見出し画像

マッチングアプリの勧め

私はマッチングアプリのある時代に感謝している。社会人になってから、恋人探しはマッチングアプリでしているし、そこから付き合ったこともある。

友人にアプリで付き合った話なんかをすると、「いい人に出会えるまでよく頑張れたね。私は無理になってやめちゃった。」なんて言われることも多いけれど、私は比較的「無理」にならなかったので(飽きたりはする)、よく言われるアプリへの後ろ向きなコメントに対する持論を書き出してみた。

・自然な出会いがいいんだよね。

→じっくりコミュニティ恋愛をしたいタイプの人は、確かにアプリは向かないかもなと思う。
私は、極論、道で出会って偶然なにか言葉を交わしてそこから仲良くなるとか、そういう出会いでもいいなと思えるタイプなので、アプリで出会おうと道でぶつかろうと、最終的にその人が「いい人」だったら、「いい人」と出会える機会には変わりなくない?と感じている。むしろ一般社会で出会ったら、恋人を探しているのかどうかの確認からしないといけないわけだけど、昨今のコンプラ社会で初手でなかなか聞けない質問なので、アプリの方が簡単でいいなと思う。

・気の乗らないやりとり、デートがめんどう

→やりとりが面倒なのは本当にそう。仕事してるとアプリの返信ができるのは仕事終わりくらいしかないし、予定があったら返信の時間がとれないなんてざら。めんどくささに関しては、どんなに楽しみな旅行も予約の作業は面倒なので、そういうのと変わらないかなと思う。やりたいことをするには、たいてい面倒な手続きは付帯するものだからね。

デートに関しては、恋愛的に興味を持てるかは実際会わないと何とも言えないところは確かにある。ただ、環境や趣味が似ている人や、自分が興味ある面白いことをやっている人と会うようにしていたので、1回くらいはそれなりに楽しいと思えた。第一印象で恋愛的にはないかなと思ったら、お仕事とか趣味とか最近行ってよかったところとかを聞いて、参考にして、手身近に終わらせていた。実際、そうやって教えてもらった観光地に旅行で行ったりしている。ありがとう。

あと、「ないな」と思ったら、すぐに切る。ない人と会っても楽しくないし、進展は見込めない。
・チャットや電話でないなっと思った人とは会っても盛り上がらない。
・1回会って「ありだ!」ってならない人との2回目も盛り上がらない。1回目はお互いの情報交換で間が持つけど、2回目はそれがないから間が持たない。
・告白されたら困るなと思ったら3回目は行かない。
・いい感じの人だなと思っても3回目までに言われるか、自分から言うかしなければ終わりにする。そもそも人間関係の浅い代替可能な2人なのだから、それくらいの気持ちの強さや行動力が湧かなければ、これ以降は無理。(ゆっくり仲良くなれる2人もいると思うけどね。私はそもそも友達から恋愛はないタイプなので、)

・同時並行が無理

→めんどうではあるよね。どれが誰の情報か分からなくなるし。でもまあどんどんフェードアウトしていくものだし、フェードアウトした人の記憶はすぐなくなるので、そんなに気にならなかった。

・人間カタログ感がつらい

→はじめの感想としては分かる。あまり慣れていなかったときは、相手をつい条件で見てしまう自分に、嫌なアプリ女って感じだなと辟易した。
慣れてきて、いわゆる条件のいい人を探すのではなく、自分が仲良くなれそうな人を探すものだなと気が付けてからは、便利だなと思えるようになった。例えば、学校に入学して初めましての同級生たちの自己紹介を聞いて、自分と地元が近かったり、趣味が近かったりしたら、仲良くなれそう、話してみたいなと感じる感じ。

実際会ったら仲良くなるかもしれないのに条件で絞るのもったいないみたいな意見もあるけど、「仲良くなれそう」という条件ではどんどん絞った方がいいと思う。会ってつまらない思いをしたり、変な人に会ったりすると、一気にモチベと自己肯定感が下がると思うけど、そういう確率もきっと下がる。

あと、自分とあまりにも環境の違う人と仲良くなるのは結局難しいと思う。現実世界ですら、ずっと地元の人と大学から上京した人とではなんだか価値観が合わなくなって疎遠になってしまったりすることってあると思う。趣味や学歴や行動エリア等、何かが似ていて、アプリではなくてももしかしたらどこかで出会っていたかもくらいの人の方が仲良くなれる確率はきっと高い。

・連絡がないと文句いいたくなる

→正直、連絡が来なかったり、ブロックされたりはよくあることだけど、お互い様。あんまりモチベーション高くなかったり、合わないなと思われたりしたら、それは進展しない相手なので、お互いに切っていくのが正解だと思う。

SNSとかインターネット上で、アプリで出会った人を品評する人たくさんいるけど、SNS上のインプレッションだけが目当てならいいけど、出会いが目的なら、本当に無意味で失礼な行為だなと思う。そういうことしてる自分自身を好きでいられるのかね。合わなかったなと受け流し、さっさと忘れて次へ行こう。

・断るのがつらい

→合わなかったらブロックしてもう会わないことができるのがアプリのいいところ。この先ずっと一緒に居れそうと思えない人と続けても仕方ないし、お互いにないと思ったタイミングで切るのが親切だと思う。断れない、押しに弱い、違和感感じながらも流されちゃう人は、嫌な目に合う前にアプリはやめておいた方がいいかも。

あと、ちょっとやりとりしたり、褒められたりしただけで盲目的に好きになってしまうタイプも、変な人の餌食になるのでアプリはやめた方がいい。

まとめ

書いていて思ったけど、私は好奇心が強く、フッ軽で、ドライだからできてたのかなと思った。やさしくて丁寧な人で、空き時間はおうちでゆっくり過ごしたいタイプは、私とは違う姿勢で取り組んでいそう。

おすすめの使い方は、まずスケジュールに空きのある月に始める。チャットは意外と時間を使うし、会うってなっても予定に空きがなく数週間先になると熱が冷める。入会1-2週間のモチベと入会ラッシュあるうちに、いろんな人とチャットして、何人か会う約束をする。1か月過ぎると、飽きるし条件に合う人は見終わるので、退会する。なかなかいい人と会えないなと思っているときにアプリ見るとなんだか嫌になっちゃうから、すっぱりやめて他の事する。また、やる気が出てきた数か月後に再開する。

全般的に、やらなくても生活できることは、気分が乗らないときはやらない。これ大事。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?