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旅の何が好きなの?

Googleマップの平らな地図
名前も知らない土地を見ても
地図を閉じたらなんだっけとすぐに忘れる
どんな場所かなんて
知ったこっちゃなく
線と文字の情報である

分からないなりにも足を踏み入れると
最初はよく分からなかった
その土地の名前は
地図の無機質な線が表してた道は
そこで見た感動や景色、出会った人々
道の起伏や空気感世界観全ての情報が
そこに上書きされていく

時が経ち
ふと見たGoogle mapは
行く前と後では全く違うものになる
ただの線と文字に
濃密で奥深い景色が見えるようになる

自分の世界が広がり
目を閉じたときに
心の中に大きな思い出がある

誰に共有できるわけでもない
そんなかけがえのない感覚が
なによりも旅のとりこになる理由だろう

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