ネットワークビジネスの手法を知っておくと、世の中で起こっていることを把握しやすい（かもね）

（１年前……2020年の5月に書いたものです）

20代後半に先輩から、ネットワークビジネスに誘われたことがありました。断りづらい関係の方だったので、何度も何度もセミナーにつれて行かれ、最後は契約書にサインさせられそうになりました。でも、契約書の住所欄に嘘を記載して、そのまま先輩との付き合いも終わりにしました。

ただ、セミナーで話を聞いた経験は、貴重だったなぁと思っています。複数回セミナーへ行きましたが、話されるストーリーはたいてい同じなんですよね。同じと言っても、水戸黄門みたいな感じで同じという意味です。

まずは、オーディエンスの不安を煽ります。不安っていうのは、誰もが共通して抱いているお金の話がメインとなります。「就職しないで不安でしょ？」だったり「会社が潰れないなんて保証はありませんよ」って感じだったり。

で、セミナー主催者自身の体験談が披露されます。覚えているのは……親の会社が潰れて、借金取りに追われた話です。苦しくて苦しくてという感じです。で、その後にネットワークビジネスにであい、奇跡が起こります。どんどんお金が入ってきて、今までの不安が嘘のように解消されていき、いまは豪邸で暮らしているというハッピーエンド。

不安になるような話って、何度も繰り返し聞かされているうちに、本当はそんなに不安ではなかったのに、どんどん不安にかられてくるものだと思います。

そこに救いの手を差し伸べてくれる……ネットワークビジネスです。

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最近のワイドショーを見ていると（正確には見てはいなくて、ヤフーニュースで読むだけなのですが…）、手法がこのネットワークビジネスと同じような気がして仕方ないです。

特に新型コロナの件で、顕著ですよね。

とにかく無理やりにでも不安を煽ります。番組を作っている方たちに、そのつもりはないのかもしれないけど、政府の対応がダメだから感染者が増えまくってしまう、という話を繰り返ししていますよね。

昨日今日は分かりませんが、「PCR検査の数が少ない。検査していないから、感染に気が付かず症状悪化してしまう人が多い」とか、「アビガンをなぜ認可しないんだ。軽症者にガブガブ飲ませれば、どんどん回復していくはずなのに」といった感じではないでしょうか。

直近でトレンドなのは、「東京都が“陽性率”を出さないのはおかしい」と言い、発表したら発表したで「こんな陽性率は信用できない」と言う。

そうしたクレーマー対応に機敏かつスマートに対応できないっていう点では、政府や東京都はダメな感じがしますけど……それにしてもワイドショーなどは酷すぎると感じています。

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それがなんでネットワークビジネスと同じなのかといえば……。

まず視聴者の不安を煽ります。視聴者は新型コロナに関する知識もなく、現状を知りませんから、もうやりたい放題に手のひらで転がせますね。

不安にかられた視聴者は、毎日のように番組を見ることになります。だから視聴率は上がることになる……ということは、テレビ局がもうかるということです。

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そういえば先週あたりから、検察官の定年延長に関する法案についての話題が持ちきりのようです。この件に関して、僕はあまり関心がないので、実際にその法改正の是非は分かりません。ただ、みんなが言っているから「悪いことだ」と決めつけてしまうのは、個人的にツマラナイのです。

ほんとにそんなにダメな法律、誰にもすぐにバレてしまうようなダメ法案を、自民が押し切って通すかね？ と……。

たいてい世の中の事象は、良いことも悪いことも、メリットもデメリットもあるものです。だから「100% 誰が考えても、ダメでしょう（あるいは、良いことでしょう）」っていう意見は、職業柄もあって、まず疑ってかかってしまいます。

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ネットワークビジネスとか新興宗教も「ひとの不安を煽ってからチョメチョメする」っていう点では、似たような感じですね（すいません、真面目な宗教信者の方には申し訳ないのですが…）。

おそらく出会い系サイトではもちろん、一般的なリアルな出会いでも、同じようなテクニックを使って、心が不安定な状況の男女を惑わす人たちがいるんだろうなぁと思います。

かくいう僕は……そんな不安がっている女性を……なんて思わないですよ……たぶん……いや……ちょっと思うかな……。

まぁとにかく、失恋後などは要注意ですね……まぁ、なにか明確に「信じよう」っていう対象があれば、生きるのはラクになりそうなので、絶対にダメとも思いませんけどね。間違っても、あとで「騙された！」って思わないことじゃないかなぁと……一時期だったとしても、ラクに生きられたならいいんじゃないですか。

