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一年目から松を触れ

松の剪定と言えば庭師の仕事の花形とも言えるだろう

一人前の職人しか松の剪定はさせてもらえない
最低でも3年から5年下積みをしてやっとお客さんの松を剪定させてもらえる
僕もそう思っていたし昔の職人はそうだったと聞く

しかし庭師を目指し1年経たずして僕は松の剪定を任されている
社長曰く、早く仕事を覚えるにはとにかく実践
松の剪定も実際にやらなきゃ覚えれないだろ
とのこと

もちろん何も知らない人が適当に松を剪定したら取り返しのつかない事になる
たった一度適当に切っただけでその松の歴史が終わる可能性がある

枝先にしか芽が出ない松は小さな芽を大事にしながら毎年枝先を更新していく

松の剪定は繊細だが基本を間違えなければ大丈夫
全体の輪郭、濃さ、枝の流れ、新芽の位置、芽の向き
それらを踏まえ枝を切り戻すかそのままにするか決めていく

見たり、聞いたりして覚えても実際に松を目の前にしたら何から手をつけて良いか分からなくなる
だから実践あるのみ
見習いでも積極的に松を触るべきだと思う





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