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この物語は、フィクションです。 実在の人物・団体・事件・地名・呼称などにはいっさい関係ありません。 01 出発 今回の設計図の配達先は、ツキノミ島。もうすぐ沈んでしまう島。 ぼくら配達者は、危機的状況に陥った島に呼ばれる。自力では生き残れないと判断した島の棲者は、ぼくらを呼んで設計図を受け取り、その設計図を自らの体に取り込み、生き残るための性質を得る。 設計図は設計図と交換する。ぼくらは、設計図を配達した島の棲者から、彼らが持っていた設計図を受け取って、大切に保管する。