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【本】ザ・コーチ

ザ・コーチ 最高の自分に気づく本
著 谷口貴彦

読み始めた瞬間から何か得られると感じた本。
案の定、途中から感極まり
終盤には号泣してました。

泣かせる本ではありません。
タイトル通り、コーチングの本質のようなものが
物語形式で描かれている本です。

自己啓発本のひとつとして「ふーーん、なるほどー」
と読まれる方が大半だと思います。


住宅メーカーの営業マンが疲れてふと立ち寄った公園
少ない空きベンチに何となく座ったことから始まったある老人との会話
そこから起こしていく変化

この本の特徴は
老人かコーチ
営業マンがクライアント
としてコーチングの枠組みを使って話が進んでいくことです。

「目標」「目的」「ゴール」等の言葉が分かりやすく整理され
それらの組み合わせ方を教えてくれます。
ジグソーパズルのピースがパコッとはまった時のような気持ちよさで
頭の中の複雑な思考が整理される感覚。

老人に促されるまま思考を整理し、熟慮を重ねる中で
営業マンも本当に自分に出会うことになります。


この本は、最近受け始めたコーチング講座の中でおススメされた本で
ドリームツリーという本当に自分がやりたいことを見つけるための
ワークを分かりやすく理解するために読みました。

コーチングとは、クライアントの話を聞いて、聞いて、聞いて
コーチとクライアントが一緒になってクライアントの心の中を
掘り下げるような感じ(私もまだ漠然と捉えてます)のことです。

講座を受けながらセッション練習を続けるうちに感じた事。
それはコーチングには「愛」が必要だということ。

クライアントのことを良く知らなくても
目の前でもやもやとした思考と戦っているクライアントへの
人間としての「愛」がないとできない。

話を聞いている間に「愛」が深まっていく。
「愛」が深まるからもっと話を聞きたくなる。


今気づきました。
この本を読み始めてすぐに泣きたくなったのは
「人間愛」
を感じたのだと思います。

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