ボクシングは険しい道🥊
去年の10月に行われた角海老宝石ボクシングの興行であるSLUGFESTを観に行った。
ボクシングは年何回観に行くのだろうかと思う。
個人的にボクシングを贔屓で観に行くのは藤本京太郎、井上浩樹、ジロリアン陸の三人であり、彼等がほぼ年3回試合をすれば少なくとも9回は年間で観に行くことになる。
それでも彼らの試合回数は少ない方なので結局年6回くらいであろう。
後楽園ホールであればこそ。
他の格闘技も観に行くので×3くらいの回数になる。この数字は多いかどうかは分からない。
ほぼ毎日観に行くような人もいるので少ない方だ。
格闘技を自ら足運んで観に行くようになったのは地上波で試合を放送しなくなってしまったからである。
かれこれ10年以上になる。
後楽園ホールなどの近いところがあれば自ら足を運んでブログやブロマガやツイッターでリポートをして来た。
ここ数年ではあるものの地上波が復活して来たので本当は足を運ぶ必要はないのだろうけど、相変わらず格闘技は綱渡りなので少しでも多くの人に伝えようとすべくやっぱり生観戦は欠かせなくなったと感じる。
この写真は自分的メインの京太郎の一年振りの試合だったから観に行くことにしたのだが、勿論アンダーカードもあり偶々ではあったが観ることが出来た。
個人的に気になったボクサーの試合だった。
1ラウンドは観逃していたが残りラウンドを観ることが出来た。
こうしてツイッターを貼り付けるのは怠惰であろうが、対戦カードを説明する上では丁度良いので引用をする。
このカードは全日本新人王だった関島優作の試合だった。
対戦相手と言うよりも角海老興行なので同ジム所属の谷本涼と対戦することとなった。
実はこの試合は関島の復帰試合でもあった。
Wikipediaに関島の戦績が載っているが、全日本新人王を獲得した次の試合ではKO負けを喫してしまっている。
本人自身もこの復帰戦で進退を賭けるようなことを呟いていた。
新人王を取っていてもその先を登れるかどうか分からない。
山登りに例えると日本の山で裾野の部分を登ったようなものだろう。
後は日本ランキングなのでここを登り切れば丁度日本チャンピオンになることが出来る。
ボクシングは別に新人王を必ず取って登る訳でもなく、色んなルートを経て頂上を登り切る。
アマチュアエリートや他の格闘技チャンピオンはB級スタートなので途中登山という形になる。
他の山を登り切ったから途中で登り始める。
途中とは言っても登る山は同じなのでそこから頂上まで登れるかどうかは分からない。
つまり、全日本新人王を獲得しても必ずしも頂上を登れることは出来ないということである。
髪の赤い方が谷本涼で、金髪が関島優作である。
当初優勢だった関島は谷本からダウンを奪ったものの攻め切れずに逆に谷本の攻勢に手が出せずにいた。
ボディをよく貰い、ダウンを取ったラウンド以外は全部劣勢だった。
1ラウンドは取っていてもこの試合は6回戦なので後のラウンドは全部谷本に取られることになる。
自分が見た限りは本当に谷本に全て取られたかなとは思ったが、最終巻き返した筈だったのではと少し思うようになっていたがそうでもなかった。
採点の結果谷本の判定勝利だった。
キックボクシングとは違いラウンドが長く、初っ端のダウンがあっても相手を抑え込まないとポイントを取られてしまうというものである。
関島はこれで2連敗となってしまった。
本人は勝っていたと思っていたようだが、結果に相当がっかり😞していたようだ。
その後、本人のツイッターもブログも消えてしまった。
それだけでなく所属ジムからも名前が消えていた。
辞めてしまったのだろう。
全日本新人王がそのまま頂上に行けるとは限らないというとても厳しい世界。
アイドルオタクボクサーとして今後頑張って行けるかと思っていたが、登り切ることは出来なかった。
こうしたスポーツにおけるサブカルの主張はもはや珍しくなくなったがフェードアウトしていくのは無念である。
本人としてはきっと新人王だったという思い出を持ち帰っていくのだろう。
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