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教室名の由来

「クルミノ木」の由来についてお話しさせていただきます。

教室名の「クルミノ木」は、ロベルト・シューマン作曲の『ミルテの花』という歌曲集の中の「くるみの木」という曲から取っています。

「ミルテの花」で最も有名な曲は、第1曲目の「献呈」ですが、第3曲目が「くるみの木」です。


以下は、くるみの木の歌詞です。(作詞:ユーリウス・モーゼン)

家の前の1本のくるみの木が緑に茂る、
快く香り、軽やかにくるみの木は茂った葉を広げている。

たくさんの愛らしい花々がそこに咲いている
穏やかな風がやって来て、風は心を込めて周りを回る。

それぞれ2つずつ一組にされ囁き合っている、
傾け身をかがめている、
小さな頭を 愛らしく口づけをするために。

花々は一人の小さな乙女についてささやく、
彼女は考えている夜も、そして長い昼も、

あぁ!自分でも何なのか分からない。

花々はささやく 誰が聞き取れるのだろう

それほどにとても小さな調べを
花婿や来年のことについてささやいている。

その小さな乙女は耳を澄まし、木はざわめく、
憧れながら、妄想しながら
微笑みながら眠りと夢へ沈んでいく。

引用:クラシック「名曲」の解説と名盤Der Nußbaum(くるみの木)の解説(歌詞・対訳)


くるみの木と草花が女の子を見守っています。女の子の将来を囁いています。
彼女が悩めば、(くるみの木、草花)が寄り添い曲全体が短調に(暗く)なります。あたたかで美しいこの曲の名前を教室名にしたいと兼ねてから思っておりました。
この曲のくるみの木や草花のように音楽と共に子供達に寄り添い、成長をあたたかく見守り続けたいという願いを教室名に込めました。

私がシューマンの歌曲が好きということもあります..
(ピアノパートもとっても素敵なんです)

「ミルテの花」は、結婚式前日にロベルト・シューマンが妻クララ・シューマンに捧げた幸せに溢れた曲集です。是非、お聴きになってみてください。


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