アイドルの結婚

自分の中であまり触れないようにしていたこと。それは 「アイドルの結婚」 。好きなアイドルが結婚したという経験が無かったのもあってあまり考えないようにしていたけど、この前その瞬間がきてしまってから考えるようになった。

自分の周りにもアイドルを好きな人がいるのでそういった話をすると、結婚賛成派と反対派に分かれている。そもそも他人同士が結婚することに賛成も反対もあるか、という根本的な問題はあるかもしれないけれど、今日はそのことについて考えてみようと思う。



約4ヶ月前、嵐のメンバーの1人が結婚した。自担ではなかったし、いつかはするだろうと思っていたけど、当時は正直ショックで仕方なかった。

ただ今回の場合、何がそんなにショックだったのかと思うと、結婚すること自体が凄く悲しかったわけではない。さっきも書いたようにいつかはと思っていたし、歳的にもそろそろ考える頃だろうな とも思っていた。じゃあ何がそんなに引っかかったのか。きっとそれは 結婚発表の約1年前、グループの活動休止発表があり、彼らは「これから2年間全力でファンに寄り添って頑張る」というようなことを言っていたし、それからの期間の活動を通してその心意気を感じてきたからこそ、このもやもやした気持ちになったんだと思う。

なんで今なんだろう、休止後じゃだめだったのか、この結婚で彼らの間に亀裂が入ってはいないだろうか、全員が納得した上での決断だったのか、色々なことが今でも頭をぐるぐるしている。

どれだけ考えても本人の口から答えが聞けるわけもないのに。


この結婚があって、彼が好きだった私の友達は彼の担当を降りた。その理由は 「アイドルには結婚して欲しくない」 だった。アイドルはファンを平等に好きでいてほしいし、特定の彼女を作るくらいなら不特定多数の女性と遊んでいてほしい、と友達は言っていた。




自分はどう思うんだろうか。

その友達の意見は理解出来る。だが実際彼が結婚したからといって彼を嫌いになることはなかった。ライブ映像を見ればかっこいいと思うし、黄色い悲鳴が口から出てくる。でもふとした時に、彼は既婚者だ、という事実が頭に過ぎると気持ちが落ちてしまう時はある。

ただアイドルだとしても彼らはそれを除けばただの人間であるし、今までだって彼女は数え切れないほどいたかもしれない。そう思うと、交際と結婚で大きな違いがあるんだなと感じた。誰か1人の女性を愛していることに変わりはないのに、紙切れ一枚を書くと書かないで彼らの人生も自分の気持ち的にもこんなに違う。結婚とはそれだけ人生にとって大きな決断なのだろうなと思った。



アイドルの結婚について良く思う人も悪く思う人もいる。世の中たくさんの人がいるのだから、色んな考え方があるのは当たり前だ。ただ私は、この大きな決断をする彼らを祝福しないといけないなと思う。彼らには幸せになってほしいし、今後歳を重ねていってお爺さんになった時 隣に愛する誰かがいて幸せな生活を送ってほしい。



まぁこんなに色々思ったって、結局 1番好きな彼が結婚する時はかなり落ち込むんだろうなぁ。笑        それでも何も考えず嫌だと言っていた頃よりは前を向くのが早いような気がする。                          気がするだけ だけど。