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よみびとしらず #04 光 第一章 光

 一筋の涙がついと頬をぬらした。
 ひかるはそれを手でぬぐうと、何事もなかったかのように前に向きなおり、再び歩き始めた。
 季節は秋も終わるころ、一段といてつく木枯らしが、目の前の景色から色彩を奪ってゆく。
 空は高く、今日もすじ雲が細く長く、東西に伸びている。
 渡り鳥が隊列を成してどこへともなく飛んで行く。
 村に唯一の寺の鐘が鳴ると、裏手の墓地に巣くう猫があくびをして立ち上がった。

まきはこのくらいで足りるかな」
 光はそう言って、背負っていた薪の束を背中から降ろした。
 山道を下ってきて、まだ息があがっている。
 頬には赤みがさし、口から吐き出される息は空中で白い煙となる。
 光は勝気があらわれたような太い眉を上下すると、その下に位置するまん丸い目をしばたき、後を歩いてきたさくを振り返った。
「十分じゃろう」
 朔は光がおろした薪の隣に、自分の背負っていた薪をおろした。「ああくたびれた」
 朔はその場に座り込むと、ことさら大きく息を吐き出した。
 その息は、光に負けぬ大きな煙となって宙に舞った。

「ああ、そんなに拾ってきてくれたのか。大変じゃったろう」
 小屋の裏で談笑していた光と朔を見つけて声をかけてきたのは、小屋の主である聖子である。
 腕には籠がかかえられ、その中からは取り入れたばかりの衣類が無造作に顔をのぞかせている。
「ただいま、母さん」
 朔がくったくのない笑顔を向ける。
「おかえり、朔」
 その顔を見て、聖子も大きく笑ってみせる。
「ただいま、おばさん」
 朔の隣では、まだ元気が有り余っているようすの光が、腕や腰をまわしている。
「光も、ご苦労じゃったのう」
 聖子は娘に向けた笑顔を光にも向ける。
「さあ、夕餉ゆうげにするかね。転がってる薪を小屋の中に運んでおくれ。そうしたら顔を洗うんじゃ。どろだらけではないか」
「はあい」
 聖子の指示に、光と朔は我先にと従った。

 そこへ近づく人影がひとつ。
 光と朔はそれに気づき、声をかけた。
「あ、かなえのおじさんだ」
「ほんとうじゃ。うちに何か用?」
 男は四十ほどか、肌はよく日に焼け、腰が少し曲がり、頭には白いものが混じっている。まだ必要ないだろうに、いつも杖をついているため、村では「鼎のおじさん」で通っていた。
「ああ、光に朔、今日も元気だな。ええことだ。聖子さんはおるかな」
「はあい」
 呼ばれて聖子が戸口から顔を出した。
「あら鼎の。何か用じゃろうか。まあ中へお入りよ」
「すまんな」
 聖子に促され、鼎のおじさんは小屋の中にこしらえてある囲炉裏端に胡坐をかいて座った。
 不意の来客に聖子は水を差しだし、みずからも囲炉裏端に座り火をおこし始める。
 小屋の外は夕暮れである。
 つめたい夜風が中に入らないように、光と朔は戸口をしっかりと閉めて、聖子にならい囲炉裏端に並んで座った。
「それでな、相談なんじゃが、最近うちの畑に何かが出よる。それを退治して欲しいんじゃ」
「何か、とは」
「それが分からん。足跡がないんじゃ。ここだけのはなし、儂は物の怪の類だと思っておる。それが畑を荒らして困っておる」
「なるほど、のう」
 聖子は大きくうなずいた。
「わかりもうした。では早速今夜から畑の番をしてみますゆえ。何かあればお知らせいたします」
「ありがたい。礼はいつものように畑でとれたものでよいかな」
「十分でございます」

 鼎のおじさんは約束をとりつけると、そそくさと暮れなずむ田畑のなかを杖をつきながら帰って行った。

 おじさんの姿がすっかり見えなくなったのを確かめてから、聖子は朔を振り返って言った。
「じゃあ早速、朔にお願いしようかね」
 それを聞いて朔は大きく目を見開いた。
「やっぱり。話が早いと思った。また私に丸投げをするんじゃな」
 顔を渋くしてうったえる。
「よいではないか。減るものではなし」
 そう断言するのは、やりとりを聞いていた光である。
 朔は嫌な顔をして光を見返す。
「言っておくが、だいぶ疲れるんじゃからな」
「人助けだ。仕方ないと思え」
 光はそれを笑っていなす。
 聖子はそんな二人の子を、愛おし気に見やるのであった。

 その夜、朔と光は、鼎のおじさんの畑へ連れだっていった。
 月はなく、辺りは闇に包まれており、虫の声さえしない。
 上空には満天の星空が音もなく口を開けている。
 思い出したように、ときおり冷たい風が吹いた。
 二人の土を踏みゆく足音が夜道に響く。

