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読書記録 #17『三毛猫ホームズの推理』

 今回は、ミステリーの本を紹介している本からの推薦本です。

 その名も『三毛猫ホームズの推理』(赤川次郎)。
 なんとも可愛らしいタイトルで、読む前の個人的なイメージは「三毛猫が人語をしゃべってホームズばりに名推理をやらかす」といったものでした。

 はたして内容は、「片山」という刑事が主人公の推理モノ。
 猫は出てくるのですが、私のイメージしていた「人語をしゃべってホームズばりに活躍」というのとはちょっと違いました。
 
 特徴としては、全編、ほとんどが会話文で進んでいきます。
 えっ、ここも会話文なの……という場所まで会話文で進みます。
 そのため非常に読みやすく、私は二日で読んでしまいました。

 内容はいたってシンプル。
 容疑者がどんどん登場し、そのあとに優しい謎解きが待っているというもの。
 キャラクターがみな、一癖も二癖もあるので覚えやすく、どこかコミカルなタッチで話が進んでいきます。あとがきにありましたが、こういうのを「ユーモアミステリー」というのだとか。勉強になりました。

 ライトな推理モノが読みたい方におすすめです。



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