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癒しを求めて長野電鉄(1)

 僕はもう疲れちゃった。2月某日、癒しを求めて日帰り温泉に行くことにした。長野電鉄の終点、湯田中温泉へ。

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 朝イチの新幹線はくたか号はほとんど満席。スキーにでも行くのだろうか。みな大荷物だ。長野駅から長野電鉄に乗り換える。地方都市だというのに地下に乗り場がある。まるで地下鉄! 作られた当時のまま昭和の香りが随所に残る。自動改札機なんて洒落た物はない。

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 ホームに降りると東急田園都市線や地下鉄半蔵門線の中古車両が佇んでおり、東京の地下鉄っぽさを拝察できる。

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 須坂駅で特急ゆけむり号に乗り換え。特急といっても、特に急ぐことはなくゆっくり進む。りんご畑が雪で覆われ一面の白い世界。そうえば、この車両は小田急ロマンスカーの中古らしい。田舎の駅にロマンスカーが入ってきた不思議な感覚。昭和レトロに平成を取って付けたような、そう1990年台のあの雰囲気。

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 程なくして終点の湯田中に到着。そして、撮り鉄のために急いで移動だ。車の用意なんて無く今日は徒歩鉄。念のために持ってきた長靴が役に立つ。

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 撮り鉄の成果は別に紹介するとして、さて昼飯はどうするか。コロナで閉まった店も多い中、やはり温泉街の趣きが感じられる。手近な店ののれんをくぐると、地元客が1人で呑んでいた。とりあえずヒレカツ丼を頼む。付けっぱなしのテレビは民放のバライティが流れ、地元感がむんむんする。出てきた料理はとても普通で、ネットの高評価が信じられない。でも味噌汁は美味かった。地元長野の味付けで、煮込みすぎて溶けた野菜とかお袋の味ってやつかな。

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 駅前には銭湯感覚で利用できる日帰り温泉がある。300円と手頃で露天風呂まで付いている。湯田中のお湯は相当熱いのか、それとも身体が冷え切っているのか、ものの数分で耐えられなくなり出てきてしまった。時計を見ると次の電車まで1時間以上ある。時間があるのは良い事。外の風で身体を冷ましながら露天風呂を楽しむ。熱い湯は良い。頭の中の邪念を洗い流してくれる。この温泉は心の疲れにも効くのだろうか。

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 帰りも特急ゆけむり号にした。座席テーブルの下に備え付けの栓抜きを試してみたかったが、あいにくコンビニには栓抜きで開けるビン飲料は置いてなかった。便利すぎる世の中に、置いてけぼりになった「せんぬき」

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 さて、途中下車しながらまた撮り鉄するか。

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