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#55 自分がしてきた行動の答え

最近、「嫌われる勇気」という本を買って読んでいる。
アドラーという人の心理学に基づいた
哲人と青年による対談式の文で書かれている本だ。

まだ途中までしか読んでいないけれど、自分が今まで行ってきた事、考え、悩み、などが綺麗に説明されていた。

その中で自分は親に対して「復讐心」があった事に気づかされました。

本の中で面罵されたら、その人の隠し持つ目的を考えろというものがあります。
その行為には権力争いを挑むという意味が込められている、だからその言葉に乗らないのが正解だと。

そしてその争いに乗ってしまい勝ち負けが発生した場合、負けたものは「復讐」の段階に突入すると。

その例に挙げられた話がそのまま自分がしていた事だったという事に気づかされました。

それは、親から虐げられた子供が非行に走る、不登校になる、自傷行為に走るというもの。
その目的を考えると、「親への復讐」という意味を持ち、上のような行為をする事によって親を困らせたり、不快に思わせたりする。それが虐げられたことへの報復になると。

自分の場合は、親から、やってしまった事に対して叱られる事があった際に、
そのやってしまった事とは関係のない
過去の事であったり
「これだからB型は」という言葉であったり
「そういうところが父の良くないところに似てる」といった
血縁関係などの変えようのない部分を突くような言葉を浴びせられる事が多くその喧嘩に乗ってしまった事が始まりでした。

そこからは、親の事が信じられなくなり、何を話しても親と口論になり最終的に話は必ずと言って良いほど血液型の話などになる事が増え、家での自分の居場所は益々なくなっていきました。
本当に辛い毎日でした。

そこで自分は、小学生の頃は家に帰ってから親に楽しげに今日あった出来事を話していたのに

高校の頃から親とはほとんど話さなくなりました。
自分が意見してもその意見は必ず袋叩きにされ
何も言い返す事ができなくなるまでコテンパンに言われるようになり、親から何を聞かれても自分の意思を示さないようになりました。
それは大学に行っても変わらず、
基本親から言われたアドバイスとは逆の行動をする事を繰り返していました。
親から心配されるという事に対して敏感になり
親からの愛を気持ち悪いと思うようになり。
もっと自分が社会的に腐る事で親にもっと不快な思いをさせようと無意識にエスカレートしていったのだと思います。

そして気づいてみると、常に頭の片隅に自分を罵倒する親がこびりつくようになり
いつしか、自分に目を向けられず、他人の目を気にして生きていくようになりました。
他人の人生に生きてしまって
全く自分の人生の設計がままならなくなりました。
なるべく自分のことを考えないように、
会社で嫌な事を考えないようにと、
ゲームなどに逃げて寝る時間を極力減らして、
常に眠い状態を作っていました。
そうするとあっという間に1日が終わり気絶するように眠るようになり土日があっいう間に終わり
また1週間が始まるという
ほとんど意味のない毎日を過ごしていました。
親を不快に思わせるために自分の人生を使おうとしていました、最後は消息不明でどこかの湖に沈んで死のうとまで思っていました。

会社を辞め、この本に出会って、今までしてきた行動がいかに愚かだったか自覚できるようになりました。
読めば読むほど自分の中にあったモヤモヤした負の領域が言語化され、スッキリしていく感覚があります。
まだ途中までしか読んでいないので、
しっかりと最後まで読み、自分の行動を改め、
一歩を踏み出す「勇気」をなるべく軽く踏み出せるようになりたいです。

失敗を恐れず、行動できるような人になれるように。


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