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「わきまえる」って英語で言うと?

「わきまえる」って意味が今ひとつわからない。で、つれづれなるままに和英辞書で調べてみました。高校時代から使っていた年代物の辞書です。

ありました!

1.know (なるほど。でも、日本語のニュアンスとはちっと違う感じ)

2・see  the difference (英語は理論的だな~でも、これも日本語とニュアンスがなんとなく違うみたい)

3・keep in mind (これが日本語の『わきまえなさい』に一番近いかな。

日本語の「わきまえる」には、身分の上下関係が関わっているように感じました。身分の上の人が下の人に「わきまえなさい!」と言う時の表現ではないでしょうか。トップ写真の葉っぱのようにどこか鋭く棘がある。

現代においては、上に立つ人は言葉に敏感でなければ今回のような騒動を起こしてしまう~ということを「わきまえるべきです」

わたしは長年古典を教えて来ましたが、日本語には、千年の長きに渡る「差別」が染みついているように思います。平安時代は身分差別。封建時代には、身分差別プラス職業差別、さらに明治以降になると厳格な女性差別。

それを文化と言えば言えるかも知れませんが……。

英語やドイツ語には、(深く学んだわけではありませんが)表現が丁寧かどうかだけで、「これは女の言葉」「これは職人の言葉」と言葉自体が違うことはないように思います。多少はあるかも知れませんが。

「場をわきまえる」とか「立場をわきまえる」なら分からなくもないのですが「わきまえた女性」ってどういう人?「わきまえた男性」とは?

今回の森発言、久々にめちゃめちゃ面白くて毎日チャンネルを回して笑っていました!森さんや二階さんが喋るほどに、日本文化の本質を掘り出してしまう。素晴らしい社会科の授業でした!(^^)!


 




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