歌をつくるということ
私は(ちゃんと数えてはいないけど)70以上の歌を作った。今日も一曲つくったけど、歌を作るのはクセのようなものであり娯楽の一種である。人生や人に文句があるときはそれを排泄するような曲も作る、ごくまれにだが。大抵は音と言葉と楽しく戯れて歌う。ギターのコードは最低限しか知らないのでとてもシンプルなメロディーで歌う。人のカバーはほとんどしないので知っているコードもなかなか増えない。練習も苦手なのでギターも下手なままだ。今日作った曲は、「夕暮れのサイダーはしょっぱい」というこれまたシンプルな歌。曲がシンプルなので歌詞はちょっとだけアクセントをつけた。曲をつくるときに前奏や間奏やらをつくらないので曲は超短い。そんな曲ばかりがたくさん増えていく。
コード進行とかもわからないまま歌が出るままに出していく。最近はカノン進行というやつで一曲遊んだ。カノン進行でつくったということを忘れないように曲名は「春の日のカノン」にした。通常の曲のつくり方は①タイトルを決めてからそれに合った歌詞をメロディーと共に吐き出す。詩をノートに書きだすと頭の中でメロディーが鳴るのでギターで捕まえる(コードをつける)。➁だーーーっと歌詞を書きそれからメロディーをつけコードをつける。③いきなり歌詞とメロディーを吐き出す。コードをつける。
①から③どのつくりかたでも楽譜が書けないからボイスレコーダに録音して何回か聞いてメロディーを覚えます。23才のときに自転車をこぎながらつくった歌はある程度できたら家の留守電に吹き込みました。何十年も昔の話。メロディーに曲をつけるというやり方は基本なしです。メロディーは言葉と共にやってきます。本当は作曲にギターも要らないのですが。福岡に住んでいた時に元プロのシンガーソングライターがアカペラより弾き語りの方が曲が伝わりやすいと言ったので、しぶしぶ練習していました。人前で演奏するときは自作の曲しかやらないので、落とし込みが大事。全然落とし込めてませんが。元プロが「ギターを弾くときは木のイメージで」と言っているのをまた聞きして、昨日から木になっています。そうすると声の出もいいです。本当はギターと歌は同等でないといけないのかも知れませんが、私のギターは歌のほんの添え物。だから一向にギターが弾けないのです。
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