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目標を達成するためのコツとは?

成功とは、「正しい選択」「正しい戦略」「正しい行動」によって使うもので、決して生まれつきのDNAのみで決まるものではない。

誰もが実現できるわけない高い目標達成した人は、共通する思考や行動のパターンがある。
社会心理学者ハイディ・グラント・ハルバーソンは、これらの思考や行動のパターンを「9つの習慣」として著書にまとめている。

■9つの習慣
(1)目標に具体性を与える
(2)目標達成の行動計画を作る
(3)目標までの距離を意識する
(4)現実的楽観主義者になる
(5)「成長すること」に集中する
(6)「やり抜く力」を持つ
(7)筋肉を鍛えるように視力を鍛える
(8)自分を追い込まない
(9)「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する

既にWOOPの法則やif-thenプランニングについては実践中であるが、フィードバックの方法の再確認と目標達成に向けた意識のヒントを整理するため以下3点を抜粋する。

1.目標までの距離を意識する

(1)目指すべき姿
 現状と目標までの距離に目を向けて「目標に近づくために何をすべきか」に焦点を当て、モチベーションを維持している。
(2)具体的な方法
①フィードバックの頻度
・目標の期限に応じて決める
・上級者ほど、フィードバックは頻繁に、初心者はある程度コツを掴んでから行う
・ちょうどいい頻度は試行錯誤で決める(とにかくまずやってみる
②フィードバック方法
・誰からフィードバックを得るのかを決める(自分自身、信頼できる家族や友人、尊敬する先輩)
・スケジュールを立て、確実に実施する。
if-thenプランニングの要領で実施する。
③これから思考を持つ
【これまで思考】「どこまでやり遂げたのか」に視点を向ける思考スタイル
【こらから思考】「あとどれだけやらなければいけないのか」に視点を向ける思考スタイル
・「これまで思考」で、「やり遂げたこと」を見ると油断が生じるため、「これから思考」をすることでモチベーションが下がるのを防ぐ。
・常に前を向く

2.現実的楽観主義者になる

(1)目指すべき姿
 成功できると信じている。同時に、成功が簡単に手に入らないと考えて、努力を怠らない。
(2)具体的な方法
①目標達成が簡単でないことを意識する
・心理学者ガブリエル・エッティンゲンのダイエットに関する研究では、「簡単に食べ物の誘惑に打ち勝てる」と答えた人は「そう簡単にはいかない」と答えていた人に比べて13キロも重いままだった。
・不安を持つ→不安の原因・障害を探す
②モチベーションを維持する
過去にやり遂げたことを洗い出す
・if-thenプランニングで「過去にやり遂げたこと」思い出す(例:(if)もし、自信をなくしたときには、(then)私が〇〇をやり抜いたことを思い出す)
③成功までを可視化する
・自分の前に横たわる課題から逃げないで、しっかり見つめ、課題がどの程度なのか検討する
・成功するまでのステップととるべき行動を可視化する(WOOPの法則を活用)

3.「成長すること」に集中する

(1)目指すべき姿
 最初から完璧を目指さない。失敗を恐れることなく、少しずつでも進歩することを考えている。
(2)具体的な方法
①これから何ができるようになりたいかを考える
・能力は努力次第で伸ばせる
・これからなりたいこと・やりたいことを目標にする
完璧主義は捨てる
・失敗してもいい(失敗してもいいと考えると、実際に失敗する確率は大幅に低下)
・「証明ゴール」→「成長ゴール」
・失敗を「学び」と捉える
どんなことでも習得にはある程度時間がかかる
興味を持つ
・興味のある課題は、人の活力の高い状態を維持する
・課題、困難は価値のあることだと信じる

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