「うう、寒いのう」
 先を歩く光が振り返った。
「だいたい光は薄着なんじゃ。今の時期それでは寒いに決まっておる」
 後に続く朔が得意気な顔をしてこたえる。
 上着を着こんでいる朔と比べて、光はまだ夏の装いであった。
 今日は昼間は夏の終わりほどのあたたかさであったため油断したのである。
「さあ、これを着るんじゃ」
 そう言って朔は上着を脱いで光に手渡した。
 しかし光はそれを受け取らない。
女子おなごに薄着をさせて男子をのこである自分が温まるなぞ出来ぬわ」
 一瞬、朔はきょとんとして、それから破顔した。
「ほ。年上の言うことは聞くもんじゃぞ」
 実際、光は十と六、朔は十と八つである。
「背は俺の方が高かろう」
 光はそう言うと、人差し指を伸ばし、それで朔の額をつんとつついた。
「やめい」
 朔は笑いながらそれをいなした。
 二人してじゃれ合いながら夜道をゆけば、村の反対側に位置する鼎のおじさんの畑も、すぐであった。

 畑に到着してまず朔が始めたのは、あかりの確保であった。
 二人は畑のあぜ道のちょうど十字路になっている開けた場所に陣取った。
 そうして朔は、胸の前で印を結び小声でつぶやいた。
狐火きつねび

 ぽう、とにぶい音をたてて青白い炎が宙に現れた。
 その数、十か十一か。
「いつ見ても綺麗じゃのう」
 光は慣れたふうに、それらを集めて畑の要所要所に置いてゆく。
 周囲の暗闇から、鼎のおじさんの畑だけが光に照らされ白色に浮かび上がる。

 朔は続けざまに呪を展開した。
邪見じゃけんならびに全点透視ぜんてんとうし
 「邪見」とは、物の怪を肉眼で見る術である。一方の「全点透視」とは、物の怪の痕跡を浮かび上がらせる術である。
 呪を展開したかと思うと、朔は畑の隅々を凝視しはじめた。
 朔の吐き出した細い息が、宙に白い筋をつくった。
 光は、ただ黙って狐火の一つを抱え、畑の一角におさまっている。

 四半時ほどか、そのままの姿勢が続き、あたりがいっそう暗く、冷たくなっていった頃であった。
「見つけたぞ」
 朔はそう言うと顔をあげ、光を探した。
 光は抱いていた狐火を持ち上げ場所を知らせた。
「なんぞ見つかったか」
 光はその場で叫んだ。
「ああ、間違いない。物の怪の足跡じゃ」
 朔は興奮してこたえる。
「どれ。形代代かたしろだいならびに全点透視」
 あらかじめ光に渡しておいた形代に、朔はいまひとたびの術をかけた。
 「形代代」とは、術を扱わない者に、術を扱えるようにする呪である。制約はあるが、簡単な術であればこの形代代で事足りた。

 朔に形代代の術をかけられた光は、その目で辺りをみまわした。「おお、見える見える」
 朔の無尽蔵ともいえる霊力の恩恵を受けて、光の目はいま全点透視を可能にしている。
「こりゃあ間違いなく足跡じゃ」
 見ると、ちょうど光のいる足元のあたりから、畑の中央にむかって四本指の足跡がくっきりと伸びているのであった。
「これは何の足跡じゃ」
 光は畑の向こう側にいる朔に向かってなげかけた。
 朔はもう一度しっかりと確認してから光へかえす。
「これは狐じゃ」
 味も素っ気もない返答に、光は一瞬言葉を失した。
「狐じゃと。珍しくもない」
 光の様子に朔は笑ってかえす。
「いや。狐の化物の足跡じゃ」
「なんと。では、どうする」
 しばし間を置いて、朔が畑ごしに返した。
「心当たりがある。明日あたり、日が高くなってから出向いてみよう」



