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自作の文章(エッセイのようなもの)

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小説というより、自分の考えをそのまま書いたもの。
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「ずっと見てるよ 誰も知らなくても知ってるよ」 文学フリマ東京38 フリーペーパー

「ずっと見てるよ 誰も知らなくても知ってるよ」 世の中ってやっぱり、ままならないことがたくさんあるものですよ。 昔は人知れずそれを耐える美学ってあった気がするのだけれど、私は最近SNSなんかをひたすら回遊していると、ままならないことはなんとかしよう、少しずつ変えていける、という流れに変わってきたのかなーと感じる。なんでしょうね、藤沢周平とかあの辺の書く「多くの人に賛同してもらえる訳じゃない、誰も知らない、けどその人の中で筋が通って誰かを助けてる」みたいな話って今も人々にカタ

おにぎりはただのしょっぱいご飯じゃない

※文学フリマ東京38に際しまして、noteで皆さんに当出店者を知ってもらうために「文学フリマ東京38の暇つぶしにどうぞ」として公開していました。 表のタイトルは上に変えましたが内容は変わっていません。 文学フリマ参加者の皆さんの中には、当日、簡単に食べられるのでおにぎりを食べている方も結構いらっしゃるのではと思います。という訳で、おにぎりで文章を一つ。よければどこかの暇つぶしに読んでね。  「ただのしょっぱいご飯じゃないのよ、おにぎりは」 祖母は私によくおにぎりを握って