昨日はよるから雨が降り出した。

風もあるのか、家のいろんな所からごとごとと音がした。

もしかしたらネズミが天井裏に居るのかもしれない、とか、家の壁が薄いから、隣の家の音か?とか、幽霊?とか考えた。

幽霊を感じると言われる部屋が我が家にはある。最近テレビとミシンを置いたら雰囲気が変わった。

最近、幽霊が怖くなくなってきた。人間から恨みをかうのが一番怖いと思うようになってきたからだ。特に男女間のもつれ。

道路を挟んだ向こうのアパートの辺りから、定期的にブーーーンって壁をすり抜けて脳を刺激するような不快なおとがするので、外でごとごといっていると紛れて良い。あのブーーンは何なのだろう。水のタンクだと思ってたけど、違うみたいだし。モーター音っぽいけど。市役所に電話してもそういうのは直接アパートに言ってくれだし、それさえなければなーと思う事があるけど、自分がにぶくなればいいのか。なれるならば。こんなのただの空気の振動にすぎない、だなんて。

鳩がそのブーーンに会話を試みているのを一度見かけた。

風といえば時々思い出すのだが、7年前くらいに車でラジオを聴いていたら、ゲストの男が凄ください事を言っていた。

良い空気間とか独自のそういうものを感じた相手に対して「君、良いカゼ持ってるね」って言うらしい。それをふつうに話してるのを聴いて静かに驚いた。それで、時々思い出して、ばかかって呟く。

あれは誰だったんだろう。イメージ的には、エコーズのボーカルか、スターダストレビューのボーカル辺りだと思うのだけれど。

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