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舌痛症とヨガ

私は以前に、口腔カンジダ症による激痛の舌痛症にかかり、感染の治癒後も舌と上あごの粘膜が荒れている。これまでに医師からは舌痛症・口腔灼熱症候群・粘膜が荒れるタイプの口内炎(カタル性口内炎)などの診断をもらっている。

舌痛症になった当初は、「〇〇で舌痛症は治る!」という何かが存在すると思って、舌痛症の治療法をネットで検索しまくった。あれから1年半以上経過し、色々薬やサプリなど試してきた私がいえることは・・・


結局、「〇〇で舌痛症は治る!」なんてものは存在しなかった。ただし、「健康的な生活をしていれば舌痛症は良くなってくる」というのは確かな気がしている。結局のところ、健康維持の三要素、食事・睡眠・運動が大切っていうところで落ち着いている今日この頃だ。

やわらかめのマウスピースを付けて、1日8時間睡眠を心掛けてからグンと調子が良くなった。当分、完治はしないと思うけど、舌から感じるシビレや灼熱感、味などの騒音が過去と比較して小さくなったという感じだ。


運動・睡眠の一石二鳥ですごく役に立っているのがヨガだ。私は睡眠対策のために毎晩ヨガをやっている。布団に入る1時間前からヨガをはじめ、以降はスマホの画面を見ないようにすれば、とても良く眠れる。

ヨガは慢性的な痛みへの効果が確認されているので、布団に入った後の舌の違和感対策としても良いのかもしれない。

米国オレゴン州の医療機関の研究者らからなる研究グループは、「マインドフルネス瞑想」と「ハタヨガ」を組み合わせたトレーニングプログラムの痛みへの効果を検証しました。1年以上慢性痛がある28人を対象に、8週間の「マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)」の効果を確かめたのです。トレーニングの前後で、痛み、うつ症状、体を動かせない程度を判定するテストを行っています。

ここから見えてきたのが、ヨガの取り組みによって、痛みやうつ症状に加えて、体の機能がすべてにおいて改善したことです。

具体的には、痛みの程度は平均して4.6ポイント低下(最も強い痛みを52ポイントとする尺度)するという結果になりました。さらに、うつ症状は3.7ポイント低下(最高27ポイント)、体を動かせない程度は平均9.4%低下(まったく動かせない状態が100%で、数字が低いほどよい)していました。

ヨガと瞑想がつらい身体の痛みをやわらげる!? 海外研究で確認されたヨガの効果

ヨガは舌痛症患者にとって、気持ちいいけれど辛い部分もある。ヨガを開始した当初は、舌の違和感に意識が集中しまい苦痛と闘いながらヨガをやっていた。舌の違和感から意識をそらすコツさえ押さえれば、舌痛症患者にとってヨガは癒しの時間になる。

ヨガの基本ではあるけれど、呼吸に意識を向けることで、意識を舌から切り離すことができる。鼻や鼻呼吸に意識を向けると、口の中の感覚がフっと消える瞬間がある。エッセンシャルオイルをディフューズしていい香りを吸い込めば楽に行える。

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呼吸の感覚をつかむのに、半分寝ながらヨガをやるときもある。睡眠中の呼吸を意識して、舌を動かさないように深くゆったり呼吸すると、寝起きの「あれ?もしかして舌痛症治った?」と感じる感覚を再現できたりする。あまり一生懸命やるとリラックスできないので、テキトーに気を抜いてやるのも、コツかもしれない。

最近はヨガがYouTubeで無料で手軽にできるから、ほんとありがたい。舌痛症になったのは自分にとって不運なことだったけれど、舌痛症を治すためにヨガをはじめ健康的な生活習慣を取り入れるようになった。気づけば健康できれいになって、舌痛症が治っていた、なんてなってたらいいな。


余談だけど、アロマヨガをやったら、翌日ディフューザーの中にエッセンシャルオイル入りの水が余る。これを捨ててしまってはもったいない。私は床掃除に、このエッセンシャルオイル入りの水を使っている。床からいい香りが香ってきて気持ちいいし、エッセンシャルオイルを掃除に使うなんて贅沢でいいよね。

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