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絵本『たべものなあにかな?』の感想と0歳児の反応

『たべものなあにかな?』について記事を書くにあたって商品情報を調べていたら、私の読んでいた本の最新版が出ていることがわかりました。本記事では『たべものなあにかな?』について紹介しますが、合わせて最新版の『なあにかな? たべもの』の情報にも触れていきます。

タイトルや表紙が似ていてややこしいと思うので、絵本の内容と読み聞かせ動画を紹介したのち、『たべものなあにかな?』の表紙を発行年順に紹介します。

まずはいつも通り、絵本『たべものなあにかな?』の特徴を簡単にまとめました。

・名詞+擬音の完璧なオノマトペ絵本
・食べ物はイラストではなく写真
・たまひよの絵本

また、公式サイトには以下のような特徴が記載されていました。

特長
・「なあにかな?」で想像する力がつく
・親子の対話でコミュニケーション力がアップ!
・赤ちゃんが大好きな食べものが出てくるから、好奇心もすくすく
引用:たまひよSHOP

では、さっそく絵本の内容や感想などを紹介していきます。

絵本『たべものなあにかな?』はどんなおはなし?

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出典:Amazon

『たべものなあにかな?』は食べ物や飲み物の一部だけが見えている状態で「なあにかな?」と語りかけていくしかけ絵本。しかけページをめくると、りんごやバナナ、食パン、ミルクなど0~1歳児にも馴染みがある食べ物が登場します。

ちなみにしかけの部分は単純です。あとでページの画像を載せているので、そちらで解説しましょう。

以下は絵本ナビで紹介されている『たべものなあにかな?』の内容です。

擬音・擬態語(オノマトペ)がテーマの絵本です。楽しく聞きながらお子さんの発語への発達をうながします。ママの読みやすさにも配慮したテンポのよい言葉選びと子どもが大好きなくり返しのストーリーです。また、絵の変化に思わずワクワクするしかけがついているので、遊びながら子どもの想像力を豊かに育みます。りんご、バナナ、おにぎり、ミルク、パンなどのお子さんの大好きな食べものの写真がかくれています。
引用:『たべものなあにかな?』出版社からの内容紹介|絵本ナビ

以下はAmazonに掲載されている絵本の一部です。正確には『たべものなあにかな?』の最新版『なあにかな? たべもの』の商品ページに掲載されていた画像です。これを見る限り、りんごのページについてはまったく同じようようでした。

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出典:Amazon

『たべものなあにかな?』は、こういったページが繰り返されます。りんごが入ったかごが描かれている箇所がしかけ部分です。若干線が入っているのがわかりますか?とても単純なしかけです。

次で紹介する読み聞かせ動画を見れば、さらに詳しくしどういったしかけなのかわかります。


絵本『たべものなあにかな?』の読み聞かせ動画


絵本『たべものなあにかな?』の最新版について

さて、冒頭でも宣言したとおり、『たべものなあにかな?』の歴代の表紙画像を集めました。古いものから順に紹介していきます。

まずは2005年発売『たべものなあにかな?』です。薄ピンクの表紙でたまひよのキャラクターがりんごやバナナを持った様子が描かれています。

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出典:Amazon

次に2013年発売『たべものなあにかな?』です。表紙の色が大きく変わりました。また、たべものがイラストから写真に変わっています。

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出典:Amazon

さいごは2019年発売『なあにかな? たべもの』です。表紙はピンクに戻ったけどタイトルが変わりました!りんごの写真がなくなりバナナだけになりましたね。

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出典:Amazon

うーん、ややこしいwでも2回もバージョンチェンジするなんて、きっと人気のある絵本だからですよね?

ちなみに、今Amazonや楽天ブックスで新品が購入できるのは最新版の『なあにかな? たべもの』だけです。ほかの年代のものは品切れ、または中古のみの取り扱いになっていました。次の章で中古も含めた販売ページを紹介します。


