東京外国語大学卒業なのに、「sprite」すら通じない私だから、チームワークが苦手だった。前編
はじめに
このnoteのテーマは言葉の企画第4回チームの企画を通じて感じたこと。ですが、チームワークが苦手ってなんでだろう?の問から考えをスタートしました。結果noteが前編と後編に分かれてしまいました!英語の話とチームワークの話関係あるの?と懐疑的な方にこそ読んでほしいです。
それでは始まります~!
東京外国語大学卒業なのに、英語が話せません
「外大卒です」と言うと決まって「英語ペラペラなんだね~うらやましい」と言われます。ただし私は外大の中で英語ができないほうの人間で、カーストでいうとMAX低い位置にいました。「この間のTOEIC850点だったの。鬼低い~やばい~」というクラスメイトの発言に恐怖を感じる日々でした。
ですが、受験英語は必死にやったので、リーディングとライティングはそこそこできるつもりだったので焦ってはいませんでした。必要になったら話せるだろうと高をくくっていたのです。
いつか話せる、のいつかはこない
大学3年生の時、留学でパリに行きました。(フランス語専攻だったのでございます。)飛行機の楽しみと言えば機内食。
あまり乗ったことがないので、前の人たちがどういう風に注文しているのか聞き耳立ててまねをしようと思っていました。
「chickenがいいなー。その次は飲み物だな。ふむふむ。あ、spriteあるじゃん!spriteにしよう~」ってひとりわくわく。
とうとう自分の番、chickenはなんなくクリア。
ですがここで問題発生です。
「spriteが通じない・・・!」
3回言っても通じないのが恥ずかしすぎて、最終手段としてspriteのボトルを指しました。無事にspriteを飲めたものの、簡単な単語すら通じなくてもっと英語を話すのが恥ずかしくなりました。話せると思っていたのに通じないという体験をしました。
転機はヤングコンペ
今年の2月初めて、ヤングカンヌに参加しました。
ヤングライオンズコンペティション(通称:ヤングカンヌ)、及びヤングスパイクスコンペティションは、カンヌライオンズ、スパイクスアジアそれぞれで行われる30歳以下のプロフェッショナルを対象としたコンペ形式のオフィシャルプログラムです。各国の代表2名1チームが参加し、現地で与えられた課題に対し、定められた時間内に作成した映像や企画書の提出、またはプレゼンテーションにより、GOLD, SILVER, BRONZEを決定します。
なのでオリエンは当然英語。今つとめてる会社の人99%はヤングカンヌなんて知りません。情報ももちろん過去分しか転がっておらず、孤独な戦いです。時間もないのに、まずオリエンを理解するのがしんどい。細部まで理解しないと不安な気持ちになり、時間がかかる。
結果はダメダメ。一次通過もかないませんでした。ほかのショートリストの方の企画書と比べると自分たちに足りてないことがたくさんあったんですが、なんといっても英語が長い。「日本語を英語に直訳したものは英語と呼ばない。」と体感した瞬間でした。
そこから半年、今日はヤングスパイクスに取り組んでます。前回反省し、英語をちょっと勉強して臨んだもののやっぱり直訳英語になる。
てかこれあわよくば一次通ったら、プレゼンの質疑応答不安すぎる
無理!!!!!!!!!
そして私の相方は今年で30歳。となるともう一緒に応募できない、やり切るしかない。英語は私がやろうと覚悟を決めました。
英語が話せない・聞き取れない理由はアメリカンアクセントにあった
告白します。
真実はシンプルでした。
私が勉強していたのは教科書英語という名の「基礎は基礎で大事だけどそれは実用的じゃないぜ★」という英語でした。
いろいろ動画をあさったり、受験時代の文法書や単語帳を引っ張り出してきたり、英語の再学習を始めたとき気づいたのです。
ヤングスパイクスのライブブリーフィング、聞き取れたけど聞き取れない部分があるのです。てかおそらくこういうことを言ってるはずなのに、何度聴いてもそういう風に聞こえない。なぜだ・・・
そんなとき出会ったのがアメリカンアクセント。「What do you do?」をこのままいうアメリカ人なんかいないと。実際は「Whadiya do?」という風に短縮されているんだと。
「目からうろこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
そりゃ聞き取れないじゃんか~!
アメリカンアクセントを見てからもう一回英語きくと、は・・・!わかるわこれと感動。
つまり頭の中にあるのは教科書英語、という盲信。
私がやっていたのは、自分の知っていることを正解として事実を当てはめようとしていただけなのでした。
そこからはアメリカンアクセントを勉強し始め、ペラペラです!
・・・と言いたいところですが、はじめたばかりなのでまだ全然ペラペラじゃないです。笑 こつこつと。
このアメリカンアクセントとの出会いが「チームワークが苦手ってなんでだろう」の問のヒントになったのです。
・・・後編へ続く!
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