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（ここから2021年3月2日に書きました）

感情って、怖いなと。不安にかられているときも、逆に絶好調で調子に乗り過ぎているときも、自分が何をしでかすかわかりません。あとで振り返ると、赤面するほど恥ずかしいことを、やらかしていたりしますよね。

昨年書いた文章の最後に「あとで『騙された！』って思わないこと」なんて、物知り顔に言っているけど……実際にそうなった時に、僕は「騙された！」と思ったし「裏切られた！」って、歯ぎしりしました。

今も、心の中に怒りがくすぶっているんだろうと思います。今、この瞬間は怒りはないけれど、またフッと思い出して、心があの嫌な気持ちに覆われるんだろうなと……。本当に、なんてことしてくれたんだ、という気持ちです。もちろん「お前もいいかげん忘れろよ」とも思いますけどね。

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『昼間っからコタツで妻とゴロゴロするエロいオッサン』というnoteを書きました。あれを読むと、読んだ人はもしかすると「草野さんは気の強い妻の尻にひかれっぱなしなんじゃないか？」って思われるのかもしれませんね。

実際には……まぁ尻に敷かれているというのが正しいかどうか分からないけど……まぁ敷かれているのかな(笑。少なくとも、対外的にはそう思われているかもしれません。親戚の中ではね。落語で定番の「しっかり者の奥さんと、仕事嫌いのゲンさん」みたいなね。

と書いて……いや、そのままそうですね(笑)。否定できません。

ただ、僕が言いたいことも言えずに、毎日シュンッとなっているかと言えば……これは僕の性格でもあるのですが、言いたいことは言ってしまいます(笑)。

例えば「あぁ〜もうだめだぁ……仕事したくないよぉ〜」なんてことは、普通に言っています(笑)。だから、例えば僕が「いたたたた……お腹が痛い……」とか言っても、妻は「薬のめば治るんでしょ？ ったく、いっつも忙しくなるとそれなんだから……先週はあんだけ暇そうにしてたのにね。あの時に仕事進めておけばよかったのに」と、常人が考えることを教えてくれます。

だから僕も、そう言われれば「あのぉ〜……そんなに世の中のサラリーマンたちは、計画通りに仕事しているの？」と疑問をぶつけます。するとまた妻は「やってるよ。当たり前でしょ。あなたみたいなの許されないよ」と、普通の人たちの感覚を教えてくれます。

重ねて僕も「あぁ……そうなんだぁ……でも、僕がそんなに計画通りに仕事できるなら……そもそもサラリーマンとか公務員とかになってるからなぁ……」と普通に言います。すると今度は「まぁそうだろうね。だから〇〇〇〇なんてやってるわけだからね(笑)」と妻が返してきます。

以上が、先週の夫婦の会話です。

特に妻に何かを言えずに我慢していること……それでストレスを感じることは……考えても思い当たりません。もちろん妻に腹立つことはあるけど、そういう時は、明らかに僕の顔つきは戦闘モードに変わりますし……あっ、ちなみに僕は文章とは違い温厚ではなく怒りっぽいです……妻もそれを察して、不要にぶつかってこようとはしません。

なにか妻に不満なことがあるかなぁ……と考えても、思い浮かばないですね。

じゃあなんで不倫しているの？ と問われると……困っちゃいますね。僕が不倫する原因が、妻にあるのか？ と考えると、あまり彼女に否はないと思っています。基本は、単に僕のダメな性格なんじゃないかなと。

というか、もう３時だ……早く終わらせないとな。

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トップ画像は「夫婦」で検索したら出てきました。素敵な老夫婦ですね。

うちも、僕の不倫がバレなければ、こんな良い感じの夫婦になるんじゃないかと思っています。それに、この夫婦だって、色々とあったかもしれないですしね。バレたとしても、こういう老夫婦になれるんじゃないか？ とも、どこかで思ってしまっているのは……妻にたいする甘えなのかもな。