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車屋さんの新入社員の育て方


タナアツです。

車屋さんで新入社員として新しく雇った際にあなたはどのように新人を育てていきますか?

中途採用でまだ車のことが何もわからないという段階の人を雇った際も同じだと思いますがどこからてを付ければいいか悩むところですよね。

私の会社では車屋さんの中でもカーリースに特化した会社を経営しています。

営業は4人。

4人すべて異業種からの中途採用です。

その4人全員が入社してから1週間で1契約は必ず出すようになりました。

中途採用で1週間でどうやって契約をだせるようになるんだ?

という声が聞こえてきます。

電話受付、お客さんの来店対応、商談、納車、車の登録、自賠責保険の発行などなど事務的にやることは山ほどあります。

そんな中どうやって1週間で中途採用の社員が契約を出せるようになったのか?というマネージメント方法について書いていきます。

これから営業を新しく雇おうという方の参考にしてください。

何もかも全部覚えさせない

一つ目のマネージメント方法は

何もかも全部覚えさせない。

です。

えっ?すべて覚えなくては営業としてお客さんの前に出しちゃダメでしょ?

そおですよね。でも私はその逆を行います。

とにかくまずは商談方法を覚えたら商談に出させます。

なぜ?

理由簡単です。

全てを覚えるまで待っていたら時間がいくらあっても足りないからです。

営業の子にはまずとことんカーリースの商談の方法のみをとことん覚えてもらいます。

カーリースの商談だけに特化させれば1週間もあればある程度形になります。

形になったらすぐに実践に出します。

契約できるのか?

できる人もいればできない人もいます。

でも完璧な営業になるまで待っていたら時間ばかりかかります。

完璧になったと思ったのが3か月後だとしたらその子は3か月間かにも生み出せないまま会社の役に立っているのかどうかわからないまま過ごします。

1週間で商談に出て完璧とまではいかなくても失敗をしてもとにかく商談にでていたら3か月もしたらかなり経験を積んだ営業になっています。

しかも営業で契約をとっているのでその社員も自信がわき会社の役に立っているという自信がついていきます。

お子さんがいらっしゃる方ならわかるかもしれませんが子供ができるようになるまで何もやらせないと子供は本当に何もできなくなります。

失敗をある程度親が許容してなおかつ失敗に対してもナイスチャレンジだと伝えることで子供は失敗しても次があるという考えになっていきます。

実は大人でもそのあたりは変わりません。

失敗してもいいからまずは雇われた子が何をすれば自信がつくのかを考えてあげることが必要です。

会社にとって何か一つでもいいからその子に任せられる仕事を覚えさせるように集中しましょう。

とにかく1つだけでいいです。

あれもこれもやらずに1つにやることを絞ってあげてください。

その1つができるようになってきたら自信がでてくるので他の仕事の吸収もはやくなります。

私の会社では商談ですが、あなたの会社ではまず洗車かもしれませんし、もしくは電話当番かもしれません。

まずは1つ得意なものをつくってあげることが大事です。

できていない事ばかりを集中的に伝えない

自分ができすぎる方に多いのですが、社員のできないことにばかり目がいってしまいがちになるということです。

出来ていることを見てあげてください。

できていることが1つでもあればその分あなたの仕事は別の仕事に時間をさけるようになります。

5分でも10分でもその社員のおかげで社長としての他に考えなければならないことに頭を回すことができます。

ほんとに少しづつでいいのです。

私自身も社員の中でとてつもなく覚えが悪くて頭を悩ましていた社員がいました。

はっきりいうと解雇も考えていたほどでした。でも、

今となってはその社員がもっとも仕事を完璧にこなします。

完璧にできるようになるのにはかなり時間がかかりました。というよりも時間がかかるようにしていたのは私自身のせいでした。

できない事ばかりを集中的に言われるよりも、できている部分をもめられたいものです。

私はその逆をしていました。

でもある時からできない事には一度目を瞑り、出来ていることに目を向けるようにしました。

そこから見違えるように社員は成長しました。

社員は成長しないのは社員のせいではなく、自分自身の見方が原因だったんだなと反省したのを覚えています。

まずはできていない事よりも、できていることを見るようにすることをお勧めします。

カタログの見方を教える

営業を教えるにあたりカタログの見方を教えましょう。

とはいってもどうやって教えるの?

私はカタログを各メーカー1日2冊ずつすべてのパージを一度見させます。

なぜかというと、カタログをすべて見ることによ各メーカーごとの癖がわかるようになるからです。

私の会社ではディーラーさんのように1つのメーカーのカタログのみを覚えるだけではありません。

全メーカー、全車種の内容を覚える必要があります。

だからメーカーごとにカタログの癖をつかませると同時にわからない言葉が出てきたら小学生にもわからうぐらい嚙み砕いて説明ができるようにするまで調べるようにさせています。

1通り行うことで確実にお客さんからの質問が出た際にスムーズに必要なページが出せるようになります。

計算の仕方を教える

私の会社ではカーリースの計算をすべての車種のスタンダードなグレードですべて計算をさせます。

とにかくお客さんを待たせないことが大事なので私の会社では計算に2分以内で行うように指導しています。

とにかく軽の売れ筋の3メーカーの計算をとことんさせます。

ダイハツ、ズズキ、ホンダを計算しています。(私の会社では軽自動車がメインなためこの3つになります。)

時間を意識している理由はあまりにも計算が遅いとお客さんのテンションが駄々下がりになるからです。

まとめ

今回は車屋さんの新入社員の育て方をご紹介しました。

よく今の子は昔に比べてとか言いますがあなたも多分昔は同じように無知で何もできなかったのではないでしょうか?

そこから努力して今のあなたが出来ているのだと思います。

新入社員も同じく初めは何もわからないところからのスタートです。

1つずつゆっくりとできる仕事を増やしていってあげることが遠回りなように見えて最短の道です。

これから新入社員を迎え入れるあなとの参考になれば幸いです。


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