 そんな二人のやりとりをあぜを数本隔てた小屋の中で聞いていたのは、鼎のおじさんこと次郎であった。
「首尾の方はどんなかな」
 次郎のかたわらで布団にくるまって寝ている松太郎がたずねた。松太郎は次郎の老いた父親である。ここ数年、寝たきりの生活を余儀なくされている。
「今日はもう切り上げて明日にするとよ」
 次郎は振り返りざまにこたえた。
 それを見て、今度は囲炉裏端に座って炭をつついていた村長むらおさの重吉が口を開いた。
「なんじゃ。大捕物おおとりものじゃと言うから来てやったのに」
「そうは言っても相手は物の怪、人様の思うようには動いてくれませぬから」
 重吉の言に苦笑いで答え、次郎は囲炉裏端へとやってきて腰をおろした。
「一度でいいから、大捕物が見たいのう」
 そう言う重吉に、次郎は白湯をすすめて言う。
「まあ、まだ機会はございましょう。また折をみて、あの母子の元へ通ってみますので」
 すすめられた白湯を両手で持ち上げ、重吉はなおも恨めしそうに続ける。
「『鬼子』を産んだ『鬼女おにめ』風情が。少し不思議の術に長じておるからといって、村で大きな顔をしよって。気に入らん。誰が守ってやっておると思っておるのじゃ。わしは捕物が見たいんじゃ」
 そこまで言うのを聞いて、次郎は慌てて声を荒げた。
「しいっ。小さな村の中、誰が聞いておるかも分かりませんぞ。我等のように聞耳を立てておる者がおるやもしれませぬ。あの母子には世話になっておる者が多い。下手に敵にまわして害をこうむっても知りませぬぞ」
 次郎の勢いに、重吉はおもしろくなさそうに肩をすぼめた。
「それは嫌じゃのう」
「私も、この父の薬と、己の足をみてもらっております。村長に付き合っておるのも義理からでございますが、その義理もどちらに傾くかは……」
「わかった、わかった。今日はもう帰る。世話になったのう」
 言って重吉は、あわただしく次郎の小屋をあとにした。

「おぬしも、面白い立場におるのう」
 人ひとりぶんのぬくもりが消えた小屋の中に、松太郎のしわがれ声が響いた。


 一夜があけ、空は秋晴れ、風はなおも冷たいが例年ほどではなく、畑に出ている人々で村の朝はにぎわっている。
 早朝から畑に出ていた者たちが、ちょうど朝餉あさげのために各々の自宅に戻るころであった。
 聖子はそんな村の様子を遠目に眺めやり、川の水を汲むと、とって返して小屋の入り口を大きく開けた。
「おはよう、二人とも」
 小屋の中に、昇りだした朝日が差し込む。
 光に照らされた塵や埃が、音もなく宙に漂っているのが見える。

「おはよう、母さん」
「おはよう、おばさん」
 朔と光は、囲炉裏のある部屋の奥にある一間に、並んで布団にくるまっている。

「母さん、寒いよ」
「おばさん、戸、しめてしめて」
 二人は口々に不平をこぼす。

「若い者が、何を言っておるんじゃ」
 言いながら聖子は、汲んできたばかりの水を、室内に置いてある大きなかめへと流し込んだ。
「さっさと起きねば、冷たい手で頬を触ってやるぞ」
 聖子は二人に振り向き、両手をぶらぶらと宙で遊ばせる。
 それを見た二人は、きゃっきゃと声をあげた。

 二人が布団から出たのは、それでも聖子が朝餉のしたくをし始めてからのことだった。
「遅いお目覚めだこと」
 そんな二人に、聖子は嫌味を欠かさない。
 二人は顔を洗い、軽く体をほぐした後、聖子の朝餉づくりを手伝った。

「いただきます」
 三人は囲炉裏を囲んで、少しの米に味噌汁に漬物といった、朝餉としては上等な内容にそろって手を付けた。
 食べ終わるころ、寺の鐘が竜の刻を知らせた。




「して、今日はどこへ行く」
 腹を満たした光は、手持ち無沙汰に小屋の脇にある畑の雑草をぷつぷつと抜きながら、朔にたずねた。
 今日は朝から小春日和であった。
 心地の良い風が、二人の頬をなでていく。
 畑のあぜに寝転がり日向ぼっこをしていた朔が、光の声に振り返る。
「裏山の社まで」
 裏山の社は、文字通り聖子の小屋の裏手にある山の中に設けられている、村の社であった。
 朔は、何も用事がない日には、よくそこへ遊びに行く。幼い頃からそうであったらしく、母親の聖子も不信がり心配していたが、長じて山から降りるたびに不思議の術を会得するようになり、誰も何も言わなくなり今に至る。
 何かと噂のたえない母子であり、朔の奇行についても村人たちは知っていたが、誰も口に出さないでいた。
 光も、その噂を耳にしたことはあったが、今日まで口に出せないでいた。
 そんな経緯もあって、朔にとっては特別であろう「裏山の社」に、ついに俺が招かれたのだ。と、光は内心、自分のことが誇らしく思われた。

 二人が小屋をたったのは巳の刻であった。
 春のような日和にも関わらず、一旦裏山に踏み込んでしまえば、石を並べただけの石段に、常緑樹の影が落ちた。
 あたたかな風も、この影の中では冷たい冬の息吹に変わった。
 足元から、しんとした空気が這い上がって来るように感じられた。
 踏み固められた石段の上には、これも空を覆い隠している紅葉の葉が、何層にもなっている。
 はびこる苔に足をとられないよう気を付けながら、慣れたふうにどんどん先へ進む朔に追いつこうと光は必死であった。
 朔には後ろが見えているのか、ある程度離れたらそこで足を止め振りかえって光を待った。
 道は幾重にも折れ、外から見れば小高い丘のようであった山を、難攻不落の要塞へと変えていた。
 半時ほど登ったころであろうか、人ひとりの幅しかなかった山道が、ある段を踏んだとたん急に開けた。
「到着」
 見ると先に行っていた朔が、社の鐘にぶらさがるようにしてこちらを見ていた。
 その姿は一瞬あやしい不思議の姿であるようにうつった。
 光は背に嫌なものを感じた。
 違う。朔は「こちら側の」者だ――。

