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セツ、青山塾、MJイラストレーションズ、山田塾を経験して思ったこと①

私は下記4つのイラストレーション塾に通っていました。
・セツ・モードセミナー
・イラストレーション青山塾
・MJイラストレーションズ(峰岸塾)
・山田博之イラストレーション講座


ワークショップも入れると5つ。
・トムズボックスワークショップ(絵本)

ここまでコンプリートしているのはかなり希少らしく、
「どこがよかった?!」「どうだった?」
と、よく聞かれるので
今回はそれぞれの塾について私の体験談をお話しします。
※あくまで個人的な感想です(この注意書きつけてみたかった)。


1. セツ・モードセミナー(2年間)

ファッションイラストレーターの長沢節先生が創立した学校です。
田舎にいた頃から上京したら絶対に行くと決めていた学校です。
むしろセツに行くために上京したと言っても過言ではありません。
通っていたのは2006年〜2008年頃だったと思います。

今はもうなくなってしまったのですが、私が初めて『イラストレーション』というものに触れた最初の学校でした。

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出典:https://www.fashionsnap.com/article/2015-07-31/setsu-close-2017/

まず驚いたのは、校内の洗練された真っ白な壁に大きな絵(四六半切)がたくさんかかっていたことです。
この圧倒的な絵のパワーはすごかった。

1ヶ月に2回ほど水彩の授業があったのですが、その時に『A』の称号を与えられた生徒作品が壁にかけられます。

いわゆるセツっぽい絵で、ふわっとした綺麗な色彩でなんとなく形がとられてるおしゃれな絵たちです。
「わぁ〜〜〜〜!!」と、心のボルテージが一気に上がりました。
「ここから、、、私のイラスト人生が始まるのね!!」
ワクワク感が止まらない✨
しかも、普段何をして生きているのかわからない、
おしゃれでゆるふわな生徒たちがいっぱいいて

「私は、ここにいていいんだ。。」

と生まれて初めてホッとしました。
同じような仲間がいっぱいいる!と。
当時私はかろうじて会社員でしたが、周囲の人たちと話が合わず、
私ってはぐれ者なんだろうか、、と思っていたからです。

しかし、なんということでしょう!
ここにいるのはほぼ全員がはぐれ者じゃないですか!(自論失礼致します)


<授業内容>
入学は早いもん順、私は一度落ちました。
生徒数は、夜間、昼間、合わせて100人くらい。
夜間の場合
週に3回デッサン(群像、コスチューム、ヌード)
18:30〜21:30くらいまで
コスチュームの場合、実際にモデルさんが2人(男女)来て好きなモデルさんの前で15分間(くらいだったかな?)立ったままドローイングをひたすら繰り返します。
仕事帰りの疲れた体に鞭打って目が充血です。

途中休憩が入って、コーヒーを100円で入れてもらえます(生徒のバイト)。
休憩スペースがあって、そこでみんなと談笑。
ちなみにセツはペットボトル禁止です。そんなダサいものは持ち込み禁止!なのです。その美的感覚も勉強になったなぁ〜。
その後またひたすら人物デッサン。

1ヶ月に2回くらい水彩の授業があります(人物・静物・風景)。
2時間くらいで描いた後、全員の絵を広げて、先生が良いと思う人には『A』の称号を与えます。

▼『A』をもらった当時の水彩画

セツ


非常にセツっぽい。

年に一度、大原という港町へ行って写生会(泊まってもいい)をします。
ファッション科もあって、隣の校舎でやっているファッションショーをみんなで見たりもしました。




▼ちなみに、この頃、同期と漫画本を自費出版しました!

IMG_2661のコピー

※ 当時のペンネームは草野ではございません。


TORICOMICS1『巨大彼氏マボ』 より抜粋
<あらすじ>
ピョンはいじめられっ子の不良少女。唯一心を許せる巨大な彼氏『マボ』が存在した。マボとは一体何者なのか。。

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TORICOMICS2『KOKYO』 より抜粋
<あらすじ>
地球から月に移り住んだ人間たち。
人間がいなくなった地球は動物たちの豊かな世界になっていて。。

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全然画風が違うのですが、内容等本質の部分は今に通じるものがあります。
漫画のストーリーはいづれも一気に書いたのを覚えています。
漫画を描くときはいつもコマ割り、吹きだしから一気に描き、
絵を描くのは面倒臭いなと思っていました。
画力がなく、背景など随分手こずりましたが、
おそらく私は物語として絵を捉えてるのではないかと思います。

現に発注される際によく言われるのが

「草野さんの絵は物語を感じる」

というワードです。
これは漫画を描いていた時代の名残であり、私の特徴なのかなと思います。
自分の中のストーリーに入って絵を描いている、という感じでしょうか。

私のルーツがつまった漫画『TORICOMICS ¥500』は
1巻は残りわずかですが、2巻はまだ在庫ありますのでご興味のある方はご一報ください(笑)。


いろんな思い出がつまったセツ。
本当に楽しかった。
大半はさぼっていたけど、
さぼっていた、というのも含めて
私の青春時代です。

卒業して10年以上経ちますが、
同期には活躍している人もいっぱいいて
切磋琢磨しつつ今でも大切な友達です✨




▼次に通った、『イラストレーション青山塾』はこちら🤗


それではまた!
ごきげんよう〜✨





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