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不思議な甘味料:スクラロース

口腔カンジダ症による舌痛症がピークに辛かったころ、ドライマウスの調子も悪く、よく口がカラカラ状態になっていた。唾液を出すためにキシリトール配合のシュガーレスガムをあれこれ買ってきて試していた


キシリトール配合ガムにはミント風味のものと、フルーツ風味のものがある。スクラロースという人工甘味料は、フルーツ風味のシュガーレスガムによく入っている。


スクラロース配合のフルーツガムは、砂糖を使ったフルーツガムと味は同じだ。幼いころよく食べたガムの味と似ていてとっても美味しい。だから私も気に入って2~3日食べ続け、たまに歯と歯茎の間にしまったりしてたところ・・・


ガムを置いておいた歯の近くを磨くと、ズキズキと歯が痛んだ。


歯の表面が溶けてしまったようだった。シュガーレスガムは、味がする間でも口の中に入れておいても大丈夫だと思っていたので、驚いた。


調べてみたところ、スクラロースというのは砂糖に塩素を加えて作られた人口甘味料なのだということを知った。


スクラロース:砂糖に化学的な合成処理を行い、砂糖に塩素原子を3個加えて製造されます。

農畜産振興機構


砂糖に塩素原子を加えただけだったから、砂糖と味がソックリだったのだ。塩素には物を溶かす作用があるので、長時間口に入れておくと歯を溶かしてしまうのかもしれない。


塩素は、カビキラーなどの消毒剤だ。もしかしてスクラロースは私の口の中のカビ(カンジダ)も消毒・殺菌してくれるので、悪くないのでは?とその時は思った。


当時、ファンギゾンシロップでのうがいを開始して1週間たったころで、口の中はツブツブ・ヒリヒリ・パチパチが続いていて、舌は歯や上あごに触れると激痛だった。痛みで寝付けず血迷った私は、、

一晩、上あごにスクラロース入りのガムをまだ甘みがする状態でペタっと張り付けて寝てみた。すると・・・。


翌朝、あの痛かった唾液の中のツブツブが一気に1/4くらいに減った感覚があった。カンジダがスクラロースを砂糖と勘違いして食べて、その後、塩素にやられて一部死滅したのかもしれない。


ただ、私の歯は広範囲で知覚過敏状態になった(1週間程度で治ったけど)。カビが栄養と勘違いしてスクラロースを食すと死滅するっぽいということは、私の体だってスクラロースを栄養と勘違いして取り込んで、ロシアンルーレットのようにどこかの細胞が死滅しかねないということだ。

「スクラロース 危険」のようなワードで検索すると、絶対食べるなみたいな情報がわんさか出てくる。ちょっと怖いので、この日以来、スクラロース入りのガムは食べなくなった。

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