「到着じゃな」
 光は声を大にして、社前の階段にどっかりと腰を下ろした。

 息を落ち着けることしばらく、朔は社前の階段に立った。
「それじゃあ、ちょっと待っておるんじゃ」
 そう言うと朔は、おもむろに社に向かいこうべを垂れると、目の前の階段を一段一段うやうやしくのぼりはじめた。
 何がはじまるのかと、光は社から離れたところまで移動し、朔を見守った。
 朔の足が、社の梁から吊るされた大きな鈴の前で止まった。
「いでませい」
 朔は一層大きな声を張り上げた。
 鈴をさげている太い縄を両手でつかむと、それを左右に一度ずつ、乱暴にも思えるほど激しく振った。
 それから一呼吸おき、柏手を二度、大きく、ゆっくりと打つ。
 続けて二度、これも大きくゆっくりと、礼をした。
 一連の動きがまるで太古の昔より決められた約束のような心地がして、光はじっと朔を見つめていた。
 どこか朔が遠い場所に行ってしまう気がした。
 しかし光は、そこを少しでも動けば、目の前の光景がすべて台無しになってしまう気がしていた。
 光の呼吸は知らぬ間に、小さく細くなっていた。

 しばらく。
 ふいに場の空気が一段とあたたかくなったように感じられた。
 その時である。
「おやあ、朔、お客さんかな」
 甲高い声が頭上からふってきた。

 社の内がぼんやりと光りはじめたかと思うと、突如正面の格子窓から強い光が漏れだした。
 と同時に、今度はあたたかな風が、まさに今光っている場所から地面をはって四方へ流れ出した。
 地に積もっていた落葉が、はるか後方へかき出され、その下にある砂塵をも四方へ飛ばされ固い地面があらわになった。
 目を開けていられなくなった光は、片腕で顔を覆い中腰になると、もう片方の手を地面に手をつき体を支えた。
「朔っ」
 光はその姿勢でこらえながら、思わず朔の名を呼んでいた。

「光、大丈夫か」
 自分を呼ぶ声に、光はつむっていた目を開いた。
 声のした方――朔のいるであろう社の方へ振り向くと、光はその場で息をのんだ。

 狐が、いた。

 社の中から狐がひょっこりと顔を出しているのである。

「やあ、はじめましてじゃの」
 しかもその狐が喋ったのである。
 光は思わずその場に尻もちをついた。
「光、大丈夫じゃ。害はない」
 朔は光の方を向き、その顔に苦笑いを浮かべている。
「朔、その狐は……」
 光はやっとこさ言葉をひねり出した。
「儂か、儂は狐じゃ。物の怪のな」
 言って狐は光に向き直り、にたりと笑った。
「は、はじめましてじゃな。どうぞよろしう」
 光は出来るだけの笑顔をつくり、狐に挨拶をする。
「うむ、儂のことは『狐殿』と呼ぶがよい」
 狐のくせに偉そうな態度をする。
 光の恐怖心は幾分か減じていた。
 光は立ち上がり、社へ向かい歩き出した。
「朔、説明をしてくれぬか」
「ああ、こちらが先の足跡の主じゃ。一目で分かった。狐殿の足跡じゃとな」
 言われて狐は恥ずかし気に前脚で顔を一度ぺろりと撫でた。
「何をしておったんじゃ」
 光は社の階段の下で、狐と朔を見上げる位置に立った。
「それはな、こう、お供え物の前借をしておったのじゃ」
「お供え物の前借」
「そうじゃ。最近は畑が忙しいのか社に来る者が少ない。当然お供え物も少ないゆえ腹が減ってしかたなかったのじゃ」
「なんと」
 あまりの理由に光の口から驚きの声があがった。
「それでもご神体か」
 朔はきつく非難する。
「へへっ」
 狐はそう軽く笑うと、両の前脚で顔を何度も撫でた。
 一応、反省しているようである。

「しかし。これが最後にしてもらいたい。村人に本当の事を説明すれば、ますますお供え物が減りますでな」
 朔はきつく念を押した。
「朔は厳しいのう」
 狐は光に鼻先を向けると同意を求めたが、その先の光の顔はうかないものである。

 それから少しの談笑の時間をもった後、寺の鐘の音がうまの刻を告げるのを聞いて、光と朔は社をあとにした。




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