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自分と仲直り

今日は休み明けに久しぶりに職場に行った。
まだ完全に体調が戻らないままだったせいか、迷惑をかけてしまった自分が情けなくて申し訳なくて‥
もう一人の自分が頭の中で自分自身を罵倒した。
「ほら、迷惑をかけて役立たずだね」
「そのうち誰も口を聞いてもらえなくなるよ」
「みんなも段々嫌気が差してると思うよ」
「体が弱すぎる職員なら辞めて、代わりに優秀なバイトが入ったほうが職場のためなんじゃない?」
など、頭の中で自分自身に罵倒されて、勝手に苦しくなって更に体調が悪くなっていた。

髪もボサボサ、すっぴんの状態で、だけど仕事に集中しなきゃと焦っていたら
「おーい、ちょっと話そう〜」
と、オッサンに声をかけられた。
ゆりこさんも一緒にいてくれた。

ただの体調不良ではなさそうだと勘ぐったらしく、何に悩んでいるんだ?と尋ねられて
体調不良が続いている自分が情けなくなる
もう一人の自分が自分自身を罵倒してきて息苦しくなるなどを話した。

ゆりこさんは過去にうつ病になったことがあり、似たような経験があると心配をしてくれて、
おっさんも大切な人が同じような理由でうつ病になったこともある話をしてくれた。

おっさんから
「自分自身を日頃追い詰めてるから、
体調悪くなったときに
もう一人の自分にやり返されんだよ。
やったら、やり返されるってのは
よく分かってるよね?
そりゃもう一人の自分も日頃から厳しいことを言われ続ければ頭来るだろうし。

せっかくだから、仲直りしな。
死ぬまでずっと一緒にいてくれるのは
自分なんだからさ。
長い時間をかけて仲直りしていこうよ。」
と、言われ「自分と仲直りをする」って言葉が斬新だった。

この言葉を聞いて、バドミントンのダブルスを思い出した。
私は中高バドミントン部で高校は部長をしていたんだけど、中学時代は本当にバドミントンが下手くそで、案の定、引退試合ではダブルスのもう一人のペア(部長)に
「草のせいで負けたんだ!!どうしてくれるの?私に恥をかかせないで」と激怒されたんだ。

凄く悔しくて悲しくて惨めな思いをした。

そしてその悔しさからか高校時代もバドミントン部に入り、そこそこ中学よりは本格的に打てるようにもなった。

社会人になってもバトミントンを続けて
(それが夫氏との出会ったキッカケにもなるんだけど)地区大会の団体戦で優勝することもできた。

そこまで実力をつけて
また中学のバドミントン部で集まろうとなったときにバドミントンしたあとに飲みに行こうという話になった。

久しぶりに引退試合で私に怒った仲間と
あえてシングルスで対戦したいと申し出て、試合をしたら余裕で勝ってしまった。

はっきり言って本当に弱すぎだった。
あれ、この人はこんなにも実力がなかったんだ。あるいは実力が落ちたんだ‥って思った瞬間、
頭の中で何かプツンときれて 

「草、本当に強くなったね。中学時代とは比べ物にならないよ」とその子に言われたときに、
ラケットをコートに叩きつけて
感情的に中学の引退試合の怒りをぶちまけてしまった事がある。

親友にも他の子にも止められたけど怒りがぐちゃぐちゃになり、情けないことにかなり荒れてしまった。

今は仲直りしたが、その子をかなり傷つけてしまった一件になった。

話はそれたが、
私は自分にも同じ事を日頃していて、
それが体調悪くなったときに
もう一人の自分が激昂している。
きっと、そういう状況なんだと思う。

私がバドミントン部の部長をしていたときに
ゆるい部長だったけど徹底的に部員に言ってきたのはダブルスのペア同士、アドバイスや助言などを認めても「お前のせいで負けた」などとペアを罵った部員には退部処分だと強く言っていた。

普段はゆるいし、部員の家庭環境やアルバイトにも融通をきかしていたけど、かなりその点については歴代でもかなり強硬な部長だったと思う。

幸い部員にはそんな人間いなかったし、「なんだよ、その謎ルール!!(笑)むしろ、そんな寒いことやる奴バドミントン向いてねーじゃん!」って男の後輩には爆笑された。
(つまり中学の部活仲間はバドミントン向いていないんだということ)

私が自ら部長としてきてやったことを、私は自分自身に出来ていなかったんだなとふと思った。

なかなか自分自身とは34年間、かなり不仲に過ごしてきてしまって、もう一人の自分がいつ許してくれるかはわからないけれども

いつになるかわからないけど、自分との仲直りを長い年月でしていきたい。