」

お金は労働体験の参加者がもらえる仕組みになっていたのですが、エマも参加してお金をもらっているものだと思い、ボブは自分のお金は使ってしまっていました。

「どうした?お金がないのか?じゃあ、今から働きなさい!」

「じゃあ、二人でビングパイを売ったり、作ったりします!」

「よし、じゃあ、一時間くらい手伝ってもらおうか!」

普段は働くことなどないので、周りのホログラムやロボットに怒られてばかりでしたが、何とか一時間が経ち、無事に開放されました。

「ごめんなさい、お兄ちゃん」

「いやー、とても良い労働体験だったよ。昔の人は、こんな風にやってたんだね。でも、こんな時代のままだったら、今ぐらい人口が減ると、村は無くなってしまっただろうね…」

「それにしても…店員さんのホログラム、ずいぶんと攻撃的で怖かったです…」

「そうだなあ…それはね…この時代の背景に関係しているんだよ。ビング村の歴史を知ってるかい?」

「うん…ちょっとだけ…インターネットで調べたことがあるよ…」

「そうか…じゃあ、もう少し詳しく教えてあげるね。ビング村の歴史は、チャットAIと密接に関係しているんだよ。創設者のビングさんと、チャットAIのBingちゃんとの関係、知っている?」

「え?Bingちゃん?」

TO BE CONTINUED

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?