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【運命の転機】フジコ・ヘミング、四柱推命が導いた1999年2月11日

森田くるみ📕四柱推命 開運研究家

クラシック音楽の世界で、多くの人々を魅了し続けたピアニスト、フジコ・ヘミング。

「魂のピアニスト」と呼ばれた彼女は、少女時代から波乱万丈の人生を歩み、その全てを音楽に昇華させ、唯一無二の存在感を放っていました。

2024年4月に逝去された彼女を追悼する番組が、放送されます。

番組放送を機に、フジコの豊かな人生と音楽家としての歩みを、四柱推命で振り返ってみようと思います。

この記事では、あえて敬称を添えず、「フジコ」「フジコ・ヘミング」と書いています。ご承知おきください。


大きな樹木のように、まっすぐ力強く、高みを目指す人


こちらがフジコ・ヘミングの命式と五行バランスチャートです。

甲きのえの特長
・思考力と向上心に富む
・勇敢でプライドが高い
・一本気な性格、妥協を許さない
・理想の高みを目指す人生観

甲午きのえうまの特長
・清潔感とインテリジェンスに満ちた知性派
・几帳面でまじめな仕事ぶり
・融通が利かず、ルール重視の一面も
・地に足がついた現実主義者
・決断力があり、行動力旺盛
・義理人情を大切にする

甲午のイメージ


フジコ・ヘミング：波乱万丈の人生を支えた木の五行

無国籍の少女から、世界を魅了するピアニストへ

フジコ・ヘミングは、少女時代から波乱万丈の人生を歩んできたことで知られるピアニストです。母と離れ離れになり、無国籍児として育ちながらも、音楽への情熱を持ち続け、国立ベルリン音楽大学へ留学し、華々しいキャリアを築き上げてきました。

しかし、そんな彼女の人生に、大きな試練が訪れます。聴力を失うというアクシデントに見舞われたのです。絶望の淵に立たされたフジコでしたが、音楽への情熱を捨てず、治療に専念しながら音楽活動を続けました。


木の五行が導いた、希望への光

この困難な時期に、フジコの命式を良い状態にする用神「木もくの五行」が大きく影響を与えました。

こちらが、フジコの大運表と、木もくのエネルギーを反映したチャートです。

木の五行は、生命力、成長、発展を象徴する五行です。フジコは、木もくの五行の力によって、困難を乗り越え、音楽活動を続けるための強い意志と希望を見出すことができたのです。


『フジ子・ヘミング真実の軌跡』：母の愛と少女の決意

ドラマ『フジ子・ヘミング真実の軌跡』では、母と離れ離れになり、ドイツに旅立つフジコと母のやりとりが描かれています。別離の悲しみと、娘への深い愛情が溢れるシーンは、多くの視聴者の心を揺さぶりました。

逃げるんじゃないわ！夢に挑むのよ！
私なら叶えられる。世界を魅了できるピアニストなる。
どんなことをしたって絶対にベルリンに行くわ！

女優・菅野美穂が演じるフジコの台詞

母は、フジコに音楽への情熱を持ち続けるように、そしてどんな困難にも立ち向かう強さを与えました。木もくの五行の持つ生命力と成長力は、母からの愛情によってさらに強められ、フジコを世界的なピアニストへと導いたのです。

ドラマでフジコが着ていた赤いスーツは、まさに彼女の強運を象徴しているようでした。じつは、彼女の命式は木の五行で、用神は火。火の五行に属する色は赤であり、この赤いスーツは、まさにこの時期のフジコにとって開運カラーだったのです。


フジコ・ヘミング、運命の転機：1999年2月11日

フジコ・ヘミングの日本での本格的な活躍が始まったのは、1999年2月11日のことでした。

1999年2月11日の命式を調べてみると、興味深い発見もあったので、くわしく説明を続けていきますね。


日干支と命式が示す、フジコの輝き

1999年2月11日の命式の日干支は【甲午きのえうま】。

フジコの命式の日干支と同じ干支です。つまり日運律音りっちんの日でした。

命式の五行バランスも、フジコの才能と新たな出発を後押ししていたことがわかります。

情熱的なエネルギーと豊かな表現力は、多くの人々を魅了する演奏を生み出す源泉となりました。

実際、NHK ETVの特集で紹介されたデビューアルバム「奇蹟のカンパネラ」は、クラシックCDとしては驚異的な100万枚を売り上げる大ヒットとなりました。これをきっかけに、コンサートチケットの入手すら困難になるほど、日本中がヘミング人気に沸き返ったのです。

この日を境に、フジコの活躍の場は日本にも本格的に移りました。情熱的な演奏と豊かな表現力で多くのファンを魅了し続けながら、日本を代表するピアニストの一人としての地位を確立していったのです。

間違いなく1999年2月11日は、フジコの人生に大きな転機をもたらし、日本中に衝撃を与えた記念すべき日だったといえるでしょう。


大運に巡った「食傷」：コミュニケーション、表現力、創造性の星

この時期のフジコの大運には巡っていた星にも注目したいところです。

どんな通変星が巡っていたと思いますか？

【食神】と【傷官】です。

【食神】と【傷官】をまとめて【食傷】といいます。

【食傷】は、コミュニケーション能力、表現力、創造性を司る星です。

大運干支【丙午ひのえうま】【丁未ひのとひつじ】が、フジコの音楽的な才能を最大限に引き出し、多くの人々を魅了する演奏を生み出しました。フジコの情熱的な演奏スタイルと豊かな表現力を象徴しているように思えます。

1999年2月11日、フジコの人生は大きく動き始めました。その飛躍は多くの人々に感動を与え続け、ついに大運【丁未ひのとひつじ】の時期に、名実ともに「魂のピアニスト」としての地位を確立したのです。

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フジコ・ヘミングは、92年間という長い人生の中で、数多くの苦難を乗り越え、常に前向きに音楽と向き合い続けました。その姿は、私たちに生きる勇気と希望を与えてくれます。

彼女の情熱的な演奏と豊かな表現力は、多くの人々に感動を与え続け、これからも私たちの心に残り続けることでしょう。

最後に、2020年に90歳のときの円熟した演奏を収めた、コンサートの動画をご紹介します。どうぞご堪能ください。

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