絵本『たべものなあにかな?』の購入リンク

図書館で借りる以外にも下記のようなサイトで購入できます。2021年8月現在『たべものなあにかな?』は中古品のみの販売でした。

☑ Amazon(中古ボードブック)¥198
  ※Amazonは中古しかありませんでした
☑ メルカリ


最新版の『なあにかな? たべもの』は新品の販売もありました。

☑ Amazon(新品ボードブック)¥825
☑ 楽天(新品ボードブック)¥825


絵本『たべものなあにかな?』の知育要素について

私が現時点で考えている『たべものなあにかな?』の知育要素は以下のとおりです。

・食べ物がすべて写真
・名詞+擬音の完璧なオノマトペ絵本
・いろんな擬音で食べる音を表現している

順番に説明します。

なお、以下で紹介している知育要素については私の考えであって専門家の教えではありませんのでご留意ください。


■食べ物がすべて写真

赤ちゃんの知性を何倍にもするには』という本によれば、あかちゃんに見せる絵はイラストテイストよりもリアルな絵、リアルな絵よりも写真がいいそうです。(覚えさせる目的の場合)

『たべものなあにかな?』は可愛いキャラクターと食べ物の写真で構成されているしかけ絵本。食べ物の名前を教えるのに最適だと思います。

ちなみに、色や丸三角四角といった形も出てきます。知育要素詰め込みまくりな一冊ですね。


名詞+擬音の完璧なオノマトペ絵本

『じゃあじゃあびりびり』の記事でも解説しましたが、オノマトペは名詞と組み合わせて口に出すのが知育的にはいいそうです。

『たべものなあにかな?』は全ページ食べ物・飲み物の名前+擬音の組み合わせで構成されています。しかも、どれも乳幼児期から馴染みのあるものばかりです。

名詞+擬音の解説については以下のページにも掲載しています。興味がある方はご覧ください。


いろんな擬音で食べる音を表現している

『たべものなあにかな?』は、食べる音を
「がぶり」
「ぱっくん」
「もぐもぐ」
「ぱくぱく」
などいろんな擬音で表現しています。

オノマトペは普段の子どもとの会話(語りかけ)でも意識するべきだそうですが、私にはそんなに擬音語のレパートリーがありません。こうしていろんなオノマトペ絵本を読んで自分の表現力も伸ばしている最中です。

ひとつの動作をいろんな音で表している絵本は、子どもだけでなく読み聞かせをする親の表現力も伸ばせると思います。親の表現力が伸びれば、普段の会話や語りかけでも自然とオノマトペを取り入れられるようになるでしょう。結果、子どもの表現力や語彙力向上につながるかもしれません。

オノマトペで豊かな表現力を身に付けると、小学校で作文をスラスラ書けるようになる可能性があるそうです。


絵本『たべものなあにかな?』を読んだ感想

さすがたまひよの絵本、考えられているな~と思いました。

各ページ文字数も少ないし、繰り返しのリズムで読めるのであかちゃんウケがよさそうです。

大きさも小さめで持ち運びしやすい点が好きです!


絵本『たべものなあにかな?』を読んだときの娘の反応

■0歳6ヶ月時点

笑ったりはしないけどジーっと見てくれました。興味があるときの反応です。

絵本『たべものなあにかな?』の基本情報


出版社 :ベネッセコーポレーション
サイズ :幅14.9×高さ
14.9cm
※『なあにかな? たべもの』のサイズ
対象年齢:0~2歳
※たまひよSHOPには1~2歳とありますが、『なあにかな? たべもの』の表紙には0~2歳と書いてあります。クイズ形式を楽しむなら1歳以降がいいのかもしれません。読み聞かせなら0歳からでも問題ないと思います。
所要時間※:約40秒
※淡々と読むときにかかる時間
ページ数:24ページ
ジャンル:オノマトペ +名詞、食べ物、色、形、繰り返し、リズミカル、しかけ絵本

絵のテイスト:イラスト、写真


ベネッセコーポレーション出版のその他の絵本

■ファーストブック
・ふわふわ どっち?
・なあにかな? どうぶつ

■0歳から楽しめる音の出る絵本
・脳がすくすく! にぎってわんわん
・脳がすくすく! ふりふり ねこちゃん
・脳がすくすく! かわいい りすちゃん

以下のページで一覧が見れます。素敵な絵本ばかりなので知育に興味がある人は沼にハマると思います……。


さいごに

『たべものなあにかな?』について紹介してきました。

この記事を書くにあたって、新しく得られた情報がたくさんありました。私が借りたのは旧版ですでに中古しか販売されていないこと、どうぶつバージョンがあることなど。やっぱり知識ってインプットするだけでなくアウトプットすることでさらに深みを増すんですね!興味ある分野だからとても楽しかったです。

こちらの記事が絵本選びの参考になれば幸いです。


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