TOHOシネマズすすきの、初日簡易レポート
1.はじめに
11月30日、すすきのの新たなランドマーク"COCONO SUSUKINO"がオープンしました。
「昼も眠らない街ススキノへ」をコンセプトにした大型施設は、道内初出店の店舗を多く取り揃えるなど力の入れようが伺えます。
そんな中、映画好きの私がずっと楽しみにしていたのが"TOHOシネマズすすきの"です。
TOHOシネマズといえば言わずと知れたシネマコンプレックス界のトップランナーですが、北海道では今の今まで出店されていませんでした。
そして業界最大手ですから、当然TOHOシネマズがないことの不利益を北海道の映画ファンは何度も感じていたわけです。そんな中で満を持してのオープン。
2020年、高校の帰り道にTOHOシネマズ出店の一報を聞いた時は死ぬほど嬉しかったな…。なんて思いを馳せながら、TOHOシネマズすすきのへ行ってみました。
このレポートを書くにあたってですが、筆者が写真を撮るのがかなり下手であることが今回分かったので見辛い写真が多いのはご容赦ください…。
2.オープニング上映作品一覧
オープニング作品は
『ゴジラ -1.0』
『首』
『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛を込めて〜』
『ガールズドライブ』
『スラムドッグス』
『ロスト・フライト』
『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』
『ガメラ2 レギオン襲来』
『探偵はBARにいる』
でした。
この中で気になるのは、まず『駒田蒸留所へようこそ』でしょうか。
市内で既に上映されている映画館では1日1回となっていますが、TOHOすすきのは1日4回の上映。すすきのと言えばニッカウヰスキーのデカい看板なので、ウィスキー蒸留所を描いた今作が選ばれたのでしょう。
11月10日公開組の中では『マーベルズ』や『正欲』『法廷遊戯』を差し置いて今作が選ばれたのも、そう考えれば納得できます。
そして『ガメラ2 レギオン襲来』『探偵はBARにいる』の2作品はすすきのが出てくる作品なので、とても粋な選出です。『探偵はBARにいる』はCOCONO SUSUKINOの前身施設であるラフィラが登場しますし、『ガメラ2』にも同じく出てきます。TOHOシネマズすすきので鑑賞することに意味がありますね。
3.館内の様子
エレベーターを上がるとこのような景色が見えてきます。
先ほどの通りをまっすぐ行くとロビーが見えてきます。写真の撮り方が下手なのと撮影枚数が足りなかったので伝わりにくいとは思いますが、ロビーは人も多かったせいか意外とこぢんまりしているように感じました。
シネマイレージカード作成の列も鬼のようにできていたし、コンセッションも大行列。正直、人が混雑している時のロビーは密集度がかなり高いです。この点では札幌シネマフロンティアに劣っているかもしれません。
また券売機の列も朝の時点では混雑していました(写真撮影した夜は空いていた)。
私はモバイルチケットという便利な機能があろうと紙チケットを発券したい派なので券売機に並んで発券しますが、同じようなことを考えている方は時間に余裕を持って行った方が良いと思います。想像以上に時間がたどり着くまでかかります。
4.コンセッション
コンセッションは札幌シネマフロンティアと似たようなラインナップ。ですが、写真のような特別なポップコーンが販売されていました。で、実際にシネマイクポップコーンのアップルシナモン味を食べてみましたが、そもそも私はポップコーンをそんなに食べない人間なので、何が違うのかはわかりませんでした。ただ、美味しかったのは間違いない事実です。
5.シアターレポ
1本目『ロスト・フライト』@Screen9(轟音シアター)
轟音シアターで映画を見るのは今回が初めてだったので比較はできませんが、個人的にはこの設備に追加料金+200円を払うのは"有り"です。『ロスト・フライト』という作品を鑑賞したのですが、雷鳴や機体の振動音、銃声、人を殴打した時の音などの低音で座席が震えます。IMAX以外でこんな経験したことなかったので気分が高揚しました。ですがうるさすぎるといったことはないので、非常に聴きやすい。バランスが取れていると思います。
スクリーンもそこそこデカいので、これから愛用していくシアターになるでしょう。
2本目『駒田蒸留所へようこそ』@Screen7
こちらは92席の比較的小さめのスクリーンですが、想像以上に音の迫力がありビックリしました。前の方に座っていたのもあり、高音が少しうるさいかなと感じる部分もありましたが、シネマフロンティアの小箱とは比べ物にならないくらい音が良く聞こえます。一見の価値あります。
3本目『ガールズドライブ』@Screen8(プレミアムシアター)
予告の時点で音がデカく「追加料金なしでこの迫力か!」と驚きましたが、音響評価をする前に見た映画があまりにも変な映画すぎて完全に意識を持っていかれました。また改めて評価します。
6.最後に
とりあえず3スクリーンでしか見てませんがシアターとしての質は高いと思います。音響にこだわったと言っているだけあって、本気度は感じられます。特に轟音シアターは好きで、自分的札幌2強だと思っているサツゲキのシアター4、シネマフロンティアのシアター8に並ぶくらいのシアターです。
ただロビーが異常に狭いのが難点。シネマフロンティアで『君の名は。』が公開された時、あの広々としたシネマフロンティアのロビーがまともに歩けないくらいの大混雑になっていましたが、あれ級の大ヒット作が来た時にパンクするんじゃないかとは思ってしまいました。夏・冬休み、GW、話題作がある土日は快適に見れないと思います。
その難点をかき消すほどのポテンシャルはあるので、是非皆さんもTOHOシネマズすすきのへ行ってみてください。
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