牛の幸せを考える>#4 牛と必要性
私、牛が好きなんです。
最近は、農家さんの音声発信も多く、農家さんの声を聞くことが簡単にできるようになってきました。
富山県で酪農をしている青沼さんの音声配信、百年酪農という番組の中で、牛の幸せについてお話ししている配信を見つけました。
Happy Dairy Cows
大学の研究室の先生が良く言っていた
「牛の幸せってなんだろうね」
その先生のおかげで視点が変わった、と青沼さんはおしゃっていました。
以下は上記の青沼さんのPodcastの内容を要約させていただいたものになります。
人に必要とされる牧場
今、私たちが思っている牛の幸せは「人に必要とされること」
家畜福祉はよく言われているが、それは当たり前として、
人に必要とされることが牛の幸せだと考えています。
そのため、人に必要とされる牧場にしていくことを行動理念としています。
ホルスタインは野生に返せない。
人が牛乳や肉をいらないと言ったら、牛の価値が0になる。
昔から家畜化されて、改良されて生きてきた牛を、
今、人間の都合で価値をゼロにするのは、無責任なことで、
これが最も牛の幸せからは遠いと考えています。
百年先も残る牧場にするために
牛の価値を守っていくためには、まずはCloverfarmの牛たちを百年先も残っていくようにしていきたい。
それは経営もだし、地域からも弾き出されないように。
乳牛がここにいるから、メリットがあるということを地域の方々に感じでほしい。
牛が生産してくれる、牛乳、牛肉はもちろんだけど、
牛がもたらしてくれることは、それだけではありません。
地域資源を活用して、牛乳、牛肉に変えてくれることができたらより魅力的であり、地域と一緒にやっていくことで牛の価値が上がっていくのではないかと考えています。
放送を聞いて
こちらの放送の内容は、私の中でも新しい視点で、とっても理解しやすい考え方だと思いました。
特に、牛は野生では生きていけない、だからこそ牛の価値を守ることが牛の幸せという考えは、私の中でとてもしっくりきました。
牛の幸せは、必要性という視点からも見ることができるなという発見でした。
コラボ配信
2022年11月に東京の豊洲で行われた、わくわくモーモー牧場という、イベントで、私は青沼さんを見つけ、話しかけさせてもらいました。
そして、このことをきっかけに百年酪農に登場させてもらいました!
実際の酪農情勢から、ぶっちゃけた質問まで、とても丁寧に答えてくださりました。
もともと価値がない牛に対してはどう思うか?
という質問に、
価値のない牛を出さないようにする
と答えてくださったことはとてもかっこよくて、目から鱗でした。
ーーー
理解しやすいとか、しっくりきたとか、結構分かった風に書いていますが、まだまだ世界にはいろんな境遇で生きている牛がいると考えると、やっぱり難しいな〜と思います。。
牛の幸せを考えるくるみの思考の旅はまだまだ続きそうです。
つづく
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