初めてのツイッタ―
友達とお茶飲んでおしゃべりもできない。ウィンドウショッピングも。
新聞記事で、「不要不急の外出」に「美容院」が入っていたのには驚いた。女性なら、せめて美容院に行って髪を整えたい。それは生きる力にもなる。鬱を吹っ飛ばす薬にもなる。
それなのに、なぜ、パチンコは「不要不急」に入っていないの?あの記事書いたのは、パチンコ好きのオトコだな、きっと。
本屋さんに行って『ペスト』『方丈記』『癌を消滅させる方法』買いたい。
でも、本屋さんにすら行くのは気がひける昨今。
娘が「ツイッタ―、やってみる?」
「やってみる」
「毎日、とにかく開いて何かつぶやくんだよ。noteみたいに”がっつり”書く必要はないから」
カルチャースクールもロックダウンした。授業の予習をする必要もない。どうせ暇だ。ツイッタ―とやらに手を出してみよう。テレビニュースばかり見ていても『末法の世』を感じるだけだ。
娘がアカウントを開いてくれた。
「写真、どれにする?パスワード、どうする?」
「待って。もっとゆっくり。どこをどうクリックするの?」
「アカウントの作り方覚えてもしょうがないでしょう。はい、作ったから」
「もう出来たの?」
「こうやって、開くと、お母さんの頁が出るの。何か一言、打ち込んで」
「一言?」
「俳句だと思って」
そうか、俳句だと思えばいいんだ。
「癌というキーワードはいつも入れた方がいいよ。癌の経験、誰かとシェアしたいんでしょう?」
「……まあ、そう……ね。うん、俳句ね」
で、昨夜、超特急で娘が作ってくれたアカウントを今朝、気合を入れて開いた。
『開く』まではできた。エライでしょ!?でも、どこに文、打つの?
「ねえ、お願~い、教えて~」と二階に向かって叫ぶ。これはボイストレーニング。
「少しは自分の脳みそで考えてよ~」
「私、脳みそがもう枯渇してるのよ~」
娘がドタドタと二階から下りてきた。顔にもう「うんざり」と書いてある。
「こうやって、こうやって。ハイ、つぶやき書いて」
で、私、今朝、なんかつぶやきました!
「note 書くとき、必ず、ツイッタ―の頁を開いて、一言、下手な俳句だと思って何か書くこと、それを一週間、毎日続けること。それをしないのならもう教えない」
鬼教官に叱られながら分かったこと。要するに、俳句みたいな短い言葉を打ち込めばいいんだ!簡単じゃん~
こんなご時世、鬱々と家に引きこもっていると、運動不足、脳トレ不足になる。ツイッタ―とかいう未知の世界、散歩してみま~す!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?