「マンチェスター・バイ・ザ・シーだだ泣き男」2022年4月5日
どうも。
マンチェスター・バイ・ザ・シーだだ泣き男です。
マンチェスター・バイ・ザ・シー見たことありますか?
え、見たことがない?
それはよくないですねー。
あらすじは以下のような感じ↓
このお話を見ているときの感想。
前半:うわー、現実辛いな。
後半:うわー、もっと辛いじゃん。
とにかく見ていて辛すぎる。でも見ちゃう。
主人公がダメ男の話に自分は弱いのかもしれない。
ダメ男が最後まで持っている、捨てられない部分に惹かれるのかも。
その部分の煮凝りがあれば食べてみたいかもしれない。嘘です。
こっからネタバレしますので、興味ある方はご退場を。。。
男が過去にこの町で犯した過ち。それは薪ストーブの不始末によって、妻との間に設けた三人の子供を死なせてしまったことだった。
この事実は物語の中盤以降で明かされ、物語冒頭からどこかふわふわしていて、兄の訃報を聞く前から無気力に見える主人公の理由が明らかになる。
今作で1番印象的だったのは、再婚した妻と町で再開するシーン。
主人公はとても罰が悪そうに、目の前を去ろうとするが、妻が呼び止め謝り出す。
妻は泣きながら、当時の自分の振る舞いを謝り続ける。
主人公は自分の過失で、何を言われてもしょうがないと思っており、もう大丈夫だ。気にしていない。と。
この押し問答がいつまでも続く。
2人の背中には、いつまでもあの日の出来事がしがみつき続けている。
主人公は妻の手を振り解き、その場を去る。
主人公は、あの日からずっと自分を責め続けてきた。
同時に心のどこかで、誰かに許して欲しかったのだと思う。
主人公は立ち寄ったバーで周りの客に八つ当たりをする。
これまでと主人公と変わらない行動だ。
でも僕には、これが最後の蛮行に思えた。
おそらく彼はもう2度と、このような行いはしないであろう。
主人公は、自分が後継人となることを渋っていた甥と、これまでで1番の対話をする。自分で頭を下げ裏で手を回し、これまで意見を無視し続けていた甥に最後の選択を託す。
この託し方がとても潔い。
「すまない。やっぱり僕がこの町で暮らしていくのは無理だった。」
ある意味での敗北宣言だ。
でも初めて、これまでいやいやと主人公に反抗していた甥に、主人公の覚悟が本心が届いた瞬間であった。
いやー、泣いちゃう。泣いちゃう。
しかもこの甥が、自分の弟に似ているんですよ。結構。
しかも甥がとる行動や発言が自分の弟にダブりすぎ。
かなり好きな映画の一本になった。
実はNotionで見た映画を星5段階で評価付けしているんですけれど、久しぶりに星5かもしれないと思った。
みんなもぜひ見てね。もうネタバレしちゃったけれど。
バイちゃ!
好きなら、好きって